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沸き立つ王宮

期待に満ちた臣下達

僕、今日から

王様になってしまいました…

～自室～

僕の名前は青(16歳)

ここ清龍国の王子……でした。 昨日までは

で、この人はー？

父である清龍国王 そして、母上 兄上達 みんな流行り病で急に亡くなったのは つい先日のこと

それで王族唯一の生き残りだった僕に時期国王の白羽の矢が立ったんだ

だから人と関わるのは苦手…！

桃さんの言うこと間違ってない

だけど…

想像

国のことなんてなにも知らない僕が

王様なんて責任重大なこと

気軽に引き受けれるわけないよ！

こっ… これは………！！

コロされる…！

ーーって…

これが外……！

全てが僕に…

無茶を言っているのは分かっている

けれども

回想

王の力があるんだよ

彼の言葉が真実なら…

この王子に本当にそんな力があるのか不明だが

今は信じるより他……

……全くこの王は

この世には人を利用し利権を貪ろうという人間がごまんといるというのに

無垢な素直さが彼の魅力なのだろうが

王として立つならそれは、弱点になりかねない

キャアア！！

桃さんは!?

どうしよう

ー桃あの子はね

青は

特別なんだよ

生まれたときからあの子の運命は決まってたんだ

だからあの子は

いずれ王になる運命なんだよー

僕…

一体何を……!?

確かに聞いた

王の言葉で妖獣が止まったのを

脅威の力ー

あいつの言っていた特別な力とはこのことなのかー

だから亡き王は溺愛を装い一目に触れさせず

ずっと後宮に匿ってーー？

だからさ 桃 いつか君があの子をー

どうしよう

怒られる…！

今はまだ、小さな鼓動

だけど、少しずつ

大きく響け 僕の心

や、やっぱり前途多難かも……！