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ある部屋で、俺はスタッフを待っている。
俺は世間で言う俳優ってやつ、
でも、副業でやってるゲーム実況の方がめちゃ伸びててもはや本職みたいなもんになってきてる。
そんな事はどーでもよくて、
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T
P
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身長は小さく、髪の毛は…なんか見たことない色。青っぽいような、緑っぽいような。
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P
白い廊下に、俺と…ちぐさ、?の二人だけの足音が響く。
ここに人いんのか?ってくらい静かで
ポスターも、何も無い。
なんかくそ怪しい。
ところで、今日は何も聞かされていないのだが、一体何をやるのだろうか。
ドラマの撮影が決定したとだけ聞かされてるので、
ドラマの打ち合わせ、?とかそれくらいだろう。
もしドラマだとして、どんなドラマやろう、恋愛以外がいいな、俺苦手やし。
P
T
P
T
P
T
なんだろう、なんか赤面…
T
俺から見て右の扉をちぐが開けると
ちぐは思い切って声を出す
P
T
P
その言葉に、俺は声が漏れる。
待て待て待て待て
えっちな?BLドラマ?
ふざけるなよ
P
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K
T
ピンクの髪を1つに束ねた奴が、ちぐの声に振り返る
身長はちぐより少し上
体付きからして男…かな…?
てかなんで俺こんな人間観察してるんだよ!!
K
T
K
そのピンク髪の、けちゃ?って奴の声にまた振り返る
赤と黒のグラデーションの髪に、オッドアイ。
特殊なピアス
A
T
A
K
…俺空気…
T
T
P
会議室は意外と広く、ホワイトボードには原作の名前らしきものが、書かれている
なんでこんなのを作ろうと思う…
P
K
近くにあった台本には設定のメモが書かれていて、
このドラマは3Pと言う事が分かった。
K
P
えっと、りゅうきくんは攻め…
じゃない、受けだ。
んで他の2人が攻め
いやいやいや、台本見た限り、
この役は絶対俺には似合わない…!!
P
A
T
いやもうこう言うやつらこそ受けだろ、なんでスタッフなんだ。
いやてか俺の顔はどちらかと言うと攻め顔だと思う、
いや攻め顔ってなんだ(((
P
K
A
P
T
P
T
ねぇ無理ほんとやだ
体が拒絶反応を起こしている
つむじから足のつま先までね、
ガチャ
A
K
T
A
誰か来たんだろう
それだけ思って、そっと顔を上げると
見たことある2人が居た。
2人ともイケメンで、
スラッとしている
まずまず来てる服のセンスが天才で、
更に2人のかっこよさを際立たせている
高校ぶり、
かな
P
M
A
そうなるよな、俺も全く同じ気持ちだよ
M
A
M
推しの子みたいな(((
ここで「俺だよ」って言える勇気があればええのに…
気まずっ!!辛いんですけど!!
T
M
A
M
A
少し沈黙を挟むと、あきまぜはスマホを取り出した、
M
A
P
P
今までで一番カオスな仕事になりそうだ
コメント
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