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隣の席の貴方〈完成〉

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隣の席の貴方〈完成〉

第1話 - 隣の席の貴方〈完成〉

300

2018年06月24日

#恋愛

新城真理亜

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300

新城真理亜

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私は恋をしたことがなかった。

友達がしてるのをみてるだけだった。

だから、恋する気持ちなんてわからなかった。

そんな私にわかる日が来るなんて、思ってもいなかった。

あれは、最後の席替えの日。

大杉夏実

嘘～

大杉夏実

恵と美鈴と席離れた～

柴田恵

仕方ないよ

大杉夏実

うぅぅ

野山美鈴

同じクラスなんだし

野山美鈴

すぐ話せるじゃん！

大杉夏実

何で、美鈴そんなに嬉しそうなのよ～

柴田恵

夏実そんなの当たり前じゃない！

柴田恵

美鈴は、静樹と隣の席のなんだから～

野山美鈴

恵！いちいち言わなくていいよ！

静樹蓮

いちいち言えよ

静樹蓮

寂しいだろ

野山美鈴

ちょっと！蓮！勝手に入らないでよ!!

静樹蓮

べつにいいだろ

杉野琢磨

相変わらずだね。蓮と美鈴ちゃんは

柴田恵

琢磨！

杉野琢磨

恵。席離れたな

柴田恵

そうだね。でも、休み時間遊びに行くから！

杉野琢磨

待ってるよ

恵と杉野。

美鈴と静樹。

は、それぞれ付き合ってる。

私だけなんだよね。彼氏いないの。

まぁ、好きな人もいないけど。

大杉夏実

はぁ～

河野祐輔

大杉さん大丈夫？

大杉夏実

うん、大丈夫

河野祐輔

そう

隣の席の河野祐輔。

私は話しやすくて友達として好きなんだけど、皆からちょっと嫌われてるんだよね。

河野祐輔

離れちゃたの？

大杉夏実

え？

河野祐輔

席。柴田と野山と。

大杉夏実

うん。そう。まぁ、あの二人は彼氏いるし、寂しくないんだろうけど

河野祐輔

ふーん

大杉夏実

河野は？

河野祐輔

俺はべつに一緒になりたい奴なんていねぇし。

大杉夏実

そうなんだ。

河野祐輔

ああ。

そうこうしている間に先生が入ってきて、授業が始まった。

大杉夏実

ねぇ、さっきから何してんの？

河野祐輔

ん？あー鉄砲作ってる。

大杉夏実

鉄砲？紙で？

河野祐輔

そう。こういうの作るのは男のロマンだから。

大杉夏実

何それ

河野祐輔

男のロマン。男が一回は見る夢さ。

大杉夏実

・・・

河野祐輔

なんか、言ってよ

大杉夏実

何言えばいいのよ

先生

そこ、うるさい

大杉夏実

すみません

河野祐輔

すみません

大杉夏実

怒られちゃたじゃん！

河野祐輔

俺のせいじゃねぇし

大杉夏実

逃げるな！

河野祐輔

は、は、は、ごめんごめん

大杉夏実

む、むかつく。

そんな会話が続いてた。

ある日私は、風邪を引いて学校を休んだ。

そのつぎの日。

河野祐輔

大杉さん風邪大丈夫？

大杉夏実

うん、大丈夫

河野祐輔

そっか。

河野祐輔

ノート見る？

大杉夏実

見ていい？

河野祐輔

いいよ

大杉夏実

ありがとう

授業中に、お喋りとか私は一生しないって思ってた。

でも、とっても楽しいんだよね。

河野と話すの。

河野祐輔

なぁ紙余ってない？

大杉夏実

は？紙？

河野祐輔

無くなったから

大杉夏実

なら、やめなよ

河野祐輔

授業受けんのめんどくせぇじゃん

大杉夏実

受けようよ

河野祐輔

なら、落書きする

大杉夏実

・・・

大杉夏実

それほど、受けたくないの？

河野祐輔

あの先生嫌いだし

大杉夏実

好きな先生いるの？

河野祐輔

・・・いねぇ

大杉夏実

一緒じゃん！

河野祐輔

まぁ、そういうこと

こうやって、授業を受けない。

前まではあり得ないって思ってた。

だけど、話してたら受けるきなくすんだよね。

大杉夏実

何書いてんの？

河野祐輔

武器

大杉夏実

でしょうね

河野祐輔

大杉さん武器で書いてほしいのない？

あるわけないでしょ！

河野祐輔

適当に言って

大杉夏実

じゃあ、弓矢

ほんとに書けんの？

河野祐輔

弓矢か・・OK！

大杉夏実

いいんだ

河野祐輔

え？何で？

大杉夏実

なんでもない

声に出しちゃた・・・

野山美鈴

夏実～うぅ

大杉夏実

どうしたの？

柴田恵

静樹と喧嘩したんだって

大杉夏実

え？

野山美鈴

授業中暇だったから遊んでたの～

野山美鈴

そしたら～

野山美鈴

うぅぅぅ

大杉夏実

今話せそうにないね

柴田恵

うん

大杉夏実

美鈴

大杉夏実

落ち着いてから話して

野山美鈴

わかったぁ～

柴田恵

ちょっと保健室連れていってくるわ

大杉夏実

うん、お願いね

恵が美鈴を保健室に連れていった。

大杉夏実

美鈴大丈夫かな？

河野祐輔

あれは、大変そうだな

大杉夏実

え？居たの？

河野祐輔

居たら悪いのかよ

大杉夏実

いや、いつも休み時間いないから

河野祐輔

今日は座っとこと思って

大杉夏実

そうなんだ

河野祐輔

なぁ俺達って友達だよな？

大杉夏実

え？そうなんじゃないの？

河野祐輔

だよな

河野祐輔

ならさ、友達なのに

河野祐輔

俺大杉さんって呼んでるからさ

河野祐輔

呼び方変えたいと思うんだけど

河野祐輔

いい？

大杉夏実

別にいいよ

河野祐輔

じゃあなっちゃん！

大杉夏実

早くない？決めてたの？

河野祐輔

うん、俺だけの呼び名

大杉夏実

え？

河野祐輔

遊ぶための

大杉夏実

おい

河野祐輔

なっちゃんも変えていいよ

河野祐輔

河野じゃなくてさ

大杉夏実

ならゆっちゃん

河野祐輔

えーゆっちゃん？

大杉夏実

お返し

河野祐輔

別にいいけど

河野祐輔

お返しに、なってんの？

大杉夏実

しらなーい

河野祐輔

なっちゃんさラインしてる？

大杉夏実

うまいこと話変えたな

大杉夏実

してるよ

河野祐輔

じゃあさ

河野祐輔

交換しよ

大杉夏実

いいよ

河野祐輔

あーID覚えてねぇわ

河野祐輔

明日書いてくる

大杉夏実

うん、ありがとう

河野祐輔

おう

そして、次の日。

河野祐輔

はい、ID入れれたらメッセージして

大杉夏実

うん

大杉夏実

ありがとう

河野祐輔

おう

〈ラインの夏実&恵&美鈴の三人のグループ〉

野山美鈴

みぃちゃた！みぃちゃた！

柴田恵

確実にみた！

大杉夏実

何が？

野山美鈴

とぼけてますよ恵さん！

柴田恵

そうですねー

大杉夏実

二人ともなんなの？

野山美鈴

河野と～いい感じじゃない～

柴田恵

今日なんかラインのID渡してもらっててさ

柴田恵

私が言ったとき

柴田恵

絶対無理って言われたのに～

野山美鈴

(笑)恵には杉野がいるじゃん

柴田恵

まぁそうなんだけど！

大杉夏実

楽しそうだね

野山美鈴

当たり前じゃない！

野山美鈴

夏実に、彼氏ができるチャンスなのに！

柴田恵

まぁ、夏実が、好きかどうかだけど

大杉夏実

二人とも簡単に言うけど

大杉夏実

好きってどんな気持ちなの？

野山美鈴

おー!!ヽ(ﾟдﾟヽ)(ﾉﾟдﾟ)ﾉ!!

野山美鈴

気になるのかい？

柴田恵

あっても、気づかないだけかも、知れないし

柴田恵

いいんじゃない？

柴田恵

知ってても

野山美鈴

そうそう！

野山美鈴

まぁ、説明は恵に、任して！

野山美鈴

デート行ってきまーす！

大杉夏実

え？誰と？

野山美鈴

決まってるじゃん！連とだよ！

大杉夏実

仲直りしたの？

柴田恵

してたんだ

野山美鈴

ごめんねー言ってなくて

野山美鈴

行ってきまーす

柴田恵

行ってらっしゃい

大杉夏実

楽しんでね

野山美鈴

はーいヽ( ・∀・)ﾉ

〈ラインの夏実&恵の二人の個人〉

大杉夏実

良かったね

柴田恵

ほんとにね

柴田恵

さぁ、説明しましょ

大杉夏実

覚えてたんだ

柴田恵

当たり前じゃない

大杉夏実

ふーん(゜-゜)

柴田恵

好きっていう気持ちはね

大杉夏実

うん

柴田恵

その人といると胸がドキドキ💓するの。

柴田恵

そして、その人が、違う女の子と話していると

柴田恵

胸が痛くなったりするの。

大杉夏実

そうなんだ

柴田恵

ない？そんな気持ち

大杉夏実

わかんない

柴田恵

そっか

柴田恵

きっとわかるときが、来るよ

大杉夏実

うん

柴田恵

ところでさ

柴田恵

登録したの？

大杉夏実

何を？

柴田恵

河野のライン

大杉夏実

あっ

柴田恵

さっさとしてこい！

大杉夏実

は、はい!!

〈ラインの夏実&祐輔の二人の個人〉

大杉夏実

ゆっちゃん

大杉夏実

追加したよ

大杉夏実

遅くなってごめんm(__)m

河野祐輔

おせぇよ

河野祐輔

忘れてただろ

大杉夏実

うん

大杉夏実

ごめんねm(__)m

河野祐輔

だろうと思った

河野祐輔

なっちゃんのを聞いとけば良かったって思った。

大杉夏実

ほんとごめん。

河野祐輔

気にすんな！

河野祐輔

ちゃんとしてくれたんだしな

大杉夏実

ありがとう

河野祐輔

おう

〈ラインの夏実&恵の二人の個人〉

柴田恵

どう？

大杉夏実

待ってた

柴田恵

あらら

柴田恵

怒られた？

大杉夏実

ううん

大杉夏実

だろうと思ったって

柴田恵

へぇー河野わかってるんだ

大杉夏実

え？

柴田恵

なんでもない

柴田恵

ふふふ

大杉夏実

もう！何よ！

それから、しばらくしたある日。

ゆっちゃんが、休んだ。

すっごく寂しくて、授業中もゆっちゃんのことばっかり考えてた。

野山美鈴

夏実大丈夫？

大杉夏実

うん、大丈夫

柴田恵

元気無さすぎ

柴田恵

話なさい！

野山美鈴

そうそう！隠し事はなしだよ！

柴田恵

ラインでもいいから

大杉夏実

帰ってから話す

野山美鈴

OK！

柴田恵

了解！

〈ラインの夏実&恵&美鈴の三人のグループ〉

野山美鈴

さぁ、話してね！

柴田恵

どうしたの？

大杉夏実

あのね

大杉夏実

今日ゆっちゃん休みだったでしょ？

野山美鈴

ゆっちゃん？

柴田恵

もしかして、河野のあだ名？

大杉夏実

あっうん。

大杉夏実

この前

大杉夏実

大杉さんって呼んでたから呼び方変えたいらしくて

大杉夏実

ほんで、なっちゃんって呼ぶって言うから

大杉夏実

私はゆっちゃんって呼ぶねって

柴田恵

なるほどね

野山美鈴

えーいい感じじゃん！

野山美鈴

二人だけの呼び名って憧れる！

柴田恵

話変わったね

野山美鈴

ほんとだ

柴田恵

戻ろっか

大杉夏実

うん

野山美鈴

で？どうして元気なかったの？

大杉夏実

なんか、寂しくなって

柴田恵

え？

野山美鈴

？？

大杉夏実

授業中もなんかずっとゆっちゃんのこと考えてた。

大杉夏実

二人とも知ってると思うけど

大杉夏実

私、授業中に話したりするの苦手というかしないじゃん？

大杉夏実

なんか、話すのが当たり前みたいになってて

大杉夏実

今日寂しかったの

野山美鈴

夏実～

柴田恵

おめでとう

大杉夏実

え？え？

野山美鈴

夏実～それはね！

柴田恵

恋だね

野山美鈴

恋してるね！

大杉夏実

え？恋？私が？

柴田恵

それは、恋だよ

野山美鈴

そうそう

野山美鈴

夏実の恋か

柴田恵

初恋叶うといいね

大杉夏実

ちょっと！二人とも勝手に話続けないでよ！

野山美鈴

ふふ

柴田恵

バレンタインにでも、告白すれば？

野山美鈴

そうだね！

野山美鈴

頑張れ！夏実！

大杉夏実

頑張ろうかな

野山美鈴

おー！

柴田恵

手伝ってあげるよ！

大杉夏実

え？いらないよ！

柴田恵

夏実のことだから、買うつもりでしょ？

大杉夏実

ギクッ(゜゜;)

野山美鈴

それは、ダメ🙅

野山美鈴

手作りじゃないと！

柴田恵

だから、手伝ってあげる！

大杉夏実

じゃあ、お願いします

野山美鈴

OK！

柴田恵

もちろんよ！

二人のおかげで気づいた。

私の初恋。

貴方に届けばいい。

この気持ち

届いてゆっちゃんに！

大杉夏実

もう少しで完成！

野山美鈴

夏実！落ち着いて！

柴田恵

焦っちゃダメよ！

大杉夏実

う、うん。

飾り付けに、ドキドキして、震えてる私に二人は声をかけてくれた。

大杉夏実

で、で、出来た！

野山美鈴

おおー！

柴田恵

いい感じじゃない！

野山美鈴

明日が楽しみだね！

柴田恵

ほんとね

大杉夏実

うん、でも、ふられるかもしれないよね

野山美鈴

そうだね・・・

柴田恵

ふられてもいいじゃない

大杉夏実

え？

野山美鈴

え？

柴田恵

夏実は、勇気を出して、気持ちを伝えたんだよ

柴田恵

それが、マイナスになることなんかない。

柴田恵

もしも、ふられても勇気に変えれる。

柴田恵

夏実は、一つ強くなれる。

野山美鈴

そうだね！そうだよ！夏実！

大杉夏実

うん！ありがとう二人とも

大杉夏実

大好き！

野山美鈴

嬉しい！私も二人が大好き！

柴田恵

私も好きよ

柴田恵

でも、それを言ったら美鈴

柴田恵

静樹が、すねちゃうよ

野山美鈴

あははそうだね！

柴田恵

頑張ってね！夏実

野山美鈴

頑張れ！

野山美鈴

結果明日の放課後報告してね

柴田恵

約束だよ！

大杉夏実

うん！もちろん！

大杉夏実

私、頑張る！

河野祐輔

なっちゃんおはよう

大杉夏実

おはよう

大杉夏実

ゆっちゃん

やばい(゜゜;)緊張する！

河野祐輔

どうした？

大杉夏実

な、なんでもないよ

河野祐輔

そっか、無理すんなよ

大杉夏実

え？うん

河野祐輔

すぐ無理しそうだもんな

河野祐輔

なっちゃんは

大杉夏実

かもね

河野祐輔

今日は、正直だね

大杉夏実

うるさい

河野祐輔

ごめんごめん

大杉夏実

ねぇ、ゆっちゃん

河野祐輔

ん？

大杉夏実

今日の放課後ちょっとだけ時間ある？

河野祐輔

何で？

大杉夏実

話したいことがあるの。

河野祐輔

いいよ。

大杉夏実

忘れないでね

河野祐輔

忘れるのはなっちゃんだろ！

大杉夏実

うるさい！

河野祐輔

は、は、は、

柴田恵

夏実

大杉夏実

恵、美鈴

野山美鈴

頑張れ！

柴田恵

勇気出して！

大杉夏実

うん！言ってくるね

私はゆっちゃんに来てって言った、屋上に向かった。

大杉夏実

え？

そこには、ゆっちゃんの姿があった。

大杉夏実

もう、来てたの？

河野祐輔

呼び出しといておせぇよ

大杉夏実

ごめんごめん

河野祐輔

まぁ、いいけどさ

河野祐輔

で、なんだよ

大杉夏実

あのね

河野祐輔

うん

大杉夏実

あの、その

河野祐輔

落ち着けよ

河野祐輔

一回息はけ

大杉夏実

うん

大杉夏実

はぁー

大杉夏実

もう大丈夫

河野祐輔

そっか

大杉夏実

あのね

大杉夏実

私、最初はゆっちゃんが、話しかけてくるの正直ね

河野祐輔

うん

大杉夏実

鬱陶しかったんだ

河野祐輔

まじか

大杉夏実

でもね、今ではねとっても楽しみなの

河野祐輔

え？

大杉夏実

学校に行く目的が、ゆっちゃんと話すことに変わってた。

河野祐輔

・・・

大杉夏実

ゆっちゃんが、休んだ日

大杉夏実

私、とっても、寂しかったの。

河野祐輔

・・・

大杉夏実

そのときにわかったの。

大杉夏実

私、ゆっちゃんこことが好きだって。

河野祐輔

・・・

大杉夏実

ゆっちゃん好きです

大杉夏実

私と付き合ってくれませんか？

河野祐輔

・・・

大杉夏実

そうだよね！無理だよね

大杉夏実

無理なら無理って言ってくれて大丈夫だよ！

どうしよ、泣いちゃう。

泣きたくないのに。

でも、やっぱり無理だ

大杉夏実

じゃあね、ごめんね

大杉夏実

呼び出して

河野祐輔

マジで？

大杉夏実

え？

河野祐輔

なっちゃん俺のこと好きなの？

大杉夏実

うん

河野祐輔

なんだ、そうだったんだ。

河野祐輔

なさけねぇ

そう言ってゆっちゃんは、座り込んだ。

大杉夏実

どうしたの？

河野祐輔

俺、恋人未満だと思ってた。

河野祐輔

なら、ちゃんと言えば良かったな。

大杉夏実

え？

河野祐輔

俺さお前に

河野祐輔

俺達って友達だよな？って聞いたことあるじゃん？

大杉夏実

うん。

河野祐輔

あの時から

河野祐輔

俺はお前が好きだった。

大杉夏実

え

河野祐輔

でも、お前の中で俺は友達なんだと思って黙ってた。

河野祐輔

俺も勇気出して言えば良かったな。

河野祐輔

あの時に

河野祐輔

もう今頃おそいか

大杉夏実

おそくないよ

河野祐輔

いや、おそい

大杉夏実

おそくない

河野祐輔

だって、俺から告白したかったんだもん

河野祐輔

まぁ、俺が最初ってことでいっか

大杉夏実

え？え？

河野祐輔

好きだ。

河野祐輔

夏実、俺と付き合ってくれない？

大杉夏実

よろこんで

私は泣いた。

でも、それは

幸せの涙。

河野祐輔

夏実も呼び捨てで呼べよ

大杉夏実

えー

河野祐輔

呼べ

大杉夏実

えー

河野祐輔

呼べ！

大杉夏実

えーー

河野祐輔

呼べって！

大杉夏実

祐輔

河野祐輔

呼・・

大杉夏実

呼んだよ

河野祐輔

そうだな

大杉夏実

祐輔世界で一番大好き！

河野祐輔

俺も好きだよ。

河野祐輔

夏実以上に。

柴田恵

おめでとう！夏実！河野！

河野祐輔

？？

大杉夏実

え？

野山美鈴

ほんとにおめでとう！

静樹蓮

新カップル成立だな

杉野琢磨

そうだな

大杉夏実

ちょっと何してんの？

河野祐輔

マジ何してんの？

柴田恵

み

野山美鈴

は

静樹蓮

り

杉野琢磨

だよ！

大杉夏実

バカ～！

河野祐輔

お前らな

私はとっても、幸せです。

大杉夏実

貴方の

柴田恵

皆の

野山美鈴

君の

静樹蓮

恋が

杉野琢磨

叶いますように

河野祐輔

勇気出して

先生

挑戦してみてね！

私達のように幸せな日々を見つけてね！