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いつもと同じ日常
でも学校に行けば五月蝿くなる
あいつらがずっと何かを言っているから
あいつが不安になる
急に身を投げ出したりとか
心中を誘ってきたりとか
今のあいつだと心中はほぼ確で無い
でも不安になる
あんないじめに耐えれる方がすごい
そんなことを思いながら
今日もおかゆと話す内容を考えていた
大空スバル
友達
あいつはまだ来てない
来るまでに落書きを消せたらいいんだけど、いじめっ子共は来てるせいで消せない
ほんっと、スバルって最低だ
いじめっ子なんて無視すりゃいいのに、自分が標的になることを恐れてる
あいつは、休息の地なんて無いのに
猫又おかゆ
おかゆが来た
来てしまった
来ても来なくても辛いことはわかってる
それでも来て欲しくない
何度も何度も書かれた落書き
そこには暴言が沢山書かれている
しかもいじめっ子共が消さないからずっと残り続けてる
最近は油性でやってるし、消せない
学校は別に気にしてない
学校の方で叱ってくれよ
獣人ってのはこんなにも立場が低いんだろうか
スバルが獣人だったらおかゆの気持ちがわかるかもしれないのに
そんな理想ばかり考える
やっぱり、あたしは最低だ
いじめっ子
おかゆをいじめてる奴らに話しかけられる
大空スバル
あたしは敢えて嫌そうな言い方をした
いじめっ子
いじめっ子
そんなの生まれ持ったものだろ
声と同じように、変えられないもの
大空スバル
いじめっ子
嫌なら話しかけんなよ
いっつもそう思う
こいつは多分、あたしも共犯にしようとしてるんだ
見て見ぬフリしてるだけで共犯だってのに
いじめっ子
放課後にあいつらはおかゆを呼び出す
場所は毎回変わるけど、おかゆと話してる時に場所を教えてくれる
これは助けてというサインなんだろうか
それともただ楽しみを共有したいだけなのだろうか
まあ、いじめを楽しみにする方がおかしいけど
猫又おかゆ
おかゆの声が聞こえてきた
きっと今日は殴られたりが多い日なんだろう
絶対懲らしめてやる
あたしはそう思いながら下駄箱へ向かった
それからおかゆのいじめが終わり、あたしは家に帰ってきた
課題をしなければならないのだが、おかゆの顔が頭にチラつく
いじめられてる時にみせた、酷く怯えているような
もう諦めたとも思える顔
あいつのことが気になってしょうがない
でも相談できる人はいない
だっておかゆは
おかゆに起こった出来事は
全て嘘と言われるからだ
同じようなやつなんて、この世に沢山いるはずなのに
決めた
大空スバル
スバルは、そう心に誓った
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