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毛利小五郎

ダメだ……

毛利小五郎

死んでいる…

女性

そ、

女性

そんな……

女性

おじい様〜!!

江戸川コナン

あ…

夜花星

ちょ…

毛利小五郎

入るな!!

毛利小五郎

いいか、オレがいいというまで、

毛利小五郎

誰もこの部屋に入っちゃいかんぞ!!

女性

うっうっ…

毛利小五郎

まだアゴの硬直が始まっていないが、

毛利小五郎

瞳孔括約筋が締まり始めている…

毛利小五郎

おそらく豪蔵氏が死んでから、

毛利小五郎

40〜50分経っていると考えられる…

女性

へー、ただの探偵のわりには詳しいわね…

毛利蘭

父は、もと殺人課の刑事だったもので…

毛利小五郎

確か、発見者は執事の鈴木さん、あなたでしたな?

執事

は、はい…

毛利小五郎

今から40〜50分前、つまり午後8時前後、

毛利小五郎

あなたはどこにいましたか?

執事

8時頃といえば、食事の用意をしておりまして、ずっと食堂に…

男性

ウソじゃねーだろーな?

執事

ほ、本当ですよ!!

執事

のんなら、ほかの使用人達に聞いてみれば…

毛利蘭

ウソじゃないわよ!

毛利蘭

その頃鈴木さん、わたし達のテーブルのまわりで忙しそーにしてたもの…

毛利蘭

ねえ、夏江さん!

女性

は、はい…

毛利小五郎

あなたが死体を発見した時、この部屋の鍵は確かに掛かっていたんですな?

執事

は、はい…

毛利小五郎

で?鍵を掛ける方法は?

執事

中からはかかりますが、外からはこの鍵がないと…

毛利小五郎

この部屋の鍵は、それ以外にあるんですか?

執事

いえ、これ一つだけでございます…

執事

船に乗った時から、私がだんな様から預かっておりました…

毛利小五郎

となると、この部屋の窓は開かないし…

毛利小五郎

たった一つの入口のドアには、鍵が掛かっていた…

毛利小五郎

外部からの侵入は、不可能だ…

毛利小五郎

つまりこの部屋は、完全な密室だったという事になりますな!!

男性

み、密室!?

女性

誰も入れないって事は…

女性

まさか…

女性

自殺!?

毛利小五郎

豪蔵氏が自殺するような心当たりがあるんですか?

女性

そ、そんな…おじい様が自殺だなんて…

男性

へっ、わかんねーぜ…

男性

このジジイ、昔から相当悪い事してきたらしいじゃねーか…

男性

その悪行の数々を、孫のあんたの結婚を機に精算しようとグサッと!!

女性

お、お義兄様

男性

あのおやじが、そんな事をするとは思えんが…

女性

あら、そうかしら?

毛利小五郎

しかし変ですなー…もし自殺だとすれば、

毛利小五郎

当然、死体といっしょにあるはずの物がここにはない…

男性

え…?

男性

え…?

女性

え…?

毛利小五郎

凶器ですよ…

毛利小五郎

死因はまちがいなく腹部刺創による出血多量だ!

毛利小五郎

だが、その傷をつくった鋭利な刃物が、この部屋にはみあたらない…

毛利小五郎

いったいどこに…?

男性

とがった氷とかなんじゃねーのか?

男性

ほら、推理小説なんかでよくあるだろ?

男性

時間がたてば消えちまうってやつ…

毛利小五郎

自殺する人間が、そんな事しますかな?

女性

きっとおじい様の嫌がらせよ!!

女性

ここにいる旗本家の一族全員に容疑をかけて、いたぶる気なんだわ…

女性

おいじ様は、一族の者を嫌っていたからね!

女性

そう、夏江以外の全員をね…

女性

お、お姉様

男性

ウーム、それならおやじでもやりかねんな…

女性

じょ、祥二おじ様まで

男性

自殺! 自殺!!自殺で決まりだ!!

江戸川コナン

いや、これは他殺だよ…

江戸川コナン

それも、極めて単純なね……

女性

な!?

毛利蘭

コ、

毛利蘭

コナン君!?

夜花星

ふは、やっぱり似てる……

毛利小五郎

ま、またきさま…

江戸川コナン

ほら、ここを見てよ…

江戸川コナン

このドアの溝の中…

江戸川コナン

血が落ちてるでしょ?

毛利小五郎

んー?

江戸川コナン

もし、あのおじいさんが自殺した時にこのドアが閉まっていたんなら、

江戸川コナン

こんな所に血なんて落ちないでしょ?

江戸川コナン

そーすると、ドアが開いてる時に刺されたって考えた方が自然だよね…

毛利小五郎

そ、そうか…

毛利小五郎

豪蔵氏は、この部屋を出た瞬間に、誰かにグサッと!!

男性

じゃあ、誰が鍵を掛けたんだよ?

毛利小五郎

だ、誰でしょう……?

男性

おいおい、大丈夫かあ…?

毛利小五郎

え?

毛利小五郎

ん?

毛利小五郎

………

毛利小五郎

!?

毛利小五郎

そ、そうか!!

毛利小五郎

鍵を掛けたのは、この豪蔵氏本人だ!!

女性

ええっ!?

毛利小五郎

おそらく彼は、部屋の外で何者かに刺され、

毛利小五郎

さらに襲い来る犯人をかわすために部屋の中に逃げ込み、

毛利小五郎

鍵を掛けたが、

毛利小五郎

そのまま力尽きて死んでしまったんだ!!

毛利小五郎

そうなると、部屋が密室だった事も、凶器がなかった事も、ドアの溝に血が落ちていた事も、

毛利小五郎

すべて、つじつまが合う!!!

男性

ウム…

男性

た、確かに…

江戸川コナン

さすがおじさん、名推理だね!!

毛利小五郎

ハッハッハッ!!

毛利小五郎

ハ…

毛利小五郎

まてよ…

毛利小五郎

そうなると、誰にでもチャンスはあった事になるな…

毛利小五郎

犯行時刻は午後8時前後………

毛利小五郎

そう…食事の用意が整い、集まり出した頃だ…

毛利小五郎

オレと蘭とコナンと星ちゃんと夏江さんの五人は、7時半頃からテーブルに付いていたから、犯行は不可能…

毛利小五郎

その時、テーブルのそばにいた鈴木さんも同じ事がいえる…

毛利小五郎

つまり犯人は、

毛利小五郎

あの時食堂にいなかった…

毛利小五郎

あなた方七人の中にいるという事になりますな!!

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