大丈夫、やっと死ねるんだから
怖くない。
自分の為に足を前に出すだけ。
簡単だろう?さぁ。
琉生
やっと、
湊
なぁ、
琉生
(びくっ
へ、?人?
へ、?人?
湊
お前が何しようが勝手だが、俺の前で汚ねぇ姿見せんじゃねえよ(睨み
琉生
え、ご、ごめんなさっ
湊
(舌打ち
いちいち謝んじゃねえ
いちいち謝んじゃねえ
琉生
え、ごめっ…あ、分かった……。
湊
ん
つか早くそこから降りろよ
あぶねえだろ?
つか早くそこから降りろよ
あぶねえだろ?
琉生
え。
なんでなんでなんで せっかく死ねると思ったのになんで?
湊
んだよ?
琉生
なんでッ…(ボソッ
湊
は?はっきり喋れよ
琉生
何でッッ!!
なんで止めるんだよ、
死なせろよ、見て見ぬふりしろよ……(泣
なんで止めるんだよ、
死なせろよ、見て見ぬふりしろよ……(泣
湊
っ、
見苦しいんだよ、
目の前で死なれて嬉しい奴なんていねえだろ
見苦しいんだよ、
目の前で死なれて嬉しい奴なんていねえだろ
琉生
でも、でもッッ
僕は死ななきゃいけないんだ
死にたいんだ、
僕は死ななきゃいけないんだ
死にたいんだ、
湊
さっきから死死死。
うっせえんだよっ、こっちの気も考えろっつうの
うっせえんだよっ、こっちの気も考えろっつうの
琉生
知らねえよッッ、
なら、なら。
僕を生かしてよっ、君の手で…、(泣
なら、なら。
僕を生かしてよっ、君の手で…、(泣
僕は何を言ってるんだ?
こんなの裏切りだ。
分かっているのに…
湊
(ふは
何だそれ。
おもしれぇな(笑
何だそれ。
おもしれぇな(笑
琉生
え?
湊
いーぜ?
俺がお前を生かしてやる。
お前は今日から俺のために生きるんだよ
俺がお前を生かしてやる。
お前は今日から俺のために生きるんだよ
琉生
嘘、そんな。
僕に生きる価値なんてッッ…
僕に生きる価値なんてッッ…
湊
お前の価値なんて知らねえけど、
今日からお前は、実質俺の所有物だ。
今日からお前は、実質俺の所有物だ。
琉生
っ、君はそれでいいのかい、?
湊
ま、おもしろそーだしな
琉生
…、最低だね、(微笑
湊
ん、よく言われる(にや
もう、どうでもいいか。
また、きっと死ねる時が来る。 その時まで
琉生
っ、
せいぜい僕を生かしてみろ、僕が生きたくなるように…。(笑
せいぜい僕を生かしてみろ、僕が生きたくなるように…。(笑
湊
乗った