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いつも通り屋上に行った日

いつもとは違うことがあった。

(誰かいる…珍し…)

(フェンスに手を掛けて…何してるんだろう…)

次の瞬間、フェンスが大きく揺れた

わっ!!ちょ、君何してるの?!

……

あ…すみません、ボーッとしてて…

こんな所で…死んじゃうよ?!

…そうですね。それは良くないです。

すみませんでした。帰ります。

その少年の事が、少し気になった。

人が死ぬのは見たくないけど…

何かあるなら、僕は基本ここにいるから、話し相手くらいにはなれるよ。

……

…どうも

そう言って、少年は立ち去ってしまった。

(見ない顔だったな…1年生かな?)

おや、君は昨日の……

…どうも

来てくれたんだ。まぁ座りなよ。

…失礼します。

僕は神代類、2年だよ。君は?

冬弥

1年の青柳冬弥です。

青柳くんか。

今日は、なんでここに来たの?

冬弥

……分かりません。気づいたら、

何か、人に話したいこととかあったんじゃない?

冬弥

……

冬弥

家に…帰りたくなくて。

それは…親御さんとか?

冬弥

はい。帰ってもまた、ピアノにバイオリンの練習をさせられるだけ。

冬弥

間違えたら怒られる、上手く弾けても褒めてくれる人なんていません。

冬弥

もう褒められなくてもいいけど…ちょっと疲れて、

そうか……

よしよし

冬弥

…え?

あ、ごめんね。嫌だった?

冬弥

いえ…初めてされたので、驚いただけです。

そうかい。ふふ、君はよく頑張ってると思うよ。

まぁ、会ったばかりの人に言われても、意味ないかもしれないけど。

冬弥

…いえ、そんなことないです

プルルルル、プルルルル

冬弥

あ…ピアノの時間…

冬弥

すみません…帰らないと…

そうかい。まぁ、またおいでよ。

冬弥

…はい。ありがとうございます。

それから毎日、ここで冬弥くんと会って話すのが日課になっていた。

冬弥くんも、段々表情が柔らかくなって、笑うようになっていた。

ふふん、冬弥くん見てよ

じゃじゃーん

冬弥

これは…ロボットですか?

昨日作ったんだ〜。動くんだよ。

冬弥

すごいですね…本当に自分で動いてる…!

良かったら、それあげるよ。

冬弥

え?い、いいんですか?せっかく先輩が作ったものなのに…

良いんだよ。君に持ってて欲しいから。

冬弥

…ありがとうございます。大切にしますね。

カチンカチンカチン

わっ

冬弥くん、卓球上手いね。負けちゃったよ。

冬弥

少し前まで、習ってたので。

君、本当にすごいね…

冬弥

俺でよければ、教えられますよ。

いいの?ぜひ教えてもらいたいな。

とても楽しい時間だった。

それから、何度かいろんな所へ遊びに行った。

もう1年かぁ〜

冬弥

何がですか?

君と出会ってさ。

冬弥

ああ…本当だ。もう1年経ちますね。

時の流れは早いねぇ…最近、お父さんとはどう?

冬弥

…以前よりは、マシです。

そうか。それはよかった。

このまま平和に、卒業まで過ごせたらどれだけ良かっただろう。

冬弥

…おはようございます、先輩。

ああ、おはよ…

冬弥くんの綺麗な顔に痣があった。

その痣は…?!

冬弥

あ、これですか?なんでもないんです。

冬弥

少し、父と揉めて…

チラッと、腕にも痣があるのが見えた。

冬弥くん、腕見せて!

冬弥

え?

いいから!

……酷い痣だね。一体何が、、

冬弥

俺が…俺が悪いんです、その、上手く弾けなかったから…

…君の家庭に口出しするつもりは無いけれど、これは流石に、、、

冬弥

だ、大丈夫です!本当に、大丈夫ですから…

冬弥

…気にしないでください、

…気にするよ、だって、、心配じゃないか。

冬弥

…心配しなくて大丈夫です。俺は大丈夫ですから、

大丈夫に見えないから言ってるんだよ…!

せめて…冷やすくらいはしよう。保冷剤もらってくるから、

冬弥

……すみません、

冬弥

類先輩

そう呼ばれる度、「好き」という気持ちが湧いてくる。

どうしたの?冬弥くん。

絶対に受け入れてもらえないと分かっていても、期待してしまうんだ。

冬弥くんも、同じ気持ちなら…って

けど、僕は自分の言葉に後悔する事になった。

好きだよ、冬弥くん。

冬弥

え?

とうとう言ってしまった

冬弥くんなら、受け入れてくれると思った。

けど、それは甘い考えだった。

冬弥

男同士なんて…有り得ませんよ、

分かっていたのに、その言葉は一生消えない傷になった。

(。-ω-)zzz. . . (。•ω•) ハッ!

またあの時の夢か…

僕も引き摺ってるなぁ…

む、類。起きたのか。

おはよう、司くん。

ああ、おはよう。

(まぁ、今がこうして幸せだから、いいか。)

ここまで書いてたんですけど、ちょっと面倒臭くなったので終わります!(

これで完結にしたいから文章だけの補足説明許して〜!!💦

まず、冬弥について

冬弥はお父さんに音楽の道へ進む事以外許して貰えない結構厳しめな家庭。

当然、男同士の恋愛なんて許してもらえるはずがない。

冬弥は虐待までではないが、間違えたり反抗すると叩かれたり殴られたりなどすることは多々あった。

冬弥が類の告白を断ったのは、父親や周りの目が怖かったからである。

冬弥は音楽の大学へ進み、特に何も楽しい事がなく、灰色の世界を生きていた。

そんな時、たまたま立ち寄ったコンビニで1冊の漫画を読む。

そこには色んな漫画が掲載されていて(ジャ○プみたいな感じ)、その中で1人の漫画家を見つける。

常識なんか全部ひっくり返してしまうような奇天烈な展開、個性的なキャラクターに冬弥は惹かれ、すぐにファンになった。

何とかして父を説得し、漫画の編集社に就職する。

そこで、憧れの漫画家、彰人の担当になった。

ここまでが、一応冬弥のお話です。

これも物語で丁寧にやりたかったけど、忙しかったりで文章だけになります…

ごめんなさい!

次に、彰人について

彰人は昔から、独特の感性を持っていた。

目に見えないものも、見えるものにしてしまうような奇天烈な発想や言動ばかりするので、周りからは否定されていた。

中学、高校は自分の感性に蓋をしていたが、大学生になっておかしいだろと思い漫画を描き始める。

初めて描いた漫画は新人賞を受賞し、デビュー。

その奇天烈な展開と個性的なキャラクター達の高クオリティのバトルが繰り広げられる作品には、多くの根強いファンがついた。

しかし、有名になって漫画を読む世代や年齢層が広がると、炎上なども増えてくる。

すぐに差別だ!とか、教育に良くないなどの炎上が起きるようになった。

今までは、そんな炎上があっても、自分の描きたいものを描くと思い、思うままに描いていたが、

それでもやっぱり、みんなに求められる展開を考えるようになってしまう。

そこで冬弥に一喝される。(本編の通り)

誰かに認められたい、認められないと意味がないと思うのは、創造者なら誰でもそうだろう。

彰人の物語も書きたいと思ったけど、時間かかりそうなんでこれで許して下さい!!

とりまこれで連載終わりたいと思います!

なんかまだ意味分からんとことかあればコメントよろ

ばいまる!

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