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現在地 【幻想郷︰人里の南門前】
柊火棲がルーミアと相対したその直前───綾瀬柚子は南門前で、生き残った住人たちを集め、声を振り絞って呼びかけを続けながら待機中。
〈綾瀬 柚子〉
〈綾瀬 柚子〉
脳をフル回転させて暗くなった空へ視線を移す。
〈綾瀬 柚子〉
〈人里の住人︰男性〉
〈綾瀬 柚子〉
人里の中央から砂煙が巻き上がり、建物が倒壊する轟音が南門前まで響き渡る。
〈人里の住人︰男性〉
〈綾瀬 柚子〉
私は目が良い方だ。視力検査で4.0を叩き出したことがある。あの時は「マサイ族」と笑われたけれど、今は本当にどうでもいい。
南門前から目を細めて人里の中央を凝視する。砂煙が舞う中、赤と青の人物が何者かと命がけで闘う様子が、はっきりと私の視界に飛び込んできた。
〈綾瀬 柚子〉
ルーミアは漆黒の翼を広げ、夜空を切り裂くように急降下した。……彼女の小さな手が、仮面ライダービルドへと変身した火棲の顔面を鷲掴みにすると指先がフルボトルアーマーの表面に食い込み、強化ガラス越しの仮面が軋む音が響く。
〈EXルーミア〉
〈柊 火棲︰ビルド〉
〈EXルーミア〉
ルーミアは一切の躊躇なく、火棲の頭を地面に向かって全力で振り下ろす。重力と彼女の怪力、そして落下速度が合わさり、衝撃はまるで隕石が落ちたかのようだった。
「"ドゴォン!!"」
〈柊 火棲︰ビルド〉
〈EXルーミア〉
火棲は地面からゆっくりと体を起こしながら、苦笑混じりに呟いた。仮面のバイザーに映るルーミアの姿は、まるで悪戯を成功させた子供のように、くすくすと笑っている。
───彼女の追撃は止むことを知らず。
〈EXルーミア〉
興奮のあまり、彼女の小さな体から溢れ出す妖気が黒い霧のように立ち上る。翼を一閃させ、彼女は火棲の胸倉を両手で掴むと、まるで軽い布切れのように振り回して……
〈EXルーミア〉
勢いよく投げ放たれる火棲の体は、夜空を水平に飛翔し、近くの人里の住宅街へと一直線に突き進んだ。
〈柊 火棲︰ビルド〉
「"ガシャャン!!"」
最初の民家を壁ごと貫通。続けて二軒目、三軒目の家を、まるで串刺しにするように次々と突き破っていく、その瞬間───
虚空から、ルーミアより二回り以上も巨大な大剣が、横合いから猛烈な速度で迫ってきていた。
〈柊 火棲︰ビルド〉
〈柊 火棲︰ビルド〉
大剣が空を薙ぎ、火棲の飛ぶ軌道を完璧に捉える。剣が火棲の胴体に叩き込まれる直前、ルーミアはさらに力を込め、剣を斜め下へと振り抜いた。
〈EXルーミア〉
〈EXルーミア〉
〈EXルーミア〉
〈柊 火棲︰ビルド〉
ルーミアが力を求めたその時、彼女の足元から液体状の"闇"が辺りを蝕んでいく。それは里の建物をも呑み込んでいき、踏んでいた地面が沼の様に沈んでいく。
砂の地面が泥濘、まるで泥沼の様に足が沈む。
〈EXルーミア〉
〈柊 火棲︰ビルド〉
「"ゴポッ…"」
火棲はルーミアの持久戦に持ち込まれ、幻想郷での初めての敗北を期した。彼はそのまま終わりのない黒沼へ吸い込まれ、姿を消したのだ。
〈EXルーミア〉
〈EXルーミア〉
〈EXルーミア〉
短く吐き捨てられた言葉と同時に、彼女の右手から漆黒の短剣が放たれた。
短剣は空気を引き裂きながら一直線に飛ぶ。古びた木造の古民家を、まるで紙のように易々と貫通する。
〈上白沢慧音〉
その背後───避難誘導を終え、再封印を試みる慧音の腹に、鋭い衝撃が腹部を貫く。
〈上白沢慧音〉
〈上白沢慧音〉
〈上白沢慧音〉
〈上白沢慧音〉
「死んでません」
〈上白沢慧音〉
「三種の神器・封」草薙剣が弾丸の速さで一直線に放たれ当たった対象を八尺瓊勾玉が拘束、八咫鏡で相手の姿を映すことで封印を終える。
〈上白沢慧音〉
〈EXルーミア〉
〈上白沢慧音〉
〈EXルーミア〉
その声は、慧音の背後から聞こえていた。
〈上白沢慧音〉
〈上白沢慧音〉
草薙剣が刺さったルーミアへ視線を向けると、彼女は黒い液体状に変わり果て、地面に溶けだして消えてしまった。───カランッ・・・草薙剣の落下の刹那、慧音は背後を振り向くと本物のルーミアは、狂気的な笑みを浮かべて大剣を振り上げる。
〈EXルーミア〉
〈上白沢慧音〉
ゆっくり、しかし確実に「死」が迫るさなか、慧音は彼女の顔を思い出す。
〈上白沢慧音〉
〈EXルーミア〉
〈EXルーミア〉
突然ルーミアの動きは固定される。それは一種の「超能力」であり、幻想入りの際に獲得した彼女個人の能力でもあった。
〈上白沢慧音〉
幻想郷に恋したレイヤー アヤセ ユズ 〈綾瀬 柚子〉
〈綾瀬 柚子〉
〈綾瀬 柚子〉
〈綾瀬 柚子〉
〈綾瀬 柚子〉
〈上白沢慧音〉
〈綾瀬 柚子〉
〈EXルーミア〉
「"ゴゴゴゴ"」
地鳴りと同時にルーミアがとった行動、それは地面に腐食した"闇"を身体に戻すことだった。
泥沼の様に辺りを飲み込んでいた闇は、スープを飲み干す形でルーミアへ吸収されていく、そして彼女は全てを飲み干した瞬間、柚子の念力を押し返す力を獲得する。
〈EXルーミア〉
〈綾瀬 柚子〉
ルーミアから溢れ出す闇のオーラが、柚子の念力を押し返す───能力の攻防戦が始まる。
柚子は両手で念力を発動させるも、対するルーミアは眼力のみで彼女の念力を無力化する。
〈綾瀬 柚子〉
〈EXルーミア〉
〈綾瀬 柚子〉
ルーミアの右手が柚子の顔面を鷲ずかみしようとした、その刹那、彼が飲み込まれていたはずの地面に亀裂が走る。
〈綾瀬 柚子〉
「"ドゴォン!!"」
助けを求めた瞬間「まったく、世話の焼ける相棒だ…」と彼は語り、ルーミアを拳一つで後退させる。
〈綾瀬 柚子〉
「柚子、慧音先生と下がっていろ…」
音声『ビルドドライバー』
〈柊 火棲︰ビルド〉
〈EXルーミア〉
ルーミアの大剣を腕で受け止めて激突を果たす両者『EXルーミア』VS『仮面ライダービルド︰ホークガトリングハザードフォーム』
彼女は一瞬で空へ跳ね上がり、夜の闇を背に浮かんだ。白いワンピースの裾が風に乱れ、黒いリボンが激しくはためく。
「"───パッン…!!"」
乾いた指鳴らしの音が夜気を裂いた。 その瞬間、ルーミアの周囲の空間が歪み、漆黒の裂け目がいくつも生まれた。裂け目から溢れ出すのは、凶悪な気配をまとった無数の黒い鴉だった。
〈EXルーミア〉
〈EXルーミア〉
宵闇の奥底から、無数の不吉な鳴き声が響き渡った。
それは、もはや鳥の羽ばたきなどという生易しいものではない。空を埋め尽くした漆黒の群れは、ルーミアが放った質量を持った魔弾の奔流だ。一羽一羽が「鴉」の形を模しながら、その実体は凝縮された闇の塊であり、大気を切り裂くたびに重低音を響かせる。
〈柊 火棲︰ビルド〉
動物と機械。二つの成分を掛け合わせるビルドの変身において、今の『ホークガトリング』は文字通りの最適解だ。
音声『ビルドドライバー』
音声『ビルドドライバー』
音声『ビルドドライバー』
金属の翼が、月光を鈍く反射しながら大きく広がる。次の瞬間、それらは激しく羽ばたいた、ガシャン!ガシャン!重厚な金属音が連続し、風を切り裂く。
翼の回転軸を中心に、黒い影が高速で自らを回転させ始めた。まるで竜巻のように、漆黒の旋風がその場に生まれる…、ルーミアは目を見開いた。
〈EXルーミア〉
空中で回転するその影の中心から、無数の火線が迸った。ガトリングガンの咆哮が、夜の静寂を粉々に引き裂く。
「"ドドドドドドドドドドッ!!"」
高速回転する銃身が吐き出す弾丸の奔流は、まるで光の鞭のように夜空を薙ぎ払う。散らばっていた鴉の群れが、次々と弾丸に穿たれ、黒い羽根をまき散らしながら墜落したのだ。
〈EXルーミア〉
赤い目を輝かせ、火花が散る中で彼女は最も大きな隙を晒した───
〈上白沢慧音〉
〈EXルーミア〉
慧音は両手で押し出す『草薙の剣』正確に心臓を突き刺して腹部を貫通する、その直後分裂した『八尺瓊勾玉』がルーミアを拘束、そして封印対象が写る形で『八咫鏡』が現れた。
鏡に映し出されたのは封印された頃の自分の姿、八咫鏡は封印されていた時の記憶を映し出す写鏡の役割を果たす。
鏡に映る記憶を見て精神が揺らいだ瞬間、腹部に刺さる草薙の剣が対象者の時間を封印されていた頃の姿へ戻すのだ。
〈ルーミア〉
〈上白沢慧音〉
〈柊 火棲︰ビルド〉
慣れないことに力の使いすぎか、それとも今までの疲労が溜まっていたのか、ルーミアの封印が無事に済むと慧音先生は、電源が着れるように脱力して落下する。
その後、綾瀬の超能力もあり念力でゆっくりと降ろされた、これにて人里の異変は解決されたのだ。
〈スーツを着こなす青年〉
〈綾瀬 柚子〉
振り返ると人里の中央は倒壊、復旧まで時間が掛かりそうだ。今回の異変は突発的に起きたもので誰にも非はない、しかし不満を抱く者は必ず存在する、今回の件は博麗の巫女に非難が集まるだろう⋯。
〈???〉
場面は切り替わり【幻想郷の上空】では、ある天使が火棲たちを見物していた。
〈???〉
〈???〉
そう言い残して、彼女はこの世界から消えた。
#源輝