想像しながら、お楽しみください。 空穂音 心
これは、俺が中学のときの話。
もともと 実家は住んでいる俺が 言うのも何だけど割と色々あったんだ。
実家は一軒家2階建てで 家族全員が夕飯で集まっているにも 関わらず
2階から複数人の足音がしたり
自分の部屋に戻ろうと2階へ行こうしたら ちょうど直角90度になっている 廊下の壁から
顔を半分だけだして、 男の子とおじいさんがじ〜っと こっちを見ていたり
よくあった。 俺は、幼いときからそれを経験してたから 中学になる頃には”怖さ”はなかったんだ。
でも・・・
優馬
優馬
研
はずい。
優馬
声もでるだろ?
研
優馬
優馬
ほんとに泊まって大丈夫?
研
優馬
中学生の疲れを癒やしますか。
研
優馬
宿題持っていくわ。
研
わかった。気をつけてこいよ。
優馬
そして、優馬が来て俺の家族と 夕飯を終えて、俺の寝室へ。
優馬
むちゃくちゃ上手いじゃん。
研
優馬
優馬
人形多くねぇ。
研
おばあちゃんのとかもあるからさ。
優馬
って。お前このフクロウ人形
小学生の時に
はやったの覚えてるわ。
研
買ってくれた。
優馬
言葉を覚えたり、歌うたったり
感情表現するやつだろ?
研
まぁ…でももう電池切れてるよ。
優馬
ほしかったんだよな。
研
先に宿題しますか。
優馬
忘れてそうだし…
研
やらなくなるでしょ。
優馬
そして、俺達はその日出た宿題に 取り掛かった。 これから15分ほどたった頃
優馬
研
優馬
電池切れてるんだよな。
研
どうした?
優馬
研
優馬
研
もあったし、
電池の接触の関係だろ?
優馬
納得。
それからはスムーズに宿題をし、 おもいっきりゲームで楽しんだ。
優馬
研
就寝。
優馬
研…起きろって…。
研
優馬
研
その時、時間は2時30分 くらいだったと思う。
優馬
電池切れか。?
優馬は人形を指差しながら言う。
研
電池切れてから
遊ばなくなった
はずだから間違いないよ…
優馬
なんであんな歌ってんの…?
研
優馬が話し終えると、確かに聞こえた。
パパパパーン パパパパーン パパパパン パパパパン パパパパン
研
そして、その声は最初小さかったのに だんだん大きくはっきり聞こえてきた。
とりあえず電気を付けると
優馬
研
優馬
研
とりあえず電池抜くわ。
優馬
人形をとり、電池パックを開けると…
研
なんで、なんで
研
優馬
電源OFFになってる。
研
優馬
動いたらおかしいだろ?
”フフフフフ…キャハハハ…”
その声は明らか人形の声じゃなかった。 俺も…優馬も…ただ固まる。
優馬
別のとこに置こう?
研
それは、寝室の前の廊下に 一時的においた。
それから…俺達は…寝れるわけもなく ひたすらゲームをした。
月曜日 学校にて
研
優馬
一応伝えるわ。
研
優馬
廊下に置いてゲームしたろ?
研
怖かったからな。
優馬
それは…俺も…見てたから。
優馬
ずっとフクロウの人形
”こっちを見てたよ。”
研
俺も…優馬に伝えました。
研
あのお泊りの日以来
廊下においた人形が
研
研
研
行ったのでしょうか…
今回のこの話。ある部分が私の体験談。 それをベースに怖い話を構成してみました ”はじめの語りの部分”と ”電池がないのに喋った”事については真実 信じるかどうかはみなさんが お任せしますね。 みなさんが楽しめたなら それが一番の幸せです。 空穂音 心