シャークん
俺は足元を見下ろす。
シャークん
シャークん
冷たくなったそれは、 もう二度と動かない。
人の心臓を停止させることを、 俺はなぜ躊躇なくできるのだろう?
シャークん
ゆっくりと、月が満ちる。
青白い月光に照らされた俺の体は、 対象的な色に塗れて佇んでいた。
ぬるぬるして気持ちが悪い。
でも、ゾクゾクするような快感。 俺は、そう。
俺は人を殺すのが楽しい。
シャークん
帰ろう。
この不快感と快感でできた赤い液体を ぬぐい去るために。
暗殺。
戦いじゃない。 殺すことが前提の、仕事。
なぜ、俺は
俺の心は
人を殺すのが楽しいと 思えるのだろう。
シャークん
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
……。
シャークん
シャークん
シャークん
Broooock
スマイル
シャークん
Broooock
スマイル
きりやん
スマイル
きりやん
スマイル
Broooock
シャークん
なぜ、 仲間の前では笑顔になれるのだろう。
シャークん
俺は、
シャークん
俺は、
スマイル
俺は人を殺すのが楽しいんだ。
Broooock
任務中、Broooockがふと口を開く。
Broooock
シャークん
その内容に俺はしどろもどろになる。
シャークん
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
シャークん
シャークん
シャークん
「Broooockとは逆の悩みなんだ」 とは言えない。
シャークん
Broooock
Broooockの顔から表情が消える。
Broooock
Broooock
シャークん
心臓がドキドキする。
今だって、
誰かを殺したくて、 息の根を止めたくて仕方がない。
どうしようもない衝動に駆られる。
多分、この衝動は病的なものだ。
いつか、俺はおかしくなってしまうのかも知れない。
そう、思わしめるほどに、俺は。
???
シャークん
Broooock
???
???
???
???
Broooock
シャークん
シャークん
???
この瞬間が好きだ。
断末魔と血飛沫。
雷が落ちたかのような心の乱れ。
シャークん
Broooock
Broooock
その躊躇いがちな声に、 一気に精神が引き揚げられた。
シャークん
シャークん
Broooock
Broooock
シャークん
Broooock
シャークん
Broooockは俺の顔を覗き込む。
透き通るような空色。
俺はその空の中に、血を求めている。
シャークん
大丈夫。
俺は壊れた殺人鬼なんかじゃない。
だから、もう一度繰り返す。
シャークん
Broooock
Broooock
Broooock
シャークん
シャークん
シャークん
なぜBroooockが俺の横で 寝ているかと言いますと、
Broooock
Broooock
シャークん
という理不尽な要求に応えたため。
半分は俺のせい☆
Broooock
シャークん
シャークん
シャークん
俺はBroooockの枕と俺の枕を 両耳に当てて、目を瞑った。
…………
………
……
…
Nakamu
Nakamu
Nakamu
シャークん
Nakamu
Nakamu
あれ、俺は何をしてるんだっけ?
きんとき
きんとき
シャークん
きんとき
きんとき
きんとき
敵の声が煩くて頭が痛い。
シャークん
スマイル
シャークん
スマイル
スマイル
ああそうだ、思い出した。 俺は敵を殺してるんだ。
きりやん
きりやん
きりやん
シャークん
シャークん
血を流して倒れているのは、
シャークん
気が付くと仲間だった。
Broooock
シャークん
Broooock
Broooock
シャークん
いつの間にかBroooockがいた。
にこりと笑ってそう告げる。
そうか、
俺はただの壊れた殺人鬼なんだ。
仲間さえ殺しかねない、 最低な…………
シャークん
俺は………………
シャークん
Broooock
シャークん
シャークん
シャークん
Broooock
シャークん
シャークん
シャークん
俺が殺してきた人間たちが、
仲間と重なって消える。
それが現実になるくらいなら、
俺は……。
シャークん
シャークん
シャークん
シャークん
そう呟くと涙が溢れる。
血も涙もない壊れた化け物でも、
悲しくなると涙が出る。
そんな当たり前のことを、 今更思い出した。
この海に飛び込んだら、 冷たいだろうか。 息はできるだろうか。
別にどうでもいい。
だって、俺は、壊れた殺人鬼だから。
取り返しのつかない所へ 足を踏み出そうとしたとき…
Broooock
Broooock
Broooock
シャークん
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
シャークん
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
シャークん
シャークん
シャークん
Broooock
Broooock
Broooock
シャークん
シャークん
シャークん
Broooock
その瞬間、 ぱしっ、と乾いた音がした。
遅れて、頬に鋭い痛みが走る。
そこで、俺はBroooockに叩かれたのだと気付いた。
思わずBroooockを見上げる。
シャークん
Broooock
シャークん
Broooock
シャークん
Broooock
シャークん
シャークん
Broooock
Broooock
Broooock
シャークん
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
シャークん
シャークん
シャークん
Broooock
シャークん
Broooock
シャークん
そう言って、笑い合う。
Broooock
Broooock
シャークん
Broooock
シャークん
シャークん
シャークん
Broooock
シャークん
明日はゆっくり眠れるよ。
……To be continued
コメント
17件
あ〜、泣ける〜