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___ 夏休み 。 ミンミン と元気よく鳴く蝉 。 チリンチリン と風鈴が心地よくなっている 。 太陽もギラギラと光っていて 、こんな日にはみんなで海にでも行きたいものだ 。 … だけど

︎︎

︎︎

なんでお留守番なんですかッッ!!

両手で頭を抱えそう叫ぶ僕 。

︎︎

しょうがないでしょ

︎︎

お母さんたち出張なんだから 。

… と 、のんびりとダラダラしている兄さん達 。

なんと 、今日はせっかくの夏休み初日だというのに 、親は出張で約3週間はいないらしいのだ 。

それで僕達はお留守番 。

… 大の苦手な兄さんたちと 、ね 。

しかも 、兄さんたちはお金の関係で今年は部活に入らないことにしているらしいから 、四六時中ずっといることになる 。

全く 、神様と僕とは仲が悪いみたいだ 。

︎︎

本当に最悪 … ッ

もう本当に 。

誰か夢だと言ってくれ 。

そんなことを思いながら 、僕は自室へと向かった 。

︎︎

ん?

︎︎

どこ行くん?るぅちゃん

… のを 、ジェル兄に止められた 。

︎︎

部屋ですけど 。

そう冷たく返事をすると 、ジェル兄は

︎︎

相変わらず冷たいなぁ

と言いながら やれやれ と両手をひっくり返した 。

︎︎

話したくないんですよ

と言い再び部屋の方を振り返ると 、

︎︎

… 小学生の時は凄い可愛かったんになあ

なんて言いながらスマホをチラつかせるジェル兄 。

︎︎

なッ …

その言葉にまたもや反応してしまい 、ジェル兄の方を振り返ると 、その事に気づいた彼は言葉を続けた 。

︎︎

兄さんたち全員大好き〜

︎︎

とか言っとったよな〜

わざとらしく片目を閉じ 、もう片目で僕の方を見る 。

︎︎

えー!

︎︎

なにそれぇ!

︎︎

是非聞かせてよ

その言葉に 、兄さんたちは次々とジェル兄の方へ集まってくる 。

︎︎

ちょうど動画撮ってんよな〜

︎︎

見せてー!

︎︎

っ 、!

… まずい 。

その動画は 、僕の黒歴史と言えるほど恥ずかしいやつなのに 。

︎︎

やめ … ッ 、!

止めにかかった時にはもう遅かった 。

︎︎

ほい

ポチッ と再生ボタンを押したジェルくんが目に入る 。

︎︎

ぁ … ッ

「 なぁるぅちゃん 」

「 なぁにぃ? 」

「 るぅちゃんは 、どんな色が好きなん? 」

「 ん〜とねぇ〜 ? 」

「 赤とぉ 、青とぉー 、 」

「 … んぅ 、、、 」

「 にぃさんたちの色 、 」

「 じぇーんぶッ! 」

なんて言って満面の笑みを浮かべる僕の動画が流れる 。

︎︎

… 、。

恥ずかしくなってそっぽを向く僕を見るなり 、さとみくんはニヤニヤしながら口を開いた 。

︎︎

随分可愛いこと言ってくれるじゃん

︎︎

〝 るぅちゃん 〟♡

︎︎

うるさいです … 。

ぶわっと顔を赤らめ 、僕はそう答えた 。

︎︎

いいじゃん

︎︎

俺 、可愛いと思うけど?

︎︎

るぅちゃん♡

︎︎

んぁ … ッ

僕の方まで近寄っていき 、耳元で囁くさとみ兄に 、思わず反応して声を出してしまった僕 。

咄嗟に口を抑えたが 、やはりもう遅かった 。

︎︎

… えっろ

そう真顔で言うさとみ兄 。

僕はなんだか恥ずかしくなってきて 、さとみくんにビンタを食らわせた 。

︎︎

いッッッッッてぇ!!

︎︎

なにすんだよ

︎︎

… さと兄が悪いんですッ

︎︎

僕に 、変なことするから …

密かに睨むさとみ兄を見ながら 、僕はそういった 。

︎︎

… なにそれ

︎︎

めっちゃ可愛いじゃん

︎︎

ぇあッ…

莉犬兄の発言で我に返った僕は 、

︎︎

わ 、忘れてください … ッ

とだけ言うと 、走りさろうとした 。

︎︎

何逃げようとしてんの?

それを 、ころん兄に引き止められた 。

︎︎

だッ 、

︎︎

だって …

︎︎

恥ずかいから … ッ

少し涙目になりながらそういうと 、はぁ とため息をつくころん兄 。

すると 、僕を急に押し倒してきて 、耳元でこう言った 。

︎︎

これからもっと恥ずかしいことになるよ?

︎︎

へぁッ 、

訳が分からず混乱している僕と 、

︎︎

お前マジかよww

︎︎

夏休み中とは言ったけど …

︎︎

今やるん?

︎︎

るぅちゃん可哀想 、笑

何かを察してそう話す兄さんたち 。

︎︎

ほら 、はやく

︎︎

莉犬兄とかもやりなよ

︎︎

僕 、1人で襲っちゃうけど?

︎︎

___ やっと理解できた 。

僕はこれから 、兄さん 、いいやこの性欲お化けたちに

犯されるんだ ___ 。

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黄 総 受 け 短 編 集 💛

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