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2日経っても

3日経っても

4日経っても

私は貴斗に想いを告げることができなかった。

転機が訪れたのは

5日目の夜。

由美

ねぇ

由美

今日大掃除してたら

由美

お父さんのアルバムが出てきたの笑

雪菜(美咲)

見たい!

反射的に体が反応する。

貴斗

恥ずかしいなぁ

そう言いながら

貴斗は1枚1枚アルバムをめくった。

由美

見て雪菜

由美

お父さん、アイスこぼしてる笑

雪菜(美咲)

可愛い

つい本音がもれた。

貴斗

おいおい

貴斗

変なの見つけるなよ笑

由美

でも

由美

雪菜が言った通り可愛いよ?

貴斗

……照れるな、なんか

パラパラとアルバムがめくられ

ついに

高校時代へと移った。

由美

これ、誰?

雪菜(美咲)

あ……

アルバムに貼られていない写真が目に入る。

それは

私と貴斗のツーショット写真だった。

貴斗

ああ……

貴斗

それ、美咲だよ

貴斗がバツの悪そうな顔をして笑う。

由美

美咲さん?

貴斗

死んだんだ

貴斗

付き合って1年くらい経った時に

由美

知らなかった……

どうやら

貴斗は過去のことを何も話していないようだった。

私のことなど

何も無かったみたいに。

貴斗

今はもう何とも思ってないよ

その言葉が

私の心に突き刺さった。

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