2人は意識がなくなって次に目が覚めると
かな
……んここは?
優太
…あれ?
ゆあん
あら目が覚めたのね
かな
ゆあん
優太
お前な!
ゆあん
2人より戻したのね
かな
だからなに?
ゆあん
別に
優太
なんでここに連れてきたんだよ
ゆあん
もっと苦しんでもらわないとね
かな
私なんかした?
ゆあん
してない
かな
じゃあなんで?
ゆあん
あんたが嫌いだからだよ!
かな
は?
ゆあん
最近調子に乗ってウザイの!
かな
何そんなこと?
ゆあん
そんなことってなによ!
かな
別にこの仕事したくてしてるわけじゃないし
ゆあん
じゃあ辞めればいいじゃない
かな
それは出来ない!
ゆあん
なんでよ!
かな
妹のために!
ゆあん
妹が何よ!
かな
病気なの!それもお金がたくさんかかる病気。まだ14歳なのに可哀想でしょ!お母さんとお父さんがいくら働いてもお金が飛んでいくだけ。だから私にもなにか出来ないかと思って夢だった美容師を諦めた。やりたくもない仕事なんて楽しくなかった。だけど時間が経つ事に楽しくなってきたんだ。
優太
(そんなことがあったのか)
ゆあん
だからなによ!ただの言い訳じゃない!
優太
ゆあんはなんでこの仕事やってんの?
ゆあん
そんなのお金がたくさんはいるからに決まってるじゃない
優太
それだけの理由?
ゆあん
そうよ
優太
金沢山あって何がいいの?
ゆあん
いっぱいある方が男もよってくるでしょ
優太
なんだよその理由。なんか笑えるわ笑
優太
かなちゃんは家族のために頑張ってる。ゆあんはただお金が欲しいだけ。かぞくのためにがんばってるかなちゃんをおうえんしたいとおもわないの?
ゆあん
……
優太
夢も諦めて妹さんの病気を治そうとしてるんだよ。いい加減かなちゃんを苦しめるのはやめろよ!
優太
あんたの事務所の社長にお願いしてあんたを芸能界から居なくさせる。
ゆあん
それはやめて!
優太
じゃあかなちゃんにもう一生手を出すな。いいか?
ゆあん
わかったわよ
優太
かなちゃん行くよ
かな
うん