はじめ
いつからだろう
はじめ
こういうことが当たり前に思える様になったのは、
はじめ
ぼくは、もう目覚める事がないかもしれない
はじめ
2年前、通学路で自動車に跳ねられてからぼくは
はじめ
寝たきりで、目を覚まさないみたいだ
はじめ
家族も病院のひとも諦めてる
はじめ
大量の管がぼくの生命を閉じ込めてる
はじめ
もう何もできないから
はじめ
もう目覚める事がないと思う
はじめ
維持するのだって沢山お金がかかる
はじめ
親がそれで喧嘩してるの知ってるよ
はじめ
ごめんね。
はじめ
もういいよ
はじめ
もういいの。
はじめ
ぱぱ
はじめ
まま
はじめ
もう喧嘩しなくて済むから
はじめ
ぼくはもう大丈夫
はじめ
あとは自分たちの幸せを願ってね
はじめ
ぱぱ。
はじめ
ぱぱが毎日動かないぼくの身体を
はじめ
一生懸命動かしてくれてるの知ってるよ
はじめ
ぼくがもし目覚めた時に筋肉が固まらないようにしてくれてるんだよね
はじめ
ぱぱ、ありがとう。
はじめ
まま。
はじめ
ぼくね
はじめ
ままが作ってくれるミルクティーがすっごく好きだよ。
はじめ
甘いのぼく好きだからいつもお砂糖は、スプーン大さじ3杯!だったよね
はじめ
すごく美味しかったなあ
はじめ
んで、ぼくが飲み終わったらいつもまま、こういうのが口癖だったよね!
はじめ
"やっぱり、甘いね!"
はじめ
まま。ありがとう。
はじめ
ぼくはね
はじめ
もういいんだよ。
はじめ
もういいの
はじめ
気にしなくていいからね
はじめ
ぼくの自転車に細工した事。






