テラーノベル
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私は目を覚ました。
広がっていた光景は…
零
みんなが私の周りで寝ている姿
目元を見ると少し赤いような…
零
帰ってきたんだ
やっと
帰って来れたんだ
…実感、してる
感覚がある
生きてる
零
なんだか分からないが涙が出てくる
良かった
良かったよ
戻って来れて
嬉しくて
喜ばしくて
涙が出てきてしまう
零
私の近くで泣き疲れて寝ている兄様の頭を優しく撫でる
五条 悟
零
ずっと私の近くに居てくれたのかな
ずっと私のために泣いてくれてたのかな
ありがと
兄様
ガタッと音がした
なんの音だろうと思い
音のした方へと視線を向けた。
零
家入 硝子
零
硝子がたっていた。
硝子の目元はいつも以上に隈が酷い
寝ていないんだろう
何日寝ていないのか
煙草もいつも以上に吸っているのか?
そうじゃなきゃこんな疲れ果てた顔になるはずないし
硝子には長生きして欲しいのに。
でも、今はそれじゃない…
今、硝子に掛ける言葉は…
零
零
家入 硝子
硝子の目には涙がたまる
我慢しなくていいのに
てか、「おかえり」ぐらい言ってよね
私が「ただいま」って言ってるんだから
硝子の「ただいま」の反対は「馬鹿野郎」なんですか?!
家入 硝子
零
硝子の声
なんだが久々に感じる
なんでだろうな
硝子…
兄様
馬鹿だなぁ…
もっと、もっと…
早く帰ってくれば良かった。
そうすればこんなにもみんなに悲しい思いをさせなくて済んだのに
でも
でもね
こんな私が居るの
心配して貰えてちゃんと価値があることをしれて嬉しいと思う自分が
最低だよね
でも、感じちゃうの
私に価値があるか
でもさ、今思った。
兄様の妹ってだけで私に価値あるじゃん
兄様に愛されて
硝子に愛されて
フェイという最高の恋人が出来て
恵に恋心を抱かれ
同級生に恵まれ
後輩に恵まれた
そんな私が価値がない?
そんなわけがなかったんだよ
滅茶苦茶価値があった。
零
今は再会に
感謝をするだけ。
家入 硝子
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