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慧(さとる)
なぁなつや
慧(さとる)
聞いてくれよ
菜津也(なつや)
聞かないって言ったら？
慧(さとる)
無理やり聞かせる（笑）
菜津也(なつや)
で？何
慧(さとる)
テケテケって知ってる？
菜津也(なつや)
なにそれ
菜津也(なつや)
初めて聞いた
菜津也(なつや)
美味しいの？
慧(さとる)
幽霊だぞ？（笑）
菜津也(なつや)
で？そのテカテカとか言うやつがなんだ？
慧(さとる)
テケテケな！（笑）
慧(さとる)
そのテケテケは下半身がないんだよ
菜津也(なつや)
なんで？
慧(さとる)
ある日
慧(さとる)
そのテケテケは会社から帰っている途中に、踏切にひっかかっちゃったんだよ
菜津也(なつや)
あるあるな（笑）
慧(さとる)
それでテケテケって言ってもその時はまだテケテケじゃなくて普通の女性だったんだけど
菜津也(なつや)
おう
慧(さとる)
その日は残業で疲れていて早く帰りたかったから踏切がなっているのに潜ってとうろうとしたんだ
菜津也(なつや)
犯罪者発見（笑）
慧(さとる)
でも、真ん中でバックが線路に引っかかって動けなくなっちゃったんだ
菜津也(なつや)
うわぁードンマイ（笑）
慧(さとる)
そしたら電車が来て･･･
菜津也(なつや)
まーさーかーのー？
慧(さとる)
ひかれて上半身と下半身が真っ二つに別れた
菜津也(なつや)
うわー想像するだけでグロイわ
慧(さとる)
でも、その日は寒くて血管が収縮して出血が少なく、いつまでも「テケテケ」って音を立てながら自分の下半身を探し続けたんだよ
菜津也(なつや)
やば
慧(さとる)
だからテケテケなんだ
菜津也(なつや)
やばみ
慧(さとる)
だろ？
菜津也(なつや)
違うんだよ
慧(さとる)
何が？
菜津也(なつや)
今バイト帰りなんだけど
慧(さとる)
(。-｀ω´-)ぅぃ
菜津也(なつや)
テケテケ音がする
慧(さとる)
そんなドッキリいらねぇー（笑）
菜津也(なつや)
違うんだよ
菜津也(なつや)
まじなやつ
慧(さとる)
テケテケから逃げるには
菜津也(なつや)
バレた
菜津也(なつや)
( ³з³)ﾀｽｹﾃﾄﾞﾗｴﾓﾝ
慧(さとる)
は？ふざけてんの（笑）
菜津也(なつや)
ごめんって
菜津也(なつや)
たすせて
慧(さとる)
角を急に曲がると一時的に追ってこなくなるから
菜津也(なつや)
で？
慧(さとる)
そのうちにどっか建物入れ！
菜津也(なつや)
おけ
菜津也(なつや)
やってみる
慧(さとる)
がんば
菜津也(なつや)
あ
慧(さとる)
逃げられたか！？
菜津也(なつや)
ごめん
慧(さとる)
え？
慧(さとる)
そんな...
菜津也(なつや)
さとるくん？
菜津也(なつや)
あーそーぼー？
慧(さとる)
なつや
菜津也(なつや)
なーあーにー？
慧(さとる)
守ってやれなくって
慧(さとる)
ごめんな
菜津也(なつや)
さとるくん？
菜津也(なつや)
あーそーぼー？
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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