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泣きたいなんて言えない。

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泣きたいなんて言えない。

11 - 泣きたいなんて言えない。10

♥

143

2021年07月19日

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れい

皆さん!れいです!

れい

泣きたいなんて言えない。
10話目………10話目ッ⁉︎

れい

二桁⁉︎

れい

今まで何書いたんだ10話分も!

れい

いや〜長く付き合って下さってる
方たちに感謝しかないですね!

れい

では、本編スタートです!

レイ

………

レイ

………眠れない……

最近悪夢の頻度が急に増えてきた。

レイ

(頭が痛い………)

露骨だったのか、総統にも心配を 掛けてしまった。

グルッペン

おい………レイ
どうした?

レイ

え?……何がでしょう。

グルッペン

何がでしょうじゃない。
目元にクマが出来てるぞ。

レイ

あ………

グルッペン

何かあったか?

レイ

いえ………最近、
少し眠れていないだけです。

グルッペン

さらっと言ったけど
だいぶ心配な内容だな…
……そうだ、この書類
エミさんに
渡しに行くついでに
相談してみるといいゾ。
どうせ図書室にいる
だろうからな。

レイ

はい………
ありがとうございます。

トントン

……………

コツ、コツ、コツ。

廊下に規則正しい音を鳴らし、 自分の背より高い書類を大量に抱えて レイはグルッペンに言われた通り 図書室に向かっていた。

兵士

…ーーー!
ーー。

兵士

ー-ーー?
ーーーーー!

視界は開けてないが、周りから何か 声がする。

そしてその声が、自分に 向けられていることも察知づいた。

レイ

(………)

兵士

ーーーーな。

兵士

あの………レイ?
まだガキじゃねぇか。

兵士

あんなのがなんで
幹部に………

兵士

気に入らねぇな。

レイ

(……丸聞こえ)

もう少しバレないように喋れと 心の中で悪態をつく。

ただ絡まれると面倒なのでスルーして 行こうとしたが、レイが何も しなくても行動に出た者達がいた。

コネシマ

おーうお前ら!
上司を前にしたら
何するんやっけ?

兵士

っ⁉︎こっ、コネシマ
隊長!お疲れ様です!

コネシマ

うんうんそうやなぁ。
上司に会ったら
お疲れ様ですって
ゆうんやったなぁ。口を
酸っぱくして教えたはず
やもんなぁ。

コネシマの口調はまだ あまりキツくないものの、声自体には 圧がある。

兵士

はっ………はい……

ショッピ

はいって言うんだったら
レイにもやんな?

兵士

しょ、ショッピ隊長………
お疲れ様です………

いつのまにか現れたショッピも コネシマの肩に寄り掛かり加勢する。

兵士

はっ…はい!
レイ隊長!
失礼しました!

兵士

お疲れ様です!
わっ分かれます!

形だけでも敬礼をした兵士たちは その場から逃げるように散開した。

コネシマ

あっお前ら!

ショッピ

上司がゆわんと勝手に
分かれたあかんやろ……

呆れるように兵の背を眺め、レイに 向き直るショッピ。

ショッピ

大丈夫かレイ。

ショッピ

俺は別に
来たなかったんやけど
このクソ先輩が
うるさくて………。

コネシマ

やーああゆうの
嫌いってだけやし!

コネシマ

ていうか何その書類?
量エゲツないけど。

レイ

これから図書室に
行くんです。

ショッピ

あーエミさんに……
(えっこれ全部仕事?
 ヤバ…………………)

ショッピ

エミさん
ご愁傷様………

ショッピが静かに合掌する。

レイ

コネシマ

どした?

ショッピ

なんもないですよ。
それよりレイ、
大丈夫か?顔色
悪いけど……………

レイ

ああそれ総統にも
言われました……

レイ

なのでエーミールさんに
恐縮ながら相談をして
いただこうかと………

コネシマ

おん!ええと
思うで!

レイ

では、

軽く一礼をし、レイはまた歩き出す。

長い廊下にレイの姿が来た時、 コネシマかショッピに耳打ちした。

コネシマ

ええと思う言うたけど
そういう相談は
ぺ神とかの方が
いいんちゃうん?

ショッピ

しんぺいさんは今
負傷した兵の
対応に追われてます。

コネシマ

え?なんかあったん?

ショッピ

………爆発事故が
起きたんですよ。
爆発源は用水路とか。

ショッピ

ゾムさんとかもろもろ
駆り出されてて
けっこう大騒ぎに
なってますよ。

コネシマ

へー………
なんでそんなヤバいこと
俺知らんの?

ショッピ

………………。

レイ

失礼します………

図書室に足を踏み入れたレイは 一瞬息をのんだ。

もはや図書館と呼べるほどの膨大な 本の数。

偉人の伝記から、厚みのある ファンタジー小説。

中には、紙が黄ばむ程の貴重そうな 古い文献などもある。

その奥に、半ば埋もれる様に カウンターの様な長机があった。

本棚に入り切らず溢れ出た本が その上に山積みにされている。

レイ

書類をお持ちしました。
エーミールさん。

声を掛けると、本の山から この図書室の主がひょっこり顔を 出した。

彼はレイを見ると、パァッと顔を 明るくさせる。

エーミール

レイさん!
こんなとこまで
お疲れ様です!
今お茶淹れますから
待っててください!

レイ

あ、いえ
お手数をかけさせる
わけには………

そんなレイの声が届く前に エーミールは隣接する簡易キッチンに 消えていった。

レイ

……………。

とりあえず書類をどうにかしようと 書類を整理しながら、ふと思った。

一般兵の嗤う様な顔と、幹部たちの どこか嬉しくなる様な笑顔。

レイ

(幹部の方々の
 対応は……………)

どこか、暖かい気がします。

まあ気の所為でしょう、とあっさり 割り切って、止めていた手を動かす。

顔は相変わらずの仏頂面で。

れい

はーい!今回はここまで!

れい

うん、何この話!
って感じですね!

れい

やっぱレイ中心にすると
話回んねぇな………
(主人公なのに………)

れい

まぁ、あと2話くらい進んだら
話も盛り上がってくると思います
ので、どうか広い心で見ていて 
ください!

れい

では、また!

泣きたいなんて言えない。

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