ビジネス不仲の2人

※夜だと思ってください、！

机の上には大量のビールの空き缶が散らかっている

今日も大人組はたくさん飲みましたね…w

僕は隣にいる赤に目をうつす

ﾊﾞﾀﾝｯ🚪

赤は困った顔になる

紫ーくんはボーッとして眠そうだし

橙くんは変な歌うたってるし

桃くんはまだビール飲んでるし…

僕はチラっと赤を横目で見る

少し不機嫌な顔。

…また可愛いと思ってしまった

そう言いながらペチペチと紫ーくんの頬を叩いている

僕は紫ーくんを抱えあげる

机に突っ伏す僕たち

もう体力の限界だ

思わず思い出し笑いしてしまった

もうすっかり深夜テンションだ

僕たちはお腹を抱えながら笑う

＿好きな人と一緒に笑えるなんて

これより幸せなものはないかもしれない

2人で笑った後＿＿

急に黄くんは真剣な顔になった

だがすぐに口を閉じてしまう

伝えようか迷っているようだ

え、すごい心配なんだけど

すると黄くんは口を開いた

す、すすすす好き！？

え、いきなりどした！？

頭でも打った！？

頭が真っ白だ

何も考えれない

黄ちゃんが…好き…？

俺のことを、？

ジッと見つめられて答えに困る

俺は黄ちゃんから地味に目を逸らしながら言う

‪”‬ 初恋 ‪”‬

ドクンッと胸がなる

それと同時に罪悪感も湧いてくる

初恋って言ってくれるのは嬉しい…

でも…黄ちゃんの初恋の相手が俺でいいの…？

男なのに…

仮に付き合ったとしても

黄ちゃんに迷惑かけちゃう…

黙ってしまった俺を見て黄ちゃんは下を向く

なんて言えばいいんだろ…

前向きなんだな、黄ちゃんは

黄ちゃんがズイッと顔を近づけてくる

耳元で囁く声が聞こえる

黄ちゃんはその人を見るなり険しい顔になる

後ろを向くと…

首にタオルをかけている青ちゃんがいた

髪の毛には雫がついている

…お風呂上がりの青ちゃんだ

…言えない

黄ちゃんに告られたなんて…

口が裂けても言えないっ！

そ、そんなに一緒にいたかな…？

い、いいんだ…

告白されたばっかりだから

黄くんのこと変に意識しちゃう…

ﾊﾞﾀﾝｯ🚪

ﾊﾞﾀﾝｯ🚪

そう言って目を逸らす黄くん

ﾊﾞﾀﾝｯ🚪

ﾊﾞﾀﾝｯ🚪

僕って赤くんのこと…

どう思ってるんだろ？

好きなの？嫌いなの？

…分かんない

僕は黄くんがいるリビングの扉をチラッと見る