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糸師凛

……○○はいつからいじめられてたんだ?

あなた

去年の9月くらいから、……ずっと

あなた

最初は悪口言われるだけだったけど……

あなた

そこからどんどんエスカレートしていって

糸師凛

……そうか

糸師凛

○○は、あいつらに復讐したいのか?

あなた

…………

あなた

復讐というか、もう関わりたくない、かな

糸師凛

やっぱり、そうなるよな

糸師凛

俺が間に入った方がいいか?

あなた

……まずは、自分で言ってみるよ

糸師凛

わかった。もしまた何かされそうになったら、すぐに呼べよ

糸師凛

……これ、俺のLINE

凛くんはそう言ってLINEのQRコードを差し出した。

あなた

いいの?私なんかとつながっちゃって

糸師凛

(小声で)……俺が、個人的につながりたいから

糸師凛

っ、いやなんもねぇ、普通に連絡手段は確保した方がいいだろ

あなた

……うん、わかった!

コンコン

誰かがドアをノックした。

糸師冴

……おい凛

糸師凛

あ、兄ちゃ……

糸師冴

おい、この女誰だよ、彼女か?

糸師凛

いや、別にそういうんじゃ……

凛くんの兄らしきその人は、私を強く睨んでいる。

怖いな、と思いつつも、お邪魔している身なのだから 失礼があってはならない。

あなた

すいません、お邪魔してます。

糸師冴

…………

糸師凛

兄ちゃん、ちょっと俺が話があって呼んだだけだから

糸師冴

……お前さ

なんでそんな傷だらけなの?

あなた

…………

糸師凛

…………

糸師冴

普通の人はわからないだろうけど、

糸師冴

サッカーのプロやってたら傷があることくらいすぐわかる

糸師冴

お前、誰にそれされたの?

あなた

…………

糸師凛

兄ちゃん、あんまり深く聞かない方が……

糸師冴

俺の予想だけど、お前いじめられてるんじゃないの?

あなた

………それ、は

あなた

……そうです

あなた

そのことについて、凛くんと話してて……

糸師冴

ふーん

糸師冴

いじめてる奴らの名前、なんていうの

あなた

A子と、B子、です

糸師冴

……そう

ガチャ

凛くんのお兄さんは部屋から出て行ってしまった。

再び二人きりになる空間。

糸師凛

……ごめん、兄ちゃんあんまり女子と話さないから

あなた

全然いいよ、何かされたわけじゃないし

糸師凛

ほんとごめん、でも兄ちゃんならきっと協力してくれると思うから……

糸師凛

……あ、もうこんな時間か。帰らなくて大丈夫か?

あなた

んー、帰らないと怒られるかも

糸師凛

じゃあ送る

糸師冴

……はぁ

客が来ていたから、誰だろうと見に行った。

そしたら、幼いころによく話した少女と瓜二つの女子がいて、

ビックリして心臓が止まりそうになった。

凛も、たぶん自分の幼馴染とさっきの女子を重ねているのだろう。

俺には凛があの女子を好いているようにしか見えなかった。

凛にとっては幼馴染、俺にとっては年下だった少女。

もう、今はこの世にいない。

昔の俺は、恥ずかしながら彼女に恋心を抱いていた。

そのせいか、あの凛と話していた女子が、 誰かに傷つけられているのが許せなかった。

全く違う人物だが、あんなに似ているのは運命と言わざるを得ない。

糸師冴

覚えてろよ、いじめっ子ども……!

どうしても、俺がこの手で守ってやる。

そう強く願った。

あなた

ありがとう、わざわざ送ってくれて

糸師凛

いや、気にしなくていい

糸師凛

帰り気をつけろよ

あなた

……うん!

A子

(電柱の陰から)は……?

B子

(同じく電柱の陰から)なんであいつが凛くんの家行ってんの!?

A子

チッ、意味わかんない

B子

凛くんはA子のものだって言ったのに

A子

……B子、マジむかつくんだけど

B子

どうする?

A子

もう人前に出れないようにしてやろうかなw

B子

いいじゃんww

A子

B子、1組のヤンキー男子たちに明日体育館裏来るように言っといてくんない?

B子

いいよ~~~!○○リンチ計画だねっ!!

B子

私、カッター持ってくね!A子、期待しといてね~~~!!

????

(小声で)明日、体育館裏……

何かを企むいじめっ子たち。 ○○は果たしてどうなるのか……!?

もしいいな、続きが気になるな、と思ったらいいねしてくださると作者が喜んで死にます)))

続きも投稿する予定なのでよろしくお願いします!

[完結保証][ざまぁ]いじめられっ子の私は糸師兄弟に愛されています。

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