愛
目が覚めた。
一面白い物だらけ。
???
???
...お知り合いさん?
けれど覚えていない。
いや、
見たことも無い、
気がする。
けど、
なんだか懐かしい。
???
愛
愛
???
???
きっかけは
俺のせいだった。
雨雫
雨雫
久しぶりに病院から
休みを貰ったので、
甘いもの好きの愛と
ランチを食べに行こうとした。
その後も難なく
計画が進み、
十時から少し遊んで
ランチに行くことになった。
雨雫
いくらなんでも
遅すぎる。
寝坊?
電話するか?
そうして
愛の電話番号に連絡を
しようとしたら、
一つの占いが目に留まった。
雨雫
雨雫
たったこれだけ。
これだけなんだ。
けれど、
追い討ちがかかった。
プルルルル
プルルルル
一通の電話。
相手は愛の兄。
雨雫
愛の兄
愛の兄
雨雫
愛の兄
ブチッ
もしかしたら、
本当に嫌な予感が当たったのか。
不安が襲う。
雨雫
雨雫
看護師
看護師さんから聞いた。
百八十キロ出した車が
雨雫
信号無視をしたらしい。
愛
雨雫
雨雫
沢山、
沢山苦しんだ。
沢山泣いた。
沢山恨んだ。
雨雫
愛さんはどうやら
記憶喪失と言う病気?
になってしまったらしい。
頭の打ち所が悪かったと
雨雫先生が言っていた。
雨雫
看護師
扉から出てきた雨雫先生は
膝から崩れ落ちた。
頬に涙を流して。
看護師
看護師
雨雫
私にはその涙は
拭えない。
だってそれは
愛さんだから。
一ヶ月
二ヶ月
やがては一年経った。
雨雫
雨雫
愛
愛
愛
雨雫
愛
急に名前を呼ばれた。
前のあだ名で
雨雫
雨雫
雨雫
愛
愛
そして二人は
顔を見合わせて
笑いました。
コメント
3件
相変わらず新井ちゃんの物語は面白い...読みごたえがある...!