それから冨岡と玄弥はお互いに
挨拶を交わし
冨岡の言葉足らずで
冨岡は実弥に叱られた
そして
宇髄の謎のコーナーが始まった
宇髄
はいっ!
じゃあ、質問ターイム!!
実弥
なんだァこれ?
実弥
ふざけてんのかァ?!
宇髄
ちーがう(ヾノ・∀・` )
宇髄
お互いの情報量が多すぎて大変なんだよ
実弥
何がァ
宇髄
主がさ、ごちゃごちゃになっちゃうからぁ、順番にやらせてくれって
玄弥
?
実弥
何言ってんだァ
宇髄
まぁ×3w
宇髄
俺と冨岡が順番に質問してくから、
2人で答えてください
冨岡
?!(俺も?)
実弥
ったく……
ふつーにやれやふつーに
玄弥
あっはは…
まぁ、やってみようよ
楽しそうだし
実弥
玄弥いいならいいけどよォ…
宇髄
じゃ、1つ目
実弥
28ィ
玄弥
22です
宇髄
6つも離れてんの?
実弥
お前なァ22の癖に夜中にウロウロしてんじゃねェよ……
玄弥
ごめん…
宇髄
はい次、次
冨岡
2つ目…
実弥
数学教師
玄弥
んーなんて言えばいいかな…
玄弥
この会社に務めてます
宇髄
えっ、ちょー有名企業じゃんか
22ですげーなw
実弥
すげェな玄弥ァ
玄弥
えへへ
宇髄
じゃ、次ー
実弥
あー、こっちに糞親父居んぞォ
玄弥
えっ…
実弥
大丈夫だァ、すげェ家族想いの
親父だったからなァ 気持ち悪ィくれェに
玄弥
うそw こっちはねぇ母ちゃんがいるよ?
実弥
……元気かァ母ちゃんは?
玄弥
うん、凄く
玄弥
記憶はないみたいだけど
実弥
それがいいんだァ
玄弥
そうだね
冨岡
次行くぞ
実弥
一人……のはずだったんだけどなァ
実弥
冨岡が住み着きやがってよォ
冨岡
(๑˘・з・˘)むぅ
玄弥
だから、冨岡さんが居たんだ…笑
実弥
玄弥はァ
玄弥
ん?俺は、留学でアメリカ行ってて
帰ってきたら早速会社入って…
色んな所点々としてた
玄弥
でも、兄貴とやっと会えたから
引っ越しやめて1箇所に留まろうって思ってる
実弥
別に俺の為にいいんだぜ、玄弥ァ
玄弥
ううん…俺が望んでる事だから
いいの
実弥
そかァ
宇髄
じゃ、次いい?
玄弥
俺は、あっちに引っ越すよ
玄弥
兄貴は?
実弥
同棲だァ
玄弥
えっ?
玄弥
俺と?
実弥
あったりめーだろォ
他に誰がいんだァ
玄弥
でも…
実弥
でももクソもねェ
実弥
やっと巡り会えたんだァ…離すもんかァ
玄弥
///
宇髄
う、うわーー
イチャつきを見せないでください?!
宇髄
おら、冨岡次いけ次
冨岡
了解した
冨岡
……………
宇髄
冨岡?
冨岡
ない
宇髄
何が
冨岡
質問が
宇髄
はぁ?つまんねぇ
宇髄
まぁ、いいわ終わり終わり
実弥
玄弥ァ
玄弥
ん?
実弥
再来週引っ越すんだろォ
玄弥
うん?
実弥
決めたんか?アパートは?
玄弥
決めたよー
でも、兄貴と暮らすならもう少しいい所にしようかな笑
実弥
(は?可愛っ)
宇髄
(うわーなんか不死川から♡が出てる気がする)
宇髄
お前引っ越すっつてもあんま変わんなくね?
玄弥
あーはい
でもそっちの方が交通の便がいいし 、ネットワークの設備も整ってるところが多いんですよ
宇髄
へ、へー(棒)
実弥
まぁ、いい
実弥
もう時間はたっぷりあンだァ
実弥
ゆっくりやろうぜェ
玄弥
そうだね
実弥
ところで冨岡ァ
冨岡
?
実弥
俺はここに引っ越すから
お前がまだアパート見つけてねェんならここ住んでもいいぞォ
冨岡
本当か?!
実弥
あァ
実弥
やっとこいつともおさらばだァ
宇髄
w
実弥
宇髄も早く帰れよォ
宇髄
へいへい
宇髄
じゃ、迎え頼もうかねぇ
実弥
冨岡ァ
冨岡
ん?
実弥
送ってやれ、宇髄の事
宇髄
え?いいよ…冨岡の運転なんか怖いし
実弥
じゃあ、行きはてめぇが運転してけばいいだろうがァ
宇髄
あぁ、そか
宇髄
じゃ、そーするわ
宇髄
もう行こうかね
嫁達も心配してるだろうし
実弥
そーだ、はよ行けェ
宇髄
へいへい
宇髄
冨岡行くぞー
冨岡
ん
実弥
じゃあな
宇髄
あぁ
宇髄
玄弥も元気でな
玄弥
はい、さようなら
宇髄
気をつけろよ
玄弥
……?…はい…?
宇髄
なぁ、実弥ちゃん
実弥
っるせ、黙ってろクソが
実弥
玄弥に変な事言ってんじゃねェぞ
宇髄
わーこわーい(棒)
実弥
ったく…
玄弥
何に気をつけるの、兄貴?
実弥
……………
実弥
兄貴じゃねェだろ
玄弥
……?
実弥
お前は俺の弟じゃねェ
玄弥
っーーー…!!
実弥
………!!悪ィ!!
そーゆー事じゃねェんだァ!
玄弥
?
実弥
兄貴呼びは別にいいけどよォ…
玄弥
……?
実弥
その…兄貴として見んのはやめろっってんだ
玄弥
?
実弥
っだからァ
実弥は
窓から差し込む
太陽の光に照らされて
キラキラと輝く
白銀の髪を
クシャクシャと掻き回した
実弥
俺はァ…お前を1人の『女』として見てんだよ…
玄弥
………………?!
玄弥
ボッ/////
実弥
ふはっ…顔真っ赤ァ
実弥
分かったか…?
玄弥
コクン///
実弥
いい子だなァ
実弥は
窓から差し込む
太陽に照らされて
キラキラと輝く
何よりも美しい
漆黒の髪をクシャクシャと
掻き回した
玄弥
くすぐってぇよ…えへへ
実弥
………
玄弥
兄ちゃん……?
実弥
…………目ェ瞑れ…
窓から差し込む
キラキラと輝く太陽は
2人を永遠に包みこんだ
その正体は神か
それともまた違う何かなのか
それは誰にも分からないが
実弥は分かった気がした