TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

私のアール

一覧ページ

「私のアール」のメインビジュアル

私のアール

第1話 - 私のアール

200

2023年08月20日

#学校

#自殺

氷

シェアする

この作品はいかがでしたか？

200

氷

プロフィール

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール

テラーノベルのスクリーンショット

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

ホーム

検索

通知

本棚

ゆり

私屋上で靴を脱ぎかけた時に

まーちゃん

...

ゆり

三つ編みの先客に声をかけてしまった

ゆり

ねぇ、やめよ

ゆり

(口をついてでただけ、)

ゆり

(ほんとはどうでもよかった、)

ゆり

(先を越されるのが、何となく癪だった、)

ゆり

(三つ編みの子は語る、)

ゆり

(どっかで聞いたような事、)

まーちゃん

運命の人だった、

まーちゃん

どうしても愛されたかった、

ゆり

ふざけんな！そんな事ぐらいで、

ゆり

私の先を越そうだなんて！

まーちゃん

そんなこと言われても、

ゆり

欲しいものが手に入らないなんて、

ゆり

奪われたことすらないくせに！

まーちゃん

...話したら楽になったわ、笑

三つ編みの子は消えてえた

ゆり

(さぁ今日こそはっと靴を)

ゆり

(脱ぎかけたらそこに)

ゆり

(背の低い女の子、)

ゆり

(また声をかっけてしまった、)

ゆり

(背の低い子は語る、クラスでの孤独を、)

威風

無視されて、奪われて

威風

居場所がないんだ、笑

ゆり

ふざけんな！そんな事ぐらいで、

ゆり

私の先を越そうだなんて！

威風

君には分からないでしょ、？笑

威風

孤独の奴の気持ちなんて、

ゆり

それでもうちでは愛されて！

ゆり

暖かいご飯もあるんでしょ、？

威風

お腹すいてきた、笑(ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

威風

帰るわ、笑(ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

背の低い子は消えてえた

ゆり

(そうやって、何人かに)

ゆり

(声をかけて、追い返して、)

ゆり

(私自身の痛みは誰にも言えないまま)

離兎

...

ゆり

(初めて見つけたんだ、)

ゆり

(似たような悩みの子、)

ゆり

(何人目かに会ったんだ、)

ゆり

(黄色いカーディガンの子)

離兎

家に帰る度に増えつずける痣を、

離兎

消すためにここに来たの、笑

ゆり

(口をついて出ただけ、)

ゆり

(本当はどうでもよかった、)

ゆり

(思ってもいない事、)

ゆり

(でも、声をかけてしまった、)

ゆり

ねぇ、やめてよ、

離兎

ごめんね、

ゆり

(ああ、どうしよ、)

ゆり

(この子は止められない、)

ゆり

(私には止める資格がない、)

ゆり

それでも、ここからは消えてよ、

ゆり

君を見ていると苦しいんだ...(ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

離兎

...じゃぁ今日はやめておくね、笑

目を伏せたまま消えてえた

ゆり

今日こそは誰もいない、

ゆり

私一人だけ、笑

ゆり

誰にも邪魔されない

ゆり

邪魔してはくれない、笑

ゆり

カーディガンは脱いで

ゆり

三つ編みも解いて

ゆり

背の低い私は今から、

ゆり

飛びます！