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2日経っても
3日経っても
4日経っても
私は貴斗に想いを告げることができなかった。
転機が訪れたのは
5日目の夜。
由美
由美
由美
雪菜(美咲)
反射的に体が反応する。
貴斗
そう言いながら
貴斗は1枚1枚アルバムをめくった。
由美
由美
雪菜(美咲)
つい本音がもれた。
貴斗
貴斗
由美
由美
貴斗
パラパラとアルバムがめくられ
ついに
高校時代へと移った。
由美
雪菜(美咲)
アルバムに貼られていない写真が目に入る。
それは
私と貴斗のツーショット写真だった。
貴斗
貴斗
貴斗がバツの悪そうな顔をして笑う。
由美
貴斗
貴斗
由美
どうやら
貴斗は過去のことを何も話していないようだった。
私のことなど
何も無かったみたいに。
貴斗
その言葉が
私の心に突き刺さった。