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鶴久
はぁ・・・
寅丸
・・・
鶴久
はぁ・・・
寅丸
かまってほしいならそう言えよ
鶴久
寅丸、僕悩みがあるんだよ
寅丸
会話しろよ
鶴久
明日なんの日か知っているか⁉
寅丸
・・・紫蘭さんの誕生日だろ
鶴久
そう！
鶴久
僕の彼女である紫蘭の誕生日！
鶴久
だけど
鶴久
誕生日になにを渡せば良いのか分からなくて・・・
寅丸
あれだけ本に囲まれた生活をしている人なのだから
寅丸
本で良いのでは？
鶴久
全然良くない‼
鶴久
本なんていつもプレゼントしてるから！
鶴久
もっと特別な何かを渡したいんだよ！
寅丸
特別なものかぁ・・・
鶴久
寅丸はなにを渡すんだ？
寅丸
それは秘密
鶴久
えー・・・
場所は変わって・・・
小町
Zz・・・ん、朝かぁ
鶴久
もう夕方ですよ
小町
うわ 、ど、どうしたの鶴久君⁉
鶴久
小町さん、紫蘭の好きな物ってなんでしょうか？
鶴久
本以外で
小町
本以外かー
小町
親友の慧さんなら分かるんじゃないかしら？
鶴久
それだ！
鶴久
親友の慧さんなら紫蘭の事をなんでも知ってる筈！
場所は変わって・・
慧
そんなもん本に決まっているじゃない
鶴久
えーまたそれですか・・
慧
まぁよく聞きたまえよ
慧
この間ね
～回想～
慧
しらあああああああああん！
慧
暇を持て余した私が来た！
紫蘭
・・・
慧
紫蘭ー？
慧
暇だぞー！
慧
かまってー！
紫蘭
・・・
～回想終了〜
慧
て事があったのよ！
慧
あいつは私より本が大事なのよ！
鶴久
じゃあ慧さんは親友と思われてなかったのですね
慧
・・・今なんて？
鶴久
慧さんに聞けば分かると思ったのになぁ
慧
私だけ親友と思っていた・・・⁉
またまた場所は変わり
鶴久
はぁ
寅丸
まだ悩み中？
鶴久
寅丸・・
鶴久
だって紫蘭に喜んでもらいたいんだもん・・
寅丸
んー
寅丸
紫蘭さんの好きな物じゃなくてお前の好きな物をあげてみたら？
鶴久
僕の・・好きなもの・・
鶴久
そうだ！
鶴久
寅丸ありがとう！
鶴久
僕行ってくるね！
寅丸
ああ、行ってらっしゃい
寅丸
どこに行ったんだろ・・
誕生日当日
紫蘭
鶴久、どこに行ったのかしら
小町
紫蘭さん、お届けものです
紫蘭
ん、あなたのところにいたの？
紫蘭
寝てる？
小町
いきなり私の家に来て紫蘭さんのプレゼント作るの手伝ってって押し掛けてきたのですよ
小町
それで徹夜でこれ作ってたんです
小町
紫蘭
これって・・
小町
僕の好きなものは紫蘭だって言いながら作ってましたよ
紫蘭
フフフ、ありがとう鶴久
紫蘭
素敵なプレゼントよ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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