伝えたかったこと

幼馴染の美咲が病気で亡くなってから今日で1年。あの時俺は…

1年前

美咲:公園行こうよ！

やす:いいね！行こっ

二人は近くの公園に向かった。

やす:久しぶりに来たけど随分変わったな。

美咲:そうだね！

やすは美咲のことが好きだった。ただ上手く気持ちを伝えられず、ずっと言えずにいた。

公園で子供のように走り回って、鬼ごっこして楽しんでいた。

数分後

美咲:うっ、、

美咲がうめき声をあげ始めた。

やす:だ、大丈夫か。きゅ、救急車だな。待ってろすぐ呼んでくるからな。

その時やすは携帯を家に置いて来てしまい、急いで家に戻って救急車を呼んだ。

救急車を呼び、公園に向かった。

やす:美咲、大丈夫か。

応答がなかった。

やす:えっ、嘘だろ、。

美咲の息が止まっていた。

やすは必死に心臓マッサージを行なった。

やす:美咲、起きろ、！死なないでくれ、、頼む..

救急隊員が到着したものの、その場で息を引き取ったことを確認した。

心臓発作によるものだった。

あの日から毎日、まるで美咲が生きているかのように返事の返ってこないがメールを送り続けた。

〇〇月09日

〇〇月10日

そしてあれから1年後の今

やすは今日もまた返ってこないメールを送り続けていた。

今日のやすはいつもと違っていた。目には涙を浮かべ、ずっとスマホを握りしめていた。