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小学生A

ははははw

小学生A

早く立てよ!

小学生B

コイツ泣いてらーwww

小学生C

男の子のくせにダッさーいw

......

小学生A

おい、

小学生A

立てって!

ドカッ

響は腹に蹴りを食らわされる

うごッ...!

蹴りの痛みに耐えながらも響は立ち上がった

それと同時に股の間から水が滲み出てくる

小学生D

やば!コイツ漏らしやがった!

小学生B

臭えー!w

小学生C

嫌だー!もー!

小学生A

やべ、先生くるぞ!逃げろー!

いじめっ子達が逃ると、 近くにいた女性教師が急いでここへ入ってくる

先生

君!大丈夫?!

先生

...って響くんじゃないの!

この先生は響の担任で、 悩みを相談する関係だった。

......

しかしながら彼は、先生の声がした後もずっと下を向いていた

先生

また"あの子たち"に虐められたの?!

...うん

先生

ケガはない?....

先生

...!

先生

はやく保健室に行かないと!

響と先生2人は教室を出た

―保健室―

先生

響くんをよろしくお願いします

保健室の先生

了解です。任せてください

先生

では、!

先生は保健室を出る

保健室の先生

さてとっ...

保健室の先生

ちょっとお腹見せてねー

保健室の先生

あー酷い痣ねー

保健室の先生

蹴られたのかしら。

蹴られ...ました...

保健室の先生

響くんねぇ

保健室の先生

男の子なんだからもっと頑張りなさいよ

なにを...ですか...?

保健室の先生

こんな傷で保健室なんて来るもんじゃないのよ。

保健室の先生

もっと大怪我じゃないと保健室は使う必要ない気がするんだけど?

保健室の先生

特に男の子は、ね!

...ごめんなさい―...

保健室の先生

一応鎮静用の湿布は貼っておくから、

保健室の先生

あとは家に帰ったらお母さんに、

保健室の先生

なんとかして貰ってねー

はい。。ありがとうございます

響は一人、帰り道を歩いている

"施設"という名の家へ。

(今日の蹴りいつもより痛かったな)

(まあ"水バケツ"よりかはましか...)

...今日のよるごはん何かなー

響は歩いていると後ろから声がした。

先生

響くん。

なんだ、せんせーか

なんでここに?

先生

先生も響くんと一緒に家に帰っていいかな?

いいけど、

どうしたの?

先生

少しお家の人と話したくて

へー

変な人だなー

先生

そんな変?

いやー、いきなり家に来るなんて

家庭面談でもないのに

先生

まあ、たしかに?笑

先生

そうだ

先生

響くんって好きな食べものって何かな?

、、うーんと

カレーライス?とか?

先生

おー!

先生

先生もカレー大好き!

先生

先生も響くんと一緒くらいのときによく食べてたなー...

へーそうなんだ

誰と食べてたの?

先生

誰って、、なんでそんなとこ突くの笑

僕は一人だったから

誰かと食べるとどうなるのか気になって

先生

あぁ、、

先生

(そんなこと今まで1度も考えたこと無かったな、、)

あ、でも

僕は先生と食べたときが一番美味しかったかもしれない

先生

え、?

クラスのみんなやお母さんと食べるときよりもきっと美味しいと思うなー

先生は他のみんなと違って優しいし

だから...その...

ありがとう...

先生

ッ...!

先生

(そんなこと思ってくれてたなんて)

先生

こちらこそ...一緒にいてくれてありがとうね

先生

...それでも嫌がらせを止められなくてごめんね...

なんで謝るの?

先生のせいじゃないよ

殴られたり蹴られたりしてるのはアイツらのせい。だから、

先生は良い人!

先生

うん...ありがとう...!

先生

先生絶対、、やめさせるから、。

彼女の目には涙が浮かんでいた

先生

じゃあ、おうちへ帰ろっか!

うん!

流れ出た涙を手でゴシゴシと拭うと

2人は手を繋いで家へ帰った

先生

そうだったんですか...

響の家の児童指導員

―...はい

響の家の児童指導員

響くんは去年からここで暮らしてます

先生

響くんはこの事について知ってるんですか?

響の家の児童指導員

両親が亡くなったことはまだ教えてません

響の家の児童指導員

彼が成人するまでは教えない方が彼の為にもまだいいかと...

響の家の児童指導員

成長に支障をきたしてしまう可能性がありますので...

先生

そう...ですね...

先生

でも授業参観とか大丈夫ですか、?

響の家の児童指導員

大丈夫ですよ。

響の家の児童指導員

授業参観日は見に行くので

先生

そうじゃなくて、、

先生

クラスの子たちにいじめられたりしないですかね...

先生

その事で...

響の家の児童指導員

ははは笑

響の家の児童指導員

大丈夫ですよ、先生

響の家の児童指導員

そんな事なんて滅多に起きませんから笑笑

先生

そう...ですよね

響の家の児童指導員

ほら、響くんだってあんなに元気ですし

響の家の児童指導員

まあ、ここの子達の心配はご無用ですので、大丈夫ですよ!笑

響の家の児童指導員

ご心配なさらずに!

先生

ですよね...笑

先生

それじゃあ私はこれで...

ガチャ

先生はその話を聞くとすぐに、 施設を出てしまった

先生

(響くんとの約束)

先生

(結局果たせなかった...)

先生

(ずっと変わんないな...)

先生

(優柔不断というか、なんというか...)

先生

(昔から行動力ないからなぁ...)

先生

(―...どちらにしろ自分を変えるしか選択肢は無いんだ、)

先生

響くんを守るためにも頑張らなきゃ。

先生

さてと!今日の夜ご飯は何にしようかなー

ピンポーン

ピンポーン

夜中に鳴る高い音で目が覚めた響は玄関へ行くとドアを少し開ける

ふぁーい...

こんな夜中に何か用ですか...?

あなた今、幸せですか?

本当の親じゃない。

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