これは、友人の祖父母の方の家に泊まりに行った時の話です。
電車内
駿矢
あと、どれくらいなのー?
渉
あと、乗り換え3回あるんですけど。
葉瑠華
えー。結構遠いねー
祥湖
まぁ、文句言っちゃ悪いよ(苦笑)
友人の祖父母の家は、東京からでも、2時間以上はかかる。
この時点で、もう1時間は経っていた。
途中の乗り換え駅
駿矢
はぁー。だいぶ山奥だね!
渉
次は、少し歩いて 尾羽畑駅に行くよー
渉
まぁ、この駅から歩いて5分だから、そう遠くはないよー
葉瑠華
ってか、今何時?
祥湖
もう、17時だね
駿矢
夜勤で寝坊してどうも、すみませんでした。
渉
ホントだよ!笑
葉瑠華
でも、冬だから結構薄暗いね
祥湖
この先、もっと山の中だけど
祥湖
もっと暗そうだね
渉
さぁ、この電車で陰守駅まで行けば、じーちゃんが迎えに来てくれるから。
駿矢
ってか、次の電車まで時間がないんじゃない?
渉
やべぇ!急ごう!
尾羽畑駅
渉
ギリギリセーフ
葉瑠華
ハァハァ…
駿矢
こりゃ、キツイな笑
祥湖
ホント…(苦笑)
電車に乗り込み、陰守駅を目指す一行。
渉
あと、1時間ぐらいだな。
駿矢
誰もいないね
葉瑠華
ちょっと不気味
祥湖
ねー。
渉
まぁな。
私はこの時の違和感にまだ気付いていませんでした…
1時間ほど経過した時でした。
渉
アレ…おかしいな…
駿矢
どうした?
渉
もう、時刻通りなら着く時間なのに…
葉瑠華
まさか、電車間違えた?
渉
いや。
渉
こっちの方面に行く電車はこれしかないし
渉
第1、もし間違えていたとしても 違う行き先の電車が走ってるなんて聞いたことない。
祥湖
次の駅で降りて、確認した方がいいんじゃないかな?
駿矢
俺もそう思う。
渉
仕方ない…
渉
そうするか。
我々は仕方なく、降りることにしました。
腹子川駅
駿矢
どこだ?ここ?
渉
こんな駅聞いたことないぞ。
葉瑠華
これ、なんて読むのかな…
祥湖
とりあえず、公衆電話を探そう
携帯を持ってなかった奴もいれば、持ってた奴もいました。
しかし、この付近は電波も入らないところだったのです。
駿矢
ところで、改札は?
葉瑠華
そういえば無いね…
渉
なわけ。
祥湖
でも、確かに無い…
駿矢
どうやって出るの?
そこに、ひとりの老人がいました。
男性か女性かもよく分かりませんでしたが、
優しそうな目をした方でした。
老人
お前たちは、ここで何をしてるんかね?
渉
降りる駅が分からなくなり、ここで降りました。
渉
陰守駅という駅に行きたいのですが…
老人
…
老人
お前達、この駅は5つも先の駅だよ。
駿矢
えっー!
葉瑠華
えっー!
祥湖
えっ!
渉
そうだったんですか…
渉
なら戻れば、なんとか…
老人
でも、
老人
この駅で降りたというのも、何かの縁
老人
この駅の歴史について語ろうか。
今回はここまでとなります。
今回は、初投稿ということで不慣れで見にくかったかもしれません。
また、あまり今回は怖くなかったかもしれませんが、次回からは、もっと内容を濃くしていきます!