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とても良いエピソードですね! 続きを楽しみにしています!
泣けます!続きが気になります!
俺と
丁子の出会いは
いつも通りの
辛い日だった
この日も
善にぃが
俺の代わりに
暴力を受けていた
そして
善にぃは
誰か来る日に
俺だけを
外に行かせる日が
たまにあった
それが
何かは俺は
知らなかった
にぃも
教えては
くれなかった
ただ
そういう日は
いつも
にぃに言われた
時間道理に帰ると
にぃは
ぐしゃぐしゃになった
布団の先の
部屋の角に
縮こまって
強く
強く
自分の体を
抱きしめていた
そんな時
決まって
心を捨てた
人形の様に
固まっていた
幼い十亀
幼い十亀
善
幼い十亀
ギュッ!!!
幼い十亀
善
決まって
俺を
抱きしめるんだ
強く
強く
何も言わず
幼い十亀
だから
俺も
静かに
抱きしめ返して
時間を
過ぎるのを待つ…
そして
今日も
それだった
幼い十亀
幼い十亀
幼い十亀
幼い十亀
幼い十亀
善
善
善
善
善
善
善
善
幼い十亀
幼い十亀
善
善
善
善
善
善
善
幼い十亀
幼い十亀
だから
俺はその日も
俺は
どこかで時間を潰していた
幼い十亀
テクッテクッ
幼い十亀
ガサッッ!!
幼い十亀
ガサガサ!!
幼い十亀
ヒュッッ!!
幼い十亀
ドッーン!!
幼い十亀
幼い兎耳山
幼い兎耳山
幼い十亀
幼い十亀
幼い兎耳山
幼い兎耳山
幼い兎耳山
幼い兎耳山
幼い十亀
幼い十亀
幼い十亀
幼い兎耳山
幼い兎耳山
亀ちゃんね!!
幼い十亀
幼い兎耳山
幼い兎耳山
幼い兎耳山
幼い十亀
幼い十亀
幼い十亀
幼い十亀
グイッ!!
幼い兎耳山
幼い十亀
わぁーー!!
そうやって
独りで
いる時に
丁子と遊ぶように
なっていた
いろんな所に行って
冒険したり
遊ぶ様になっていた
幼い兎耳山
幼い兎耳山
幼い兎耳山
幼い兎耳山
幼い十亀
幼い十亀
善
善
善
善
善
善
善
幼い兎耳山
善
善
ありがとうね
幼い兎耳山
幼い兎耳山
幼い兎耳山
幼い兎耳山
善
幼い十亀
幼い十亀
幼い十亀
幼い十亀
善
幼い兎耳山
幼い兎耳山
幼い兎耳山
幼い兎耳山
幼い兎耳山
幼い兎耳山
幼い十亀
善
幼い兎耳山
幼い十亀
そうやって
ずっと遊んでいた
幼い兎耳山
幼い十亀
善
善
幼い兎耳山
幼い十亀
善
2人
善
善
幼い兎耳山
幼い兎耳山
幼い十亀
幼い兎耳山
善
幼い兎耳山
幼い兎耳山
幼い兎耳山
幼い兎耳山
善
善
幼い兎耳山
幼い兎耳山
幼い十亀
幼い十亀
幼い十亀
そうやって
時間がまた
流れた
あの日
善にぃが
俺を
庇って
自分の
腕を
切り落とした
あの日から
また変わってしまった
腕をなくして
時々
襲う苦痛を耐える
日々
腕のないからと
善にぃを
下に見る
奴らの
視線や罵詈雑言
彼奴等は
面倒だからと
また
劣悪な環境に
俺達を
置いていった
そして
そこには
その
劣悪な環境に
丁子は
居た
ドッッン!!
幼い兎耳山
施設の大人
施設の大人
ドンッッッ!!
幼い兎耳山
幼い兎耳山
幼い兎耳山
ボタッボタ…
施設の大人
ガンッッッ!
幼い兎耳山
幼い兎耳山
幼い兎耳山
幼い兎耳山
施設の大人
幼い兎耳山
施設の大人
施設の大人
施設の大人
施設の大人
施設の大人
役立たずッ!!!
誰が
お 前 に!!
飯食わせてやってんだ?
親から要らないからって
捨てられた
お前に
誰が
飯食わせてやってだ
幼い兎耳山
幼い兎耳山
幼い兎耳山
ゔるせぇだよ!!
幼い兎耳山
幼い兎耳山
パッッッッッッッッッッッッン!!
…
…
…
幼い兎耳山
幼い兎耳山
?
施設の大人
善
施設の大人
善
幼い兎耳山
幼い兎耳山
幼い兎耳山
幼い兎耳山
幼い兎耳山
幼い兎耳山
幼い兎耳山
幼い兎耳山
施設の大人
施設の大人
施設の大人
施設の大人
幼い兎耳山
善
善
善
善
善
手を出さないで ください…
善
善
幼い兎耳山
善はその場に
土下座して
頼み込んだ
幼い十亀
俺は
それを
離れた所から
観てるしか
できなかった
俺も
代わりに
受けようとしたら
善にぃは
それを許さなかった…
その後すぐ
にぃは
別の部屋に連れて行かれた…
施設の大人は
子供を見る目を
していなかった
吐き気がした
全身にへばりつく様な
気持ち悪い感覚のする
表情を浮かべていた
それから
しばらく経ってから
大人は出てきた
そして
どこかに出かけた
男がここを
出ていったのを
確認して
俺達は
善にぃの居るであろう
部屋に向かった…
「善にぃ……?」
善
幼い十亀
絶対駄目だ…
幼い十亀
幼い兎耳山
善
善
善
幼い十亀
幼い兎耳山
幼い兎耳山
幼い兎耳山
幼い兎耳山
幼い兎耳山
幼い兎耳山
幼い十亀
善
丁子…
泣かないで…
幼い兎耳山
幼い十亀
善
善
丈夫大だよ…
善
善
善
善
善
善
善
分厚い障子の先の
静かな空間に
小さい
悲しみの音が
響いていた
俺達が
にぃの腕の代わりに
抱きしめて
あげたかった…
あの時
全部
全部
憎かった
俺のッッ!
何よりもッッ
誰よりもッッ!!
大切な
あの人を
なんで
なんで
傷つけるの…?
苦しめるの…?
善
善
善
善
善
善
善
善
善
善
善
善
は?
有り得ない
あり得るわけない
自分を
犠牲にして
俺達を守ってッッ
こんなに…
こんなにも……
俺達の事…
愛してくれてるのは…
あんた
だけなのに…
あんたは…
俺達を遠ざけた…
それすら…
俺達の為だった…
広い人脈が…
仲間が…
俺達の味方になるから…
独りが
一番嫌いなのは……
あんたなのに…
三人で暮らした時も
俺達を
学校に行かせるために…
必死に働いて
家計も支えて
自分の学費すら
大変なのに
あんたは…
風鈴に…
梅宮に付いていった
そして、
俺達は
兎耳山
兎耳山
十亀
十亀
兎耳山
兎耳山
兎耳山
兎耳山
十亀
「獅子党頭蓮」
兎耳山
兎耳山
十亀
兎耳山
兎耳山
「誰にも屈することなく自分を」
「押し通す」
「誓い」
兎耳山
力は自由に
なる為の
ものなんだって!
十亀
兎耳山
兎耳山
兎耳山
兎耳山
兎耳山
兎耳山
兎耳山
兎耳山
兎耳山
兎耳山
十亀
十亀
十亀
十亀
兎耳山
兎耳山
兎耳山
兎耳山
十亀
十亀
(⌒▽⌒)(#^^#)
そうやって
俺達は
獅子頭蓮に入った
モブB
モブA
モブA
モブA
モブA
モブA
モブA
モブA
兎耳山
鹿沼
有馬
兎耳山
兎耳山
鹿沼
鹿沼
ズイっ!
有馬
有馬
兎耳山
兎耳山
兎耳山
兎耳山
兎耳山
皆
十亀
十亀
十亀
十亀
十亀
十亀
十亀
十亀
十亀
十亀
十亀
十亀
十亀
兎耳山
兎耳山
兎耳山
兎耳山
兎耳山
兎耳山
兎耳山
鹿沼
有馬
皆
皆
兎耳山
兎耳山
皆
その頃の
丁子は強くて
誰よりも楽しそうで
信仰の意味を
そのまま体現してる
昔から
太陽みたいな奴だった
丁子は競争って
言ったけど
俺はそんな気はさらさら
なくて
元々
人というのが苦手
だった俺が
丁子といると
皆の輪に入れた
楽しかった
自由に
慣れた気がした
そんな丁子が
頭取に
成れば
チームは
もっといいものに
なれると思ってた
思っていた…
キー
バタッン!
十亀
ゴロゴロ…(雷)
…
十亀
(タッタッタ…)
十亀
十亀
十亀
ねぇ、亀ちゃん
兎耳山
兎耳山
十亀
十亀
兎耳山
兎耳山
兎耳山
十亀
兎耳山
全然
楽しく
ない
ポツッ
ポツッポツッ…
十亀
兎耳山
兎耳山
兎耳山
「チーム全体が」
「俺と同じ」
「ぐらい強く」
兎耳山
兎耳山
ゴロゴロォォォ
十亀
十亀
十亀
十亀
十亀
十亀
十亀
十亀
タッタッタ!!
十亀
「兎耳山さん!」
「十亀さん!」
十亀
モブA
モブA
モブA
モブA
モブD
十亀
十亀
十亀
十亀
十亀
タッン!!
ヒュッッ!
兎耳山
ダンッ!!!
モブA
兎耳山の蹴りが仲間に飛んだ
十亀
兎耳山
モブA
ドタンッ!
モブD
モブE
ポツッポツッポツッポツッポツッポツッポツッポツッポツッポツッポツッポツッポツッポツッポツッポツッポツッ
十亀
タッッッッ!
[ヤラれっぱなしで]
[帰って来たの]
踏みっ
モブA
兎耳山
兎耳山
十亀
兎耳山
[自由に]
兎耳山
十亀
兎耳山
兎耳山
ガシッ!
ビッシャッッッーーーーーーーーーーーン!!!!!!!
[獅子党頭には]
[いらない]
兎耳山
亀ちゃん?
兎耳山
十亀
十亀
十亀
十亀
十亀
「頭取は俺でしょ」
十亀
兎耳山
一番強いんだ…
自由なんだ…
誰も屈さない…
俺が決めるの…!
兎耳山
分からないなら…
出て行ってよ!
十亀
十亀
わかったよ…
十亀
十亀
十亀
十亀
俺がやる…
ギュッ…
十亀
十亀
兎耳山
皆と笑っててよ…
泥を被ると決めた…
太陽は
皆から
愛され なきゃいけない
例え
自由になる為の
力で
皆を縛る事に
成っても
今の獅子頭蓮を
存続させる
太陽が
また
顔を出すまでッ!
ダッッッン!!!
十亀
桜
ドンッッッッ!
十亀
十亀
楡井
蘇枋
柊
杉下
梅宮
モブD
モブD
モブE
善
十亀
桜
桜
桜
十亀
十亀
十亀
桜
桜
十亀
桜
何がしてぇんだよ
十亀
兎耳山
十亀
兎耳山
本当…
何がしたいんだろね
ねぇ
にぃ
俺…
本当に
何がしたいんだろ
善
善
善
善
善
条…………