虚の放つ黒い瘴気が、あたりを覆っていく
虚
なぜ抗う?感情は脆い。いずれ傷となり、破滅を招くのに
キュアシルバーライト
(銀時)でも、それがあるからこそ……バカも笑えるし、涙も流せんだよ
キュアナイトフォール
(高杉)……感情が無意味なら、俺等はとっくに壊れてる。まだ立ってられるのは、譲れねぇ想いがあるからだ
バァンッ!!
恋夏
ぎ、ぎ、銀さーーんッ!!
キュアシルバーライト
ヘヘッ、こんなのかすり傷だって
恋夏
(血ィ出てるし凄い痛そう……私、見てるだけなのになんか申し訳ないな…)
キュアナイトフォール
……お前、さっきから顔に全部出てる。どっちを選ぶか、決められてないんだな
恋夏
ハッ?!
キュアナイトフォール
いいんだ。俺たちは戦う。たとえ、お前があいつを選んだとしても
キュアシルバーライト
俺はァ〜、選ばれなくても護ってやるさ。それが――“ヒーロー”ってやつだろ?高杉ィ
キュアナイトフォール
へっ、そーだな
(光でも、闇でもない―― どっちも、ちゃんと見てる。 どっちも、ちゃんと好きで、 選べない。選びたくない……)
その想いに恋夏の胸に淡い輝きが宿るーー
虚
なっ!!その光はッ!!
キュアシルバーライト
見えたな、希望が
恋夏
…これが、希望…
キュアシルバーライト
あぁ、そうだ。ソイツを大事にしてやりな
恋夏
うん…解った
キュアナイトフォール
…そして俺達を繋ぐ鍵でもあるってことだな
キュアシルバーライト
じゃあ、俺等も見せてやるかラストスパートを!!
キュアナイトフォール
あぁ!!
2人:「「プリキュア、ツインシャインパースト!!」」
虚
やめろ、やめろやめろやめろやめろやめろやめろ
…やめろォォォォォォォォォォ!!
…やめろォォォォォォォォォォ!!
恋夏
(眩しい!!)
虚の体に命中し、断末魔と共に黒い月が崩れていく――
キュアシルバーライト
…ま、これが俺達のホンキってもんよ
恋夏は銀時と高杉と並んで腰を下ろしていた。
銀時
(通常の姿)……おかしいな。倒したってのに、なんか“完全勝利”って感じがしねぇんだけど
高杉
…同感だ。虚は……ホントにあれで終わりだったのか?
恋夏
でも、黒い月も壊れたし……空も戻って来たから……もう、大丈夫なんじゃ……
そのとき――
近くの地面に一輪、枯れた桜の花びらが落ちていた
恋夏
……え?この時期に、桜……?今って夏、だよね??
銀時
いや、違ぇな。これ……桜じゃねぇ。見たことない、変な花だ
高杉
中心が黒ずんでるな……まるで“腐った花”のようだな
夢主がふと風の向こうを見ると――
遠く空にぽつんと浮かぶ小さな島影が見えた。 まるで“結界”のような光がその周囲をうっすらと囲んでいる。
恋夏
(あれは……今まで、見えなかったのに……
まるで、“これからの舞台”が、姿を見せたみたい――)
まるで、“これからの舞台”が、姿を見せたみたい――)
銀時
なぁ、お前ら……今のが終わりじゃねぇなら、次の“ステージ”ってやつは……
高杉
あそこか。……どうやら俺たちを、試すつもりらしい
終わりじゃない。 銀時さんも、高杉さんも、また戦う。 でも……今度は、私も――






