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病室をノックした訪問者から数日後…
わたし
わたし
わたし
わたし
わたし
わたし
わたし
コンコン
わたし
Sy氏
わたし
Sy氏
Sy氏
わたし
わたし
Sy氏
ふわふわのついた紫のジャケットを羽織る彼は普段、 バイクに乗っててジャケットと同じ紫色のヘルメットを 被っているんだけど…
さすがに病院の中では外してる。 ヘルメットに押さえつけられてると思えないくらい ふわっふわの髪質で羨ましい。
わたし
Sy氏
カロリーを節約した一本調子の声色から得られる情報はなかった。
彼は窓際に背をつけて座ることはないんだけど
30分くらい、世間話して帰る。
つまらなくないですか、と聞いたことがある
ふつー、と返されてしまった
でも、律儀に毎日来てくれるのは傷の具合を心配してくれてるからだよね、嬉しいような申し訳ないような。
わたし
わたし
わたし
Sy氏
わたし
Sy氏
わたし
前髪をかきあげたSyさんが急に接近してくるからびっくりした。
Sy氏
わたし
ギュッと目をつむったから何が起こったか分からないけど、 額にコツンと何かが当たって数秒して離れた。
Sy氏
わたし
Sy氏
わたし
部屋を出る前にSyさんはこちらを向かずに話しかけた。
Sy氏
わたし
わたし
そのまま彼はナースステーションまで走っていってしまった。
声は相変わらず一本調子だったけど…
分かりやすいなぁと思うと自然に頬が緩んでいた。
おわり