アミ
!
アミ
わっ私……?
秀
そうだろ?
アミ
…
秀
違うんなら、違うって言えよ
アミ
……
秀
おい
アミ
……バカッ‼︎
ダダダッ
アミ
(……なんでよ!なんで、分かんのよ!)
アミ
(……バカ、バカ、バカッ!)
アミ
(……そっけない態度。)
アミ
(……怒ったような声。)
アミ
(……1つも変えることのない無表情なだけの顔)
アミ
(……どれも、どれも、)
アミ
アミ
(……辛いよ。)
アミ
(……嫌。)
アミ
(……もう嫌‼︎)
ドンッ
アミ
うわぁ!
浩大
うおっ!
アミ
いてて……
アミ
……あっ、ご、ごめんなさい!
浩大
大丈夫、大丈夫😅……ってか、なんで敬語な…………。
浩大
……ええ⁉︎なっ、
浩大
なんで、泣いてんだ⁉︎
アミは泣いていた
アミ
………っ、
浩大
えっ、あっ、ご、ごめん!
浩大
い、痛かったか…?ホントごめん🙏
浩大
わざとじゃないんだ!
浩大
えっ、えーーと、
浩大
保健室、行くか……?
アミ
………っ、いい‼︎
浩大
え…?
アミ
…うっ、いっ、行かない!
アミ
……痛くて泣いてる訳じゃないから、
アミ
……大丈夫っ、
浩大
…でっ、でも!
アミ
……いいっ!
タタタッ
浩大
あっ、おいっ!
浩大
アミ……
浩大
〜〜〜〜!
浩大
…何してんだ、俺は…………。
浩大
……クソッ……
タタタッ
アミ
(はあっ、はあっ)
アミ
(……トイレに逃げ込んだけど。)
アミ
(…もう………)
アミ
…無理だよ。
浩大
……何が?
アミ
!
アミ
こ、浩大!
アミ
な、に聞いてんの!
アミ
女子トイレだよ!
浩大
……鼻声。
アミ
!
浩大
……まだ泣いてんの?
アミ
…なっ、泣いてないしっ!
浩大
…でもさっき会った時………
アミ
泣いてないってば!
アミ
………変なこと言わないで………っ、
浩大
…
アミ
いいからどっか行って。
浩大
……ゴメン。
休み時間
浩大
……おい、秀。
秀
……なに。
浩大
……お前、アミ泣かせたろ。
秀
…だから何の話。
浩大
……とぼけんなよ!
秀
…
浩大
……アミを振ったのか?
秀
!
浩大
……やっぱりか。
秀
……違う。俺は…
浩大
……もう一度言う。
浩大
……泣かせたか?
秀
…
浩大
…もういい。秀。
秀
!
浩大
お前はアミに近づくな。
秀
…なっ、何言って…
浩大
…じゃあな。
秀
おいっ!
秀
アイツ………
昼休み
ハル
……アミ。
アミ
…
ハル
…ゴメンね。無責任なこと言って。
ハル
…でも私、ホントに良いコンビだと思ったんだよ。
ハル
それはホントだよ。
アミ
……うん。
アミ
…わかってるよ。
アミ
…ハルは嘘つかないもん😆
ハル
…アミ。ホントにごめんね。
アミ
…ううん。大丈夫。
アミ
フラれたわけじゃないから。
ハル
…うん。ホントにごめ…………
ハル
ええええ⁉︎
アミ
うっ、うるさい、ハル………
ハル
ええええ⁉︎すっかりフラれたんだとばかり……
アミ
一応、フラれてはいないよ。😅
ハル
なんだ……よかったあ…
ハル
……でもじゃあ、なんでそんな落ち込んでるの…?
アミ
……私のチョコがバレた。
ハル
???
ハル
……言ってる意味がわからん😅
アミ
…だからー
アミ
…名無しのチョコが、私のだってバレたの😭
ハル
……へ?
ハル
…なんで名無しなのー😑
アミ
……いや、恥ずかしいじゃん。
ハル
……それ、あげてる意味なくね〜😑
アミ
ある、ある!😅
ハル
…でも、バレて良かったんじゃない?
アミ
…なんで?
ハル
…だって、アミは秀のことが好きって、知ってもらえたんだから。
アミ
…結果オーライってやつ?
ハル
そうそう!
アミ
……でも、ダメだったら?
ハル
……その時はその時で、また友達として…
アミ
ハル、軽い😭
ハル
……ゴメン。😅
ハル
……まあ、アミは大丈夫だって!
アミ
そうかなあ😭
ハル
うんうん!
ハル
心配しないで、思い切って話しかけてみなよ!
アミ
……うん
ハル
じゃねー👋
アミ
(……もう一回、いたずらしてみよっかな。)
放課後
アミ
(……もしかしたら、拒絶されるかもしれない。)
アミ
(…でも。)
アミ
(……辛い人生送るより、挑戦して悔いの残らない人生の方が。)
アミ
(いいに決まってる。)
アミ
(……よし。)
アミ
秀……!
浩大
あっ、アミじゃん!
アミ
!
アミ
(……何を言うつもりなんだろう……)
アミ
何……?
浩大
そんな嫌そうな顔すんなよ!
浩大
友達だろ〜?
アミ
(……浩大は苦手だ。)
アミ
用がないなら……
浩大
待って、待って!
浩大
……あの、突然で悪いんだけどさ………
アミ
…
浩大
……俺と付き合わないか。
アミ
!!!
アミ
な、何言ってんの……!////
浩大
…本気だから。
アミ
カアアッ////
アミ
(……本気だ…。真剣な顔してる……)
アミ
(……でも)
アミ
ごめん。
浩大
!
浩大
……なんで。
アミ
…………
浩大
……なんで!
アミ
………嫌だから
浩大
どこが!
浩大
なんで!
秀
……おい、浩大………!
浩大
…秀………!
アミ
(………秀が来た。)
アミ
(本当なら、嬉しいはずなのに。)
アミ
(…嫌だ。)
アミ
(…………怖い。)
アミ
(……拒絶されそうで。)
浩大
なんだよ、秀………!
秀
お前の怒鳴り声が聞こえたから来てみれば…!
秀
チラッ
アミ
!
アミ
(……こっちを見た…?)
秀
とりあえず、浩大は帰れ。
浩大
なんでだよ!
秀
お前のせいで、ややこしくなるんだよ!
アミ
(ややこしくなる…?)
アミ
(……そういえば、秀と浩大って、何かと競ってたような。)
秀
だから、今日は帰れ。
浩大
……分かったよ。
タッタッタッ
アミ
(……ふう。……やっと帰ってくれた。)
秀
アミ。
アミ
!
秀
お前も帰れ。
アミ
(ズキっ)
アミ
……たくない。
秀
?なんて…
アミ
……秀に言われたくないっ!
秀
!
秀
……ごめん。
秀
俺がいるから、ややこしくなるのかな。
アミ
……え?
秀
…じゃあな。
アミ
ちょっ、待って!
秀
お前がくれたチョコ、上手かったぞ。
アミ
(キュン。)
秀
あと……
アミ
?
秀
嬉しかった。
アミ
(…ズキッ)
アミ
(……何してるんだろ、私……)
アミ
(……私が一番、秀を傷つけてる!)
アミ
(…私が……!)
アミ
私っ!
秀
!
アミ
秀のこと、誰よりも好きだからっ!
秀
…!
秀は驚いた顔をしていた
アミ
あの時っ、助けてくれてありがとう!
アミ
ホントに、逃げちゃってごめん…
アミ
…ホントに、傷つけて、ごめん……
アミ
ホントに、ごめん……っ、
ポロッ
アミ
……っ、…………
秀
アミ!
秀
俺も、ごめん…
秀
俺……っ、俺も、
秀
アミのこと、誰よりも好きだから。
アミ
!
アミ
……ホントに?
秀
うん。
アミ
……ホントのホントに?
秀
うん。
アミ
……っ、うう、…
秀は私が泣き止むまで待ってくれた。
アミ
……ありがとう。秀。
秀
何が?
アミ
私のこと、好きになってくれて。
秀
っ////
秀
ばっ、バカか、お前は……
アミ
なんでよっ!
秀
俺はずっと前から、お前のこと……
アミ
?
秀
あー、もういい!
秀
帰るぞ!
アミ
えー!何なに?言ってよ!
秀
一生言ーわね!
アミ
ムー!😡
アミ
このーー!
ボカッ
秀
いてっ!
秀
この怪獣!
アミ
誰が怪獣だ!
アミ
このヘタレーー!
秀
誰がヘタレだ、バーカ!
(……好き。)







