コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
怜
桜
怜
桜
怜
桜
怜
桜
LINEのやり取りが終わり、スマホをポフッとベッドの上に投げた
明日の日にちを見てもカレンダーは真っ白で予定なんてなかった
桜
桜
私はお兄ちゃんに恋をしていた
頼りになって、優しくって、かっこいいお兄ちゃんに恋をするなという方が無理だろう
もちろん、お兄ちゃんは学校でもモテるわけで、私になんか勝ち目はなかった
桜
机の上を見たらお兄ちゃんと二人で撮った写真があった
二人とも、楽しそうに笑ってる
桜
ピコンという音がなり、その方を見るとケータイが光っていた
桜
怜
怜
何気ない優しさに胸がキュッとしまった
桜
しばらくしてまた、ケータイがピコンとなった
怜
そんな、LINEのやり取りを見ているだけで胸が高鳴るのはおかしいのだろうか
何気ない、お兄ちゃんの優しさに触れて
少しのことでも嬉しくなって
どんどん好きになってしまう
桜
いけない感情だからこそ、捨てきれず、ずっとお兄ちゃんを思ってしまう
桜
桜
声は、誰の耳にも届かず虚空に消えていった