作者
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ロシアちゃん
世界一大きな国が、 視線を集めて佇んでいる。
「わぁ…大きい……」 「あの子めっちゃ背ぇ高くない?」 「ひぇ~~俺よりでかいじゃん笑」
ロシアちゃん
何を囁かれても彼女は涼しい顔で、 『私を』待つ。
フランスちゃん
ロシアちゃん
『私が』話しかければ クールな顔面は一変! たちまち乙女の表情に変わる。
フランスちゃん
ぎゅっ♡
見せびらかすように 腕を絡める。
ロシアちゃん
フランスちゃん
ロシアちゃん
――――ズキ
フランスちゃん
…大丈夫。鎮痛剤は飲んだし、 『替え』も持ってきた。
おうちデート好きなロシアちゃんに ムリ言って着いて来て貰ったんだし、
最後まで リードしなくちゃね。
フランスちゃん
ロシアちゃん
路上の市場にて。
異国のアクセサリーに 思わず見とれる。
ロシアちゃん
フランスちゃん
なんだか、これ………
ロシアちゃん
フランスちゃん
瞳みたい。
ロシアちゃん
フランスちゃん
フランスちゃん
私は嬉しくなってつい、 頬と一緒に 財布をゆるめた。
ロシアちゃん
フランスちゃん
ロシアちゃん
フランスちゃん
ロシアちゃん
…ぽつり。
人気の多い広場に、 ひとり残された私は。
フランスちゃん
ついに耐え切れず、 少しはしたないけれど うずくまってしまう。
フランスちゃん
ズキズキ。
お腹は張るように痛み、 腰には「じくじく」と鈍い重さが 広がっている。
フランスちゃん
軟派なお兄さん
フランスちゃん
蹲る私の図上から 男の声がした。
軟派なお兄さん
軟派なお兄さん
…明らかに「そういう誘い」だ。
普段ならキッパリ お断りするところを、 どうして今なのかしら………!
軟派なお兄さん
パシッ…!
私へ伸びる男の手を、 振り払ったのは――…
フランスちゃん
すかさず私は彼女の手を取り、 寄り掛かりながら立ち上がった。
軟派なお兄さん
ロシアちゃん
フランスちゃん
ロシアちゃんの口から そう言ってくれたなら たまらなく頼もしく思える。
…だと、言うのに 目の前の男は。
軟派なお兄さん
コイツ……ッ!! 本性を現したかと思ったら、 ロシアちゃんのことまで…!
フランスちゃん
グイッ
私は後ろから、 ロシアちゃんに 腕を巻かれた。
ロシアちゃん
すすすす……
もう片方のロシアちゃんの手は 私の子宮あたりを優しく撫でる。
ロシアちゃん
グググググググ…
私を後ろへ寄せる腕は、 じわじわゆっくり力が強まる。
ロシアちゃん
ロシアちゃん
軟派なお兄さん
「世界一大きい国」が 私のために 激怒している!!!!!
相手もその威圧にあてられたのか、 諦めて去っていく。
フランスちゃん
ロシアちゃん
くるり。
私の方へ向き直るロシアちゃんの その顔は、
先程の怒気を孕んだものでは もうなく、 心配に満ちた アメジスト色の双眸だった。
ロシアちゃん
フランスちゃん
フランスちゃん
さす…。
ロシアちゃんの 大きくて温もりのある手が、 再び私のお腹を撫でる。
ロシアちゃん
真剣に、 はっきりとそう言われて 私は目を細める。
フランスちゃん
ガサ....
ロシアちゃんが、 さっき慌てて放り出したらしき 紙袋を拾い上げる。 中身は、、、、、
フランスちゃん
フランスちゃん
ロシアちゃん
フランスちゃん
喉に流し込まれたのは、 甘酸っぱいオレンジの味。 ほどよくぬるくて、お腹が温まる…。
ロシアちゃん
フランスちゃん
この子は本当に、 本当に…………ッ!
スタスタ。 人通りの多い市場を、 こんどはロシアちゃんが 見せびらかすように手を引いて歩く。
その思いやりに、 私はやむなく、 ニヤけてしまった。
コメント
16件
は、はぁっ、!! とんでもないですわ、 これは、ゆ、百合、?百合なのか、? …神のように思えてしまいますわ! カンヒュのことを知らない私でも、 楽しめてしまいますわ!
百合でしか味わえない特権ですねこれは…
やめて...好きになっちゃって書きたくなってしまうッッ!(ダメだろ 男らしさのあるロシアちゃん。これがまさに尊いてこと(? 巫女都様の作品とりた様のかいたフラロシの沼にはまっていってしまう... そしてナンパ野郎をすっごい殴りたいのですがよろしいでしょうか??