『　我 慢 　』

⚠︎ 本 人 様 関 係 無 × × 真 似 ･ 通 報 × × nmmn amnv ⚠︎

❥ 𝑠 𝑡 𝑎 𝑟 𝑡 ❥

6限全てが終わり、下校時刻となった。

俺は毎日AkとPrと一緒に下校している。

2人で何処かへ行ってしまった。

大体想像は出来ている。

どうせここに戻って来る時にはもう結ばれているんだろう。

まぁ2人はお似合いだし、そもそも両思いなんだし。

そう強がっている自分がいる。

今にも叫び出したい癖に。

俺は2人の様子を見に行く事にした。

結構探したが、Akの声の大きさで直ぐ見つける事ができた。

廊下から盗み聞きしていると

なんて答えるんだろう。

どうせ「俺もAkが好き」とかだろう。

……それを俺が聞いたらどうなるんだ?

今まで我慢してきたものが爆発して壊れていくのか?

もう、生きる理由も見当たらなくなるんだろうな。

やっぱり嫌だ。

聞きたくない。

振り向いてくれないなんて最初から分かっていたけど

いざ聞こうとなると、足が震える。

なんでだろう。

なんで走ってるんだろう。

なんでこんなに苦しいんだろう。

なんで

泣いているんだろう。

なんでこんなに我慢しなくちゃならないんだろう。

なんで俺ばっかり、こんな目に合わなきゃいけないんだろう。

がしっ 　( 肩 ， 掴

急に肩を掴まれたと思って振り返ると

大好きな彼が居た。