ミオ
僕には従姉がいる。
ミオ
その人はとても優しくて
ミオ
自分よりも他人を優先してしまって
ミオ
ちょっと天然だけど
ミオ
いつも泣いてばかりの僕を守ってくれていた
ミオ
僕はそんな従姉…姉さんに
ミオ
いつしか恋をしていた
数年前…
ミオ(幼少期)
お、おねえちゃん…!待って…
僕は小さな頃から病弱で、運動もままならなかった。
やえ(幼少期)
大丈夫だよ、ミオくんのペースでいいからね!
姉さんは、そんな僕にいつも優しくしてくれた
ミオ(幼少期)
ありが…うわっ!?
ドテンッ
ミオ(幼少期)
うっ…うわぁぁぁん!
やえ(幼少期)
ミオくん!?いたいの…?
ミオ(幼少期)
い、いたい…うぅっ
やえ(幼少期)
えーと、えーと…あっ、そうだ!
やえ(幼少期)
いたいのいたいの…とんでけー!
ミオ(幼少期)
…?
やえ(幼少期)
いたいのいたいの…とんでけー!
やえ(幼少期)
どう?いたくなくなった?
ミオ(幼少期)
(まだいたいけど…ここでいたいって言ったら、おねえちゃんガッカリするかな)
ミオ(幼少期)
ううん…いたく、ないよ
やえ(幼少期)
本当に!?良かったー!
姉さんは、満面の笑顔でそう言った
そして、僕はその笑顔に
その優しさに
ミオ(幼少期)
…!!
恋をしてしまった