のきのすけ
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泡沫症候群
─フォーム・シンドローム─
のきのすけ
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のきのすけ
のきのすけ
各sideキャラの心の声
音等
………。
カルテ
青side
僕には大切な人が居た。
可愛くて。優しくて。 子犬のように懐いてくる。
世界一可愛い自慢の彼女。
だけど彼は僕とは違って
皆から愛されていた。
でも彼は
「僕は皆好きだけど本当に大好きなのはころちゃんだけだよ。」
って、ずっとずっっと言ってくれた。
ある日彼が言った。
僕以外に彼に好意を抱いてる人達に。
「僕の本命はころちゃんなんです。」
その小さな彼の一言で2人の人生は大きく変わった────。
綺麗な朝日の光ががカーテンから漏れている。
彼が僕から距離を取り始めてちょうど1週間経った。
彼が僕から距離を取り始めと同時に
僕へのいじめが始まった。
クラスの仲が良かったはずのモブくん、モブちゃん
僕の幼なじみの桃くん紫くん
紫くんの弟の赤くん
桃くんのお兄ちゃんの橙くん。
彼のことが大好きだった皆が僕に嫌がらせをしてきた。
気がつくと彼からはLINEもブロックされていて。
幸せな日々が嘘だったかのような正反対の最悪な日々をすごしている。
1回彼に話しかけた。
その時も逃げていなくなった。
あの時の言葉が嘘だったかのように距離をとられる。
ガラガラガラ
僕が教室に入ると
モブ
モブ
モブ
黄
モブ達だけではなく大好きな彼からも笑われる始末。
そんな日々を過ごしていた。
僕はただでさえ嫌われていた。
そんな中生きる意味を与えてくれた君にまで嫌われたら
僕の生きる意味なんて無くなっちゃうじゃんか
そんなことを思い続けて一日が終わる。
ただ一つの楽しみは海を見ることだけかな…?
翌日。
不思議と身体に異変を感じた。
声が出なかったんだ。
病院に行くようなお金も持ってないし。
僕はそのまま学校へと向かった。
僕は皆に言われるがまま着いていきボコボコになった顔のまま学校を出る。
翌日。
学校で強い心臓の痛みを感じて教室で倒れてしまった。
皆からケラケラケラケラ笑われて…
モブ
黄
モブ
黄
大切な彼にも笑われる。
もう嫌だ…
翌日。
心臓から足の先にかけて所々に鱗が現れていた。
痛くて痛くてついつい涙が零れてしまう。
なんで「僕だけ」嫌な思いをしないといけないの…?
翌日。
朝目覚めると心臓から足の先が人魚姫のようになっていた。
もう、歩けない。
何処にも行けない。
大切な人にも…
会えないんだ………。
翌日。
僕はいつも以上に彼のことを思い浮かべることが多くなった。
黄くん…黄くん…
会いたいよッ…
愛してy…ポロッ
彼を思い出して心の中で嘆いていると
涙だけど涙じゃないような何かが瞳から零れ落ちた。
それは水色の宝石だった。
その時から僕は彼への気持ちと涙か止まらなくなっていた。
翌日。
僕は泣いたまま一睡もすることが出来なかった。
何故か涙を…宝石を落とす度に彼への気持ちが薄れていった。
あんなに大好きだったのに…
宝石と本物の涙は止まらない。
そんな中。
いつもと違う水色の宝石とは違う
大きな白色の宝石が瞳から零れ落ちた。
誰もいない静かな部屋で意味もなく涙を流し始めた
なんで泣いているのか
僕はなんで生きてるのか
僕はそもそも何なのか
何もかにもが分からなくなった
ただうっすらと1人の少年だけは頭の中にいる。
誰なんだろう
僕は涙を流しながら眠りに着いた。
────?
身体の異変を感じて目を覚ました
見ると足から身体が泡になって消えていっていた。
でも何故か涙が止まらない
気づくと下半身は無くなっていた
僕はベッドから何故か近くにある棚を見つめる
そこには1枚の写真があった
黄色の誰かが青色の誰かを抱きしめている
その写真を見たと同時に激しい頭痛に、襲われた
ころちゃん!
黄色い誰かに話しかけられる
僕はころちゃんなのだろうか
好きです!!! 付き合ってください!!
ん…?
謎のものを見た時我にかえって目の前の写真を見つめる
…思い出した
僕の世界一大切で可愛い人…
だけど僕は急に君から…嫌われてッ…
僕は大好きだったよ…
僕は心の中でそういい、写真を撫でる
もう後は顔だけ…
僕はもう死ぬんだ…
次生まれる時は君や皆にも愛されるような人生ですように。
そう思いながら僕は目を閉じ、泡となって消えた…。
黄side
僕が世界一大好きなかっこいい彼氏から距離を取り初めて
14日目の日。
急遽全校集会が開かれこの学校の皆が体育館に呼ばれた
そこには警察の人何人かと担任の先生、校長先生がたっていた。
…僕はそんなことよりか大好きな彼に会いたかった
僕が距離を取り続けてるのが悪いんだろうけど…
彼が急に学校に来なくなってしまった
僕の心にぽっかり穴が空いていた。
僕はなんでか皆に気持ち悪いくらい愛されてる
だから僕が言ったの。
「僕の本命はころちゃんなんです」
その日、皆に呼び出されて脅された。
「青を無視しろ。じゃないと青を殺す」って。
無視も嫌だった。 でも死んで欲しくなかったから──。
そんな中校長先生の話が始まり前を向く
「えー、ですね。今回は非常に残念なお話が警察の方々からあります。」
僕はなんだろうと一瞬だけ謎の恐怖心を抱いた。
警察の人にマイクが渡る
「えー、ここの生徒の蒼猿 青 さんが行方不明になってしまいました。」
その一言を聞いた時。
なんにも考えることができなくなった。
ただでさえぽっかり空いていた穴をもっと広げられたような感じがした。
「青さんの家に伺ったところ歩いた後もなく、落ちた後もなく」
「遺体も何も見つかっていませんが」
「写真にだけ触られた後がありました。」
「それを最後に彼の跡が何も残っていませんでした。」
…もう彼の御骨にも会うとこが出来ないのだろうか?いや、青ちゃんは生きてるんだ!
…そのときだった。
「何か心当たりがある人はいませんか…?」
そんな一言を放たれた。
言い出しっぺのみんなは黙って知らんぷりしていた
だけど、僕は謎の怒りと悲しみで恥ずかしさも忘れて立ち上がる
黄
黄
大声で泣きながら叫ぶ
全校生徒、先生警察の人達の目線が一気に僕に向く
黄
黄
みんなの視線が集まる中泣きながら崩れ落ちてしまう。
もう僕には恥ずかしさなんてなくて
自分への怒り、皆への怒り、悲しみ、恐怖全ての感情と彼の明るい笑顔が僕の脳裏を過ぎる
黄
僕は高校生なのに全校生徒の前で泣きじゃくる
黄
「落ち着いてッ…」
警察の人が駆け寄り警察の人に連れていかれる
それから全てのことを警察の人に話した。
僕は帰させられて
明日、他のみんなと話すると言われた
だけど僕の怒りが収まらなかった。
僕は彼をいじめようと提案してきたみんなを呼び出した。
皆ポカーンと見つめる中…
僕は言った
黄
でもみんなは今まで僕を愛してきたのは嘘かのように僕を責めた。
酷い…酷いよ…
僕は怒りと悲しみと憎みが込み上げてきて──。
僕が我に返るとそこは血の海。
皆を殺してしまっていた。
ぐちゃぐちゃになるまで殴って刺して切っていた
返り血がべっとり着いた身体で学校の屋上へと向かう
黄
黄
黄
黄
黄
黄
黄
青
黄
青
いないはずの彼に抱きしめられたような感覚があった。
もう、僕は立派な殺人犯だ。
僕が行くのは地獄だろうけど
僕も君と同じ世界に行きたかった。
横を見ると手を繋いで笑ってくれてる君がいる。
僕はフェンスを乗り越え飛び降りる
そのとき。
生きている頃の彼が頭によぎった
生まれ変わる時は2人笑って生きようねッ!
僕は地面に落ちることなく泡になった彼に包まれて跡形もなく消えていった───。
青side
綺麗な一軒家に僕と大好きな黄くんと2人ソファに座る
お互いの左手の薬指には指輪がはめられている。
黄
青
青
黄
僕たち、無事生まれ変われて2人結婚して
幸せな日々を送り続けています♡
続いてのニュースです。 苺学園生徒集団殺害事件があってから20年。 未だに犯人が分からないままで、殺された生徒の親族は一刻も早く犯人を見つけて欲しいと言っています。 1部の人からは屋上から泡になって消えていく少年を見つける。 など不思議な現象も見られているそうです。 行方不明になった青さんに引き継ぎ その恋人の黄さんも青さんの行方不明が判明されたときに行方不明になっているということで 今でも警察が身元の捜索を続けているそうです───。
患者:ころん 病名:泡沫症候群 発症原因:愛する人に嫌われたという勘違いとストレス 症状:声が出なくなる 心臓から下が鱗になる 記憶が薄れる 宝石の涙が出る 完治方法:───────────────。 追記:死んだ場合大切な人などを死へと操り一緒に泡になって消せることができる。
のきのすけ
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のきのすけ
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コメント
15件
コメ失礼します! るぅと君患者で花咲病とかできますかね?
何この作品…神やん… マジで話の感じが好きすぎる(?)