瑠姫
やほ
瑠姫
「助けて」なんて彼が言える訳はない。迷惑や心配をかけたくない彼…遥輝からしたらね
遥輝
(トコトコトコ)
裕斗
あ、木更津
遥輝
あ、下城先輩。どうしましたか?
裕斗
いや、特に理由は無いが
遥輝
そうですか
裕斗
少し…話でもしねぇか?
遥輝
いいですけど
裕斗
あ、勿論帰りながらな
遥輝
あ、はい
裕斗
なぁ、木更津
遥輝
はい、どうしました?
裕斗
お前……その笑顔は…本当の笑顔なのか?
遥輝
………
遥輝
はい、本当の笑顔ってやつですよ。第一本当の笑顔じゃなかったらなんなのですか
裕斗
そうか
裕斗
あ、やっべそういや涼夜達と帰る約束してたんだったわ。
遥輝
えぇ……早く行ったらどうですか?多分久明先輩達待ってるか探してるかしてますよ
裕斗
だよな!んじゃ、また明日
遥輝
はい、また明日
涼夜
どうだった?
氷郎
木更津はなんて言ってた?
裕斗
本当の笑顔だって。本当の笑顔じゃなかったらなんなんだ?だってよ
涼夜
そうか
氷郎
…1回木更津の後付けてみるか?
裕斗
いや、それなら俺が涼夜達が先帰ってたって感じで着いていけばいい
涼夜
確かにな
氷郎
んじゃ、頼んだぞ
遥輝
……………
遥輝
………………
遥輝
本当の笑顔…………か
裕斗
おーい、木更津ー
遥輝
っ!?
遥輝
し、下城先輩!?久明先輩達は!?
裕斗
先に帰ってた
遥輝
あ、そうなんですね
裕斗
おう、忘れてたからなぁ
遥輝
あはは
裕斗
(時々木更津は悲しげな笑顔を見せる)
遥輝
あ、僕の家ここなので、さようなら
裕斗
おう、さよなら
裕斗
また明日な
遥輝
はい!また明日