エネ
じゃあ、バグやりますか!
カノ
行くよ!
モモ
シンタロー
シンタロー
セト
エネ
セト
セト
すごいっす!
カノ
だね~!
セト
なんすかこのバグ?
マリー
あのね、人形アプリ使ったんだよ!
シンタロー
なんだそれ
セト
そうっす!
マリー
何か、人形が、言ったこととかを
やってくれるの!
やってくれるの!
マリー
あ、でも、使い方を間違えたら、
人工精霊みたいになって、
殺意を抱くとか
人工精霊みたいになって、
殺意を抱くとか
エネ
危険ですね!
モモ
どうする?お兄ちゃん!
セト
ダウンロードしてみるっす!
人形アプリ
セト
このあと、返信してくれっす!
せと
かしこまりました!
メカクシ団
シンタロー
セト。
せと
何か用事っすか?
マリー
ちゃんと、説明見た?
せと
あー!見忘れたっす!
シンタロー
え?
カノ
ダメじゃん!セト!
モモ
説明見て!今すぐにでも
せと
はいっす…
数時間後
セトは、使い方を間違って、
自分が人形に任せた事を言ってしまった。
この時取ったシンタローの行動は?
A アプリを削除する
B データを消した
C 人形に、ごめんなさい。と、純粋に謝った
A
セトは、シンタローの言う通り、アプリを削除した。
携帯から、ブチッと音がした。
不気味なマリオットが踊っている。
セト「なんすか、これ…」
と、一言。
次の日、セトは、からくり人形が好きな人形師の家で発見された。
死体として。
B
セトは、シンタローの言う通り、アプリのデータを全て消した。
でも、セトが作った人形が、
「コロシテヤル…コロシテヤル…」
と。
次の日、セトはからくり好きな人形師の家で発見された。
死体として。
C
セトは、シンタローの言う通りに、純粋に謝った。
それから、人形の顔が、微笑んだ。
次は、僕は会えないからね。
と。
セト「今まで、ありがとうっす。だから、もういいっす。」
次の日、そのアプリは、ストアからも、携帯からも消えた。
あの人形の正体は、
孤独な、子供だった。






