水赤 微でます
朝起きれば白い天井
起きれば朝ごはんのお粥が隣に置いてある
もう11時か、
なんも考えずに出てきた期待の言葉
冷めた朝ごはんなんかいらない
お腹も空いてない
そんな気持ちよくないベッドなんかほんと嫌い、
昨日先生から言われた
りうらくん、もう君は長くないね、
寿命が短いって、抵抗なく言われた、
りうらは人生ずっとこの病院にいる気がする、
退院できたまた2週間後、きずけばここにいる
お母さんもそろそろ呆れたのだろうか
最近来る日がない
専業主婦の母が来ない理由なんか知らない
だけど数ヶ月に最後に退院した時は赤ちゃんがいた、
もうりうらには興味無いんだろうな、
あぁ、来世ではもっと人生楽しめたらな、
ガラガラ
出会いはたまにしか行かなかった学校で仲良くなっただけ、
いつもこうやって来てくれる
りうらだって、1時間は長いよ、
けどほとけっちが来るわくわくがあると時間が早い
ガラガラ(カーテンが開く音)
嘘をついてしまった、
唯一無二の親友に
大切な人に
一生謝れないような嘘を
今時間が巻き戻せるなら
言いたかった、嘘だって
もう助からないんだって
もう一緒にいれないんだって
もう君と
学校にも、
君の言う素晴らしい世界にも、
今世じゃ無理みたい、
せめて君の前だけでは、
長生きできるような顔でいたい、!
数日後
いつもこの時間に来てくれるほとけっちがまだこない、
最後に会ったのも数日前
真っ白なベッドに赤い血が汚す
もう、長くないのか、
手を握りしめ、涙がずっと落ちてくる
約束したじゃん、毎日来るって、
もう、りうら、いなくなるかもだよ、?
体力を使いすぎたのか、周りが急に暗くなった、
数日前、聞こえちゃったんだ、
口からぼそぼそ本心が出てたから聞いちゃったんだ、
ムカついて、少し頭冷やしたかった、
なのに、それが長すぎたね、
僕聞いたよ、りうちゃん、
いなくなる前に僕の名前をずっと泣きながら呼んでたんだってね、
ギュ
僕はそっとりうちゃんの冷たい手を握りしめ、
大泣きしただろうの顔にキスをして、
来世ではりうちゃんが素敵な世界が見れますように、
そう願い
りうちゃんに謝りに行った
NEXT♡300