TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

狭い檻の中、ひとりぼっち。

沢山のお客さんが私を舐め回すように見る

「蒼い瞳だ」 「我々の実験材料になるかもしれん」 「アルビノではないが、まぁ生贄程度にはなるだろう」

怖い、まだ死にたくない。

「だが、相当な金が必要だな」 「今日のところは引き上げるとするか」

生前アリス

、、、

助かった。

ジジっと隅に置いてあるラジオが鳴る

生前アリス

このラジオは以前ここのオーナーに必死に頼み込んでかってもらったものだ

ラジオから陽気な声が聞こえてくる

生前アラスター

さぁ!お待たせしました、ラジオの時間です!

生前アラスター

司会は私、アラスターが務めさせて頂きます!

生前アリス

、、、

あぁ、先程までの疲れがこの声を聞くたびに消えていく

生前アリス

、、、この人が、私をここから出してくれたらな、

そうなったらどれだけ嬉しいだろう。 そんな淡い妄想を抱きながら私はゆっくりと瞼を閉じた

生前ミムジー

あら!アラスターじゃない!

バーで酒を煽っていると聞き慣れた声がした

生前アラスター

おや!これはこれは、ミムジーじゃあないですか!

生前ミムジー

久しぶりねー!今日の放送とても良かったわよ

生前アラスター

ははっ!お褒めにあずかり光栄です

生前ミムジー

にしても珍しいわねー、アンタがこんな場所に来るなんて

生前アラスター

ははっ!ちょっとした気分転換ですよ、最近嫌なニュースも入ってきていますし

生前ミムジー

あー、例の人攫い?確か若い女性だけを攫うのよね

生前アラスター

えぇ、最近では年齢に関わらず次々と女性の人攫い事件が起こってるようですよ

生前ミムジー

へぇ、、ねぇ、アラスター、?

生前アラスター

ははっ!えぇ、分かっていますよ、ちゃんと送ります

生前ミムジー

さすがアラスター!よく分かってるわー!

人攫い、しかも女性のみか、

同じ紳士として恥ずかしいものですねー!

ポケットに入っているナイフを撫で、ニヤける口を押さえながら ミムジーを連れバーを後にした

生前ミムジー

あ!ねぇアラスター、ちょっと寄りたいところがあるんだけど、良い?

生前アラスター

ん?構いませんが、どこへ?

生前ミムジー

えーっと、ちょっと危ない所からお金を借りちゃって、
その取り立て人とホテルでよろしくやるからさ、

生前アラスター

はぁ、またですか。やめておきなさい、どうせロクな事になりませんよ

生前アラスター

と、言ってもあなたはいくんでしょうね

生前ミムジー

さっすがアラスター!分かってるわねー!

ミムジーは私を連れ目的の場所に足を運んだ

生前ミムジー

んじゃあ!ここまででいいわ!
送ってくれてありがとうねアラスター!

生前アラスター

えぇ、では!また

私はミムジーを送り来た道を戻った

生前アラスター

〜♩

陽気に歌を歌いながら歩を進める

生前アラスター

〜♩、、おや?ここは、

私はとある見世物小屋の前で止まった

生前アラスター

予定もありませんし、覗いていきましょうか♩

私は見世物小屋の中に入っていった

オーナー

さぁ!皆様お待たせしました!

司会者の合図で様々な芸が見せられた

頭が二つある人間、火を吹く人間、それぞれの芸が終わり ショーは終盤に近づいてきた

オーナー

さぁ!皆様大変長らくお待たせしました、うちの大目玉!蒼い瞳の天使、アリスです!

生前アリス

、、、

生前アラスター

「おぉ!あれが、、!」 「東洋人は貴重だ!私が買う!」 「東洋人で青い瞳とは、」

会場がざわめく中、私は彼女に釘付けだった

綺麗に染まった漆黒の黒い髪、 蒼い海をそのままはめ込んだような瞳、

生前アラスター

あぁ、とても、

美しい。 こんなに心が躍ったのは久しぶりだ

彼女を手に入れたい、この手で、自由を与えてやりたい

そんな事を思っているうちにショーは終わり、私は見世物小屋の裏に向かった

生前アリス

ふぅ、

疲れた。ただ立っていただけなのに、

生前アリス

あの視線には、耐えられそうにないや、

コツ、コツと足音が近づいてくる

あぁ、またか。また私を舐め回すように見て、去っていく。

もう、やだよ、

コツ、と私の檻の前で足音が止む

生前アラスター

やぁ、young lady!
今日のショーはとても素晴らしかったよ!

生前アリス

この声、もしかして

生前アリス

アラスター、?

生前アリス

アラスター、?

生前アラスター

えぇ!あのラジオ司会者のアラスターです!
以後お見知りおきを

どうやら彼女は私のラジオを知っているらしい

そう答えれば彼女は、目を輝かせ私を見つめる

生前アリス

嘘、夢みたい、!わ、私!貴方のラジオが好きで、

生前アラスター

ははっ!それはそれは、楽しんでもらえてなによりだ!

あぁ、愛おしい。彼女と話せば話すほど、 この想いが膨らんでいく

生前アリス

あ、あの、それで、どうして私のところに、、?

生前アラスター

あぁ!それは、私が貴方と話してみたいと思ったからですよ!

生前アリス

?私と、?でも、私そんなにお話できないかも、

生前アラスター

ははっ!
問題ありませんよyoung lady!
私はラジオ司会者ですよ?話なんて腐るほどあります

生前アリス

ふふっ、そうですか。そしたら、外でのお話たくさん聞かせてくれませんか?

生前アラスター

えぇ!もちろんですとも!
貴方が飽きるほど聞かせて差し上げましょう

生前アリス

ふふっ、楽しみだなぁ、

私が笑い、釣られて彼女も笑う。

これが、アリスとの出会いだった

あぁー、とうとう、

ハズビンホテルの夢小説が書けるぜー!!

という訳で、こっちと雨音と共にを同時に進めていきやすんで、

よろしゅう!

私だけのラジオスター

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

125

コメント

4

ユーザー

すきぃん(切実)

ユーザー

これからも皆さんのご期待に添えられるように精進していきます! おほほ体調管理は多分ちゃんとしていますわよ

ユーザー
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚