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あの日から2日

私はソファに座りながら

スマホを握りしめた

佐久早

大丈夫か

○○

…平気

あとは投稿のボタンを押すだけ

なのに

あと一歩踏みとどまってしまう

佐久早

○○

佐久早

大丈夫だから

佐久早

そんな心配するな

そう言って私の手をぎゅっと握った

○○

分かった…

私は投稿のボタンを押した

画面には

昨日撮った夜景の見える窓辺で撮った2ショット

私がほんの少しだけ照れたように笑って、 聖臣くんの方を見ている

【こんにちはトマトです。】

【大切なお知らせがあります。】

【ファンの皆様には伝えるべきだと思い】

【このような形で伝えさせて頂きます】

【これからも変わらず、見守ってくれたら嬉しいです】

今の時間は夜の10時

ファンの多くがアクティブな時間帯

数分後

通知が嵐のように押し寄せる

《ええええ、待って!おめでとう!》

《絶対推す!結婚して欲しい♡》

《前の動画の雰囲気おかしいと思ってた笑》

《まさかの聖臣選手!?えぐい》

《この2人高校からの仲らしい!応援しよ!》

反応は思ったよりも良かった

○○

良かった…

その一方で

少しずつ混ざってくる

“違う色”

《えー、春馬くんが良かった笑》

《ショックすぎる》

《佐久早選手の熱愛しんど》

聖臣くんはそのコメントを

表情を変えずに読み進めた

○○

いいよ、見ないで

佐久早

いい

佐久早

見る

佐久早

大事なことだから

○○

そっか…

私は少し

申し訳ない気持ちを抱え込み

コメントを見続けた

佐久早

明日

佐久早

どっかいくか

○○

え?

佐久早

デート

佐久早

したいって言った

○○

あ、うん

○○

したいけど

○○

大丈夫かな

佐久早

なんのために公開したの

○○

それは…そうだけど

佐久早

どこ行くか

○○

うーん…

○○

あ、そうだ

佐久早

なに

○○

聖臣くんの試合見たい

佐久早

却下

○○

は…?

佐久早

そんなのYouTubeとかで見れば

○○

嫌だ

佐久早

それデートじゃない

○○

デートだよ

佐久早

無理

○○

…はーい

○○

わかりました

○○

見たかったなー

○○

彼氏の活躍

佐久早

お前な…

佐久早

はー

佐久早

分かった

佐久早

それは今度な

佐久早

明日は別

佐久早

休みだから

○○

ほんと!?

○○

やった!

佐久早

調子いいな

○○

明日は…ドライブとか?

○○

とりあえず

○○

ご飯とか食べて

佐久早

佐久早

そうするか

○○

うん!

成木

通話終了

通話
00:00

○○

ん…あれ

○○

成木マネからだ

○○

ちょっと出てくる

佐久早

わかった

私は家の外に出てから電話に出た

○○

はい

成木

ごめんね○○

成木

今大丈夫?

○○

はい

○○

大丈夫です

成木

見たよ投稿

○○

はい、大丈夫そうですか?

成木

もちろん

成木

なんならいい方よ

○○

でもところどころ…

成木

それは仕方ないわ

成木

どんなに普通のことでも

成木

今は叩かれたりするんだから

成木

これで済んでるのは奇跡

○○

そうなんですね

成木

でも気をつけてね

成木

何が起こるか分からないから

○○

はい

成木

それは佐久早さんにも

成木

伝えておいて

○○

え?

成木

嘘の情報でも

成木

それを見られた瞬間

成木

良くない噂が立てられるから

○○

あ…はい

○○

そうですね

○○

気をつけます

成木

あとそうだ○○

○○

はい?

成木

毎年イベントやってるじゃない?

○○

あ…そうですね

成木

それで今年もやるんだけど

成木

今年は他の事務所とも共同で

成木

かなり大掛かりになるのよ

成木

それで…

成木

うちの事務所って

成木

顔出ししてない子も多いから

成木

出来れば顔出ししてる人にお願いしたいんだけど

○○

なるほど…

YouTubeを初めて早5年

何度か誘われてたイベントとも断っていた

でも私も何か新しいことに挑戦したい

成木

あっちの事務所から

成木

○○に出てほしいって推薦があって

推薦...?

成木

やっぱりやめておく?

○○

いえ…やります

○○

やらせてください

成木

あら珍しい

成木

春馬もらぁらもでるから

成木

安心してね

○○

はいありがとうございます

成木

それで明日ミーティングがあるんだけど

○○

え...明日ですか?

成木

うん来れないかしら

○○

何時からですかね

成木

8時ぐらいに集合して

成木

11時くらいまでかな

それならギリギリ平気かな...

○○

わかりました

成木

良かった

成木

それじゃあ

成木

切るわね

成木

2人の時間を邪魔してごめんね

○○

いえ

○○

大丈夫です

○○

お疲れ様です

成木

通話終了

通話
01:25

イベント…か

佐久早

終わったのか

○○

あー...うん

○○

明日イベントの会議あって

佐久早

イベント?

○○

うん

○○

初めて参加するけど

佐久早

ふーん...

○○

お昼過ぎで終わるから

○○

その後とか...

佐久早

わかった

佐久早

迎えに行くよ

○○

え、ほんと?

佐久早

なに

佐久早

別に行くでしょ

佐久早

そのくらい

○○

...いや

○○

確かに、うん

佐久早

そのイベントって

佐久早

春馬って人も出んの?

○○

え?

○○

春馬くんも出るよ

佐久早

へー...

○○

なんの心配して...

佐久早

それ

佐久早

俺も行けんの

○○

え?

佐久早

だから

佐久早

そのイベント

佐久早

俺行く

○○

は...いや、え?

○○

何言ってんの

佐久早

なんで

○○

なんでって...

佐久早

俺関係者

○○

そうだけど

佐久早

行く

佐久早

決めた

○○

はー...わかった

○○

明日聞いてみる

佐久早

ん、わかった

佐久早

風呂入ってこい

佐久早

早く寝る

○○

うんわかった

次の日

私は6時に目を覚ました

○○

ん...

朝起きると聖臣くんは

いつも私をガッツリホールドしている

○○

聖臣くーん...

佐久早

んー...

○○

私家帰って準備しないと

佐久早

もう行くの

うつらうつらに話す聖臣くんは

いつもより可愛い

○○

うん

○○

行かないと

○○

起こしちゃってごめんね

佐久早

何時に迎えいけばいい

○○

んー...

○○

終わりそうなったら連絡するけど

○○

だいたい11時とか?

佐久早

わかった

佐久早

また後で

○○

うん

○○

また後で

○○

おはようございまーす

事務所に入ると

たくさんの人が集まっていた

成木

あ、○○おはよ

○○

おはようございます

成木

すごい人数でしょ

○○

はい...

○○

思ったよりいますね

成木

緊張しないで

成木

○○は○○らしく

○○

はい

○○

頑張ります

らぁら

あ、とまちゃんおったん

○○

らぁらちゃんも?

らぁら

私は毎年参加しとるよ

らぁら

今回は合同ってなったから

らぁら

さらに楽しみ

○○

私は緊張するよ...

らぁら

大丈夫大丈夫

らぁら

あ、というか

○○

ん...?

らぁら

とまちゃんの彼氏!

らぁら

めっちゃ有名人やん

○○

あー...

そういえば

昨日公開したんだった

だから...

みんなの視線が集まってたんだ

らぁら

何繋がり?

○○

高校が一緒で...それで

らぁら

あー!

春馬

らぁら

春馬

成木マネ呼んでる

らぁら

え、まじ?

らぁら

じゃあまたねとまちゃん!

○○

あ、うん

春馬

○○

おはよ

春馬

どうよ

春馬

反響は

○○

うーん...

○○

八割型は

○○

応援してくれてるけど

○○

まぁ...うん

春馬

しゃーないな

春馬

一定数は

○○

うん

春馬

なんでイベント参加すんの

春馬

今年

○○

あー...なんか

○○

挑戦してみたいなって

春馬

ふーん...なるほどね

春馬

珍しい

私が少し照れくさそうに笑うと

春馬

イベント来んの?

春馬

聖臣くん

○○

あ...そうだ

○○

聞くの忘れてた

春馬

ん?

○○

聖臣くんが来たいって言ってて

○○

でも...やめといた方がいいよね

春馬

うーん

春馬

いいんじゃね?

○○

え?

春馬

あいつの嫉妬は

春馬

半端じゃないから

○○

ん...?

○○

何の話?

春馬

こっちの話

春馬

一応成木マネに聞いてみな

○○

うん

○○

わかった

成木

ん?

成木

聖臣くんを呼びたい?

○○

はい...

○○

ダメだったら

成木

もちろんいいわよ

○○

...え?

成木

何そんなに驚いてるのよ

成木

こっちからしても悪い話じゃないわ

○○

良かったです

○○

ありがとうこざいます

成木

それじゃあみんな集まって

みんなが集まると

見たことの無い顔が沢山あった

他の事務所の人たちか...

可愛い子いっぱいいる

...ん?

ってことは

聖臣くんに合わせるのは危険?

○○

...平気か

春馬

なにが

○○

え、うわ

春馬

なに

○○

ううん

○○

なんもない

そしてお昼前

会議室を出て事務所を出ようとしたとき

春馬

いやー

春馬

イベント楽しみだな

○○

うん

○○

思ったよりすぐやるんだね

春馬

いや

春馬

○○が招集されたのが

春馬

ギリギリなだけ

○○

え、そうなの?

春馬

うん

春馬

俺たちは2ヶ月前ぐらいから

春馬

話入ってた

○○

そうだったんだ...

○○

知らなかった

春馬

まぁがんばろ

あの...

○○

え?

春馬

ん?

トマトさんですよね?

○○

えっと...

振り向くと

そこには可愛らしい女の子がいた

乃亜

あ、すみません

乃亜

私ポリスタの乃亜って言います!

ポリスタとは

今回の合同でやる事務所

○○

あ...初めまして

乃亜

ずっと○○さんに会いたくて!

○○

ありがとうございます

春馬くんの方を見ると

「俺先行くな」と口パクをし

その場を去っていった

乃亜

生でもすごく可愛いですね!

○○

あ...えっと

○○

どうも

乃亜

今回のイベント

乃亜

私が誘ったんですよ

○○

え?

あ...確か推薦って

乃亜

○○さんとは仲良くしたくて!

○○

もちろんです

乃亜

それで...

乃亜

佐久早選手が彼氏って

乃亜

本当ですか?

○○

え?

乃亜

あ、いや

乃亜

失礼だったらすみません

○○

いや...べつに

○○

大丈夫ですけど

乃亜

凄いですよね!

○○

あ...まぁ

なんかこの子...

取っ付きにくい

というか

なんというか

乃亜

もしかして

乃亜

この後デートですか?

○○

いや...うん

乃亜

引き止めちゃってすみません!

乃亜

乃亜

あ、マネージャーさんだ

乃亜

私行きますね!

乃亜

またイベントで!

そういうと

明るく手を振って

乃亜ちゃんは去っていった

○○

乃亜ちゃん...

調べると

100万人のフォロワーがいて

上げてる内容は美容系

○○

100万人もいるのに

○○

私のファン...?

少しの疑問を抱きながら

私は事務所を後にした

○○おせーな...

終わるって言ってから

かなり時間が経っている

その時窓をコンコンと誰かが叩いた

目線を向けると

佐久早

はー...

春馬

佐久早

なんですか

春馬

いやー

春馬

そんな嫌そうな顔しないで

佐久早

してないです

春馬

してるよ

春馬

この前の賭け

春馬

君の勝ちだよ

佐久早

はい

春馬

だからちゃんと諦めた

佐久早

そうですか

春馬

でも意外だったよ

春馬

公表するなんて

佐久早

...まぁ

佐久早

俺からは結婚の時に

春馬

へぇー

春馬

結婚ね

佐久早

はい

春馬

そんなこと言って平気?

佐久早

はい

佐久早

するんで

春馬

そうかよ

春馬は少し笑った

春馬

そんじゃ

春馬

また今度な

佐久早

もう会わない

春馬

イベントで会うからな

佐久早

あー...

そういえばそんなこと言ったか

佐久早

はい

佐久早

じゃあその時で

○○

何してんの

○○

春馬くん

春馬

春馬

彼女の登場だ

○○

え?なに?

春馬

彼女の登場だ

○○

え?なに?

佐久早

○○乗って

○○

え...あうん

○○

春馬くんお疲れ様

春馬

またなー

私がドアを閉めると

聖臣くんは車を発進させた

○○

はー...疲れた

佐久早

おつかれ

○○

うん

○○

あ、そうだ

○○

イベント

○○

来ていいって

佐久早

そっか

○○

来週らしいけど

○○

行ける?

佐久早

うん

佐久早

多分行ける

○○

多分って...

佐久早

まあ

佐久早

どこいく

○○

んー

○○

お腹減った

佐久早

わかった

レストランに着くと

美味しそうな料理が私を出迎えた

○○

うわ...美味しそう

佐久早

うん

佐久早

美味そう

一応帽子は被ってるけど

もしかしたらバレるかもしれない

佐久早

○○

○○

ん?

佐久早

そっちの方が怪しい

○○

え、嘘

佐久早

ほんと

佐久早

普通にしろ

○○

はーい...

ご飯を飲むと同時に

私たちは高校の話をした

○○

あの時

○○

付き合うとも思ってなかったし

○○

別れるとも思ってなかった

佐久早

...まぁ

○○

なんで

○○

あの時私と付き合ったの

佐久早

それ言わなきゃだめなの

○○

うん

佐久早

今付き合ってるから

佐久早

いいでしょ

○○

気になる

佐久早

ほんとになんとなく

○○

は?

佐久早

なんとなく目で追って

佐久早

なんとなく...

佐久早

好きになった

○○

...なにそれー

○○

ずるい

佐久早

逆に

佐久早

何が良かったの

○○

んー...内緒

佐久早

は?

○○

私話し出したら止まらないよ?

佐久早

じゃあいい

○○

ほら

聖臣くんは私をじっと見つめた

○○

ん?なに?

佐久早

だから

佐久早

後悔した

佐久早

○○と別れたこと

○○

え?

佐久早

一緒にいて

佐久早

楽しかったし

佐久早

これからも

佐久早

一緒にいたいと思ってた

○○

うん

佐久早

でもその時余裕がなかった

聖臣くんはトーンを下げて話し始めた

佐久早

プロになれるかどうかの時

佐久早

○○と付き合ったままだと

佐久早

どっちも

佐久早

大切にできなかったと思う

佐久早

結局...

佐久早

俺はバレーを取った

佐久早

それは

佐久早

ごめん

○○

...なんでよ

○○

謝る必要ないよ

佐久早

うん

佐久早

○○なら

佐久早

そういうと思ってた

○○

でも言ってくれれば良かったのに

佐久早

それは...

○○

プライドが許さなかった?

私が笑って言うと

佐久早

は...いや、まぁ

佐久早

そうかも

○○

そうなんかい

○○

でもさ

○○

今一緒にいるから

○○

それも

○○

思い出だね

佐久早

まぁな

私たちは顔を見合せて笑った

あ...あの

とまちゃんと佐久早選手ですか?

○○

え、

一人の女の子が声をかけてきた

○○

あ...えっと

佐久早

はい

私がパニクってると

聖臣くんが対応してくれた

あ...え、ほんとですか

女の子は

周りにバレないように

ひっそりと話してくれる

私、とまちゃんのこと大好きで

あの、本当に

応援してます!

○○

え...

これからもずっと

とまちゃんのファンなので

幸せになってください!

そう言って女の子は

グッとポーズをした

○○

あ...えっと

○○

うん

○○

ありがとう!

私がそう言うと

女の子はにこにこしながら

その場を去っていった

佐久早

泣くなよ

○○

...泣いてないもん

○○

ただ

○○

嬉しいだけ

佐久早

はいはい

そう言って聖臣くんは

私の帽子を深くかぶせた

佐久早

帰るか

○○

うん

○○

聖臣くん

佐久早

ん?

○○

ありがと

佐久早

は...なにが

○○

なんでも

私は聖臣くんの手にある伝票をとり

そのままレジに向かった

佐久早

あ、おい

○○

今日は気分が最高だから

○○

私の奢り!

私がそう言うと

聖臣くんは少し笑った

これが

私たちの幸せだと

そう思った

この作品はいかがでしたか?

115

コメント

8

ユーザー

フォロー失礼します! 最高です!

ユーザー

フォロー失礼します 続き待っています!

ユーザー

おめでとーございます!!! もう臣くん最高です👍👍👍 とまちゃんも可愛すぎるし2人とも尊いです!!成木マネないすぅ!春馬くんは大丈夫です!!!! 次回作も楽しみです!!!

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