潤一郎
(俺、桃香の事…。)
ドーン
潤一郎
(なんだ!)
潤一郎
(なるべく早くこの部屋から出た方がいいな!)
桃香
(あれ?私、寝てた?)
桃香
(なんだか、落ち着く…。)
潤一郎
あれ!桃香?
潤一郎
桃香!
潤一郎
起きろ!
桃香
(うるさいなー、もうちょっと寝かせてよ)
桃香
(てか、ここどこだっけ?)
潤一郎
やっと、目覚ました!
桃香
ここどこ?
桃香
潤?
桃香
な、なななんでそんなに近いの?
潤一郎
桃香、俺の肩借りて寝てたんだけど・・・。
潤一郎
覚えてない?
桃香
え⁉︎てことは、私講義中に寝てたの?
潤一郎
そうだけど。
桃香
ヤッバーー
桃香
あ、まだ、課題出してないよね!
潤一郎
出してないよ!
桃香
良かった!
桃香
じゃあ、私が出しておくね!
潤一郎
オオー、頼んだぞ。
桃香は、慌てて課題を教授に出しに行った。
潤一郎
(桃香、めっちゃびっくりしてたな)
潤一郎
(あー、これからどうやって顔合わせたらいいんだ!)
桃香
(あー、びっくりした!)
桃香
(潤の肩借りてるなんて、)
桃香
(悔しい)
桃香
(あーー、さいやく、)
桃香
(私か寝てたなんてノートもとってないし)
桃香
(誰にノート見してもらおう。)
数日後
潤一郎
(知らない子がいる。)
潤一郎
(誰だろう?)
潤一郎
何やってんの?
桃香
この前寝ちゃってたから
桃香
神童 彩ちゃんにノート見してもらってんの。
潤一郎
(俺の貸すのに)
彩
初めまして、神童彩です。
彩
これから、宜しくお願いします。
潤一郎
(神童彩。名前は、可愛い。)
潤一郎
あ、宜しく。
潤一郎
俺は、西条潤一郎。
彩
(やっと、話すことができた。)
彩
(西条くん)
潤一郎
(桃香に変な事言ったら怒るかな?)
潤一郎
なぁ、桃香って俺以外に友達いたんだな。
彩
(桃香って、名前呼び!)
桃香
ちょっとどういう意味?
桃香
私にだって友達くらいいるし。
潤一郎
(少し拗ねた、)
潤一郎
(可愛い)
潤一郎
俺は、いないんだけど。
彩
(もしかしたら、)
彩
(これは、チャンス?)
彩
なら、私と友達になりません?
潤一郎
潤一郎
(なんだんだ、さっきから展開早くないか?)
彩
私なら、課題とかノートとかいつでも貸しますよ!
彩
(やっぱ、ダメか〜?)
潤一郎
おー、マジか!
潤一郎
それは、助かる!
彩
(これは、OKってことでいいのかな?)
桃香
ちょっと、彩ちゃんそこまでしなくてもいいよ。
桃香
潤の自業自得なんだから。
彩
(そんなこと言いながらいつも課題見してるくせに。)
潤一郎
桃香は、冷たいな。
潤一郎
(まぁ、そんな所も桃香のいい所の一つなんだけど)
潤一郎
なぁ、神童さん。
彩
え!あ、そうかもです。
彩
(いきなり、話し振ってくれた!)
彩
(これは、脈ありか?)
潤一郎
びっくりしすぎ。
桃香
(潤が女子相手に笑ってる)
桃香
(なんか、新鮮。)
桃香
はぁー、終わった!
桃香
彩ちゃん、ありがとう!
桃香
ホント、助かった!
彩
いえいえ、
彩
助かったならよかったです。
彩
(次は、必ず西条くんに渡すから。)