結奈
おっは〜
晴香
おっはーってもう昼だけど
結奈
そうだね
結奈
正月だから昼まで寝るのだよ
晴香
いつもでしょうが
晴香
遅刻しなかった日がない
結奈
そういえばさ
晴香
何?
結奈
やっぱやめとく
晴香
意味わかんない
晴香
寝ぼけてんの?
結奈
だってやっぱ言わないほうがいいかな、と思って
晴香
何?
晴香
気になるじゃん
結奈
知らないほうがいいことも世の中にはあるのだよ
晴香
話し始めたなら最後まで言いなさいよ
結奈
本当にいいの?
晴香
何、怖いじゃん
結奈
まぁ、私が言おうが言うまいがそうなるんだけどね
晴香
だから何?
結奈
今、買い物行ってるよね
晴香
なんで知ってるの?
結奈
最後だから楽しんでね
晴香
何?
晴香
たしかに四月から東京の大学行くけど、正月には帰ってくるよ
結奈
もう会えないんだよ
晴香
あれ、結奈って県内じゃなかったけ?
結奈
そうだよ
晴香
じゃあ、正月には会えるよ
晴香
他にも会える時あるし
結奈
ううん、今日が最後
結奈
晴香はね
晴香
え?
結奈
そういえばさ
結奈
もう帰り道だと思うんだけど、前のほうに全身真っ黒で両手をポケットに入れた人いるでしょ
晴香
いるけど、、、
晴香
なんでわかるの
結奈
なんでかな
結奈
ちゃんと前見てないと危ないよ
晴香
何?
結奈
その人振り返ったんじゃない
晴香
本当だ
晴香
何これ、きみわるいんだけど
晴香
もうやめようよ、結奈
結奈
その人、晴香に向かってくるよ
晴香
やだ。本当にこっちきてんだけど
晴香
何これ
結奈
やめてってそういえば?
晴香
え?待って
晴香
嘘ッ
晴香
なんか手に包丁持ってんだけど
結奈
いってみなよ。
結奈
やめてくださいって
晴香
ちょっと、やめてください。
結奈
そういったって、晴香はやめなかったよね
晴香
え?
晴香
もしかして、和歌子?
結奈
そう、あんたがいじめてた和歌子だよ
結奈
名前変えて、ちょっと化粧したら気がつかないんだから
結奈
ビックリ
晴香
やめて
結奈
誰も晴香のいうことなんて聞かないよ
晴香
いや!
結奈
晴香だって聞かなかったでしょ
晴香
助けて!
結奈
叫んだって誰もこないよ
結奈
私のときもそうだったから
晴香
い、や
晴香
死に、たく、、、
晴香
ない
結奈
いい年になりそう