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妖魔伝

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妖魔伝

20 - 犠牲者は出させないから

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2024年08月17日

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緑色視点

緑雨 幽

きょーサン、此処カラハ別々ニ探ソウ?

この屋敷は敷地がだだっ広い。

このままでは日が暮れるどころか、夜が明けてしまうだろう。

金居 京

その前に周りの奴等を倒してからや。

緑雨 幽

ソウダネきょーサン、

ゾロゾロと見慣れた生物が顔を出す。

何度見ても汚く、グロテスクだ。

緑雨 幽

面倒ダナァ、爆発サセテイイ?

金居 京

ん、どりみー頼むわ、

ドッカーン(こんな可愛らしい音ではない)と音がした後、一部の壁や床が崩れ、青鬼は肉塊へと姿を変えた。

金居 京

げほっ、ごほっ…、

金居 京

やるときは言えって!

緑雨 幽

ゴメンッテ、きょーサン、

青鬼

ぐおぉ!

金居 京

はよ、死ねや。

そう言ってきょーさんは爆発で起きた煙を自在に操った。

そう、きょーさんは天使ではなく煙々羅なのだ。

煙で大きな手を作り、握り潰す。

青いような、紫のような色の液体が肉塊から流れ落ちる。

緑雨 幽

ココラ辺ノ青鬼ハ排除シタネ、

金居 京

丁度別れられそうやし…、

金居 京

俺左側に行く。

緑雨 幽

了解きょーサン、ジャア俺ハ右ダネ。

ビリビリとする気配…、これは一体?

緑雨 幽

らだおクン…カナ?

青ノ鬼 らだ

何だ…もう壊れちゃったのか、

鮫上 翠

ゲフッ…ゴボッ、はッ…はぁっ…、

誰の声かは分からない。

ポタポタと不規則に液体が零れ落ちる音がする。

速くなる心音と呼吸音。

行かなきゃ、今すぐに。

青ノ鬼 らだ

誰…?

青ノ鬼 らだ

みどりか…。

鮫上 翠

おまッ、ま…てよッ!

俺の足音と誰かの足音が重なる。

シャークんの声がしたけど…、この足音はシャークんではない。

青鬼ではない気配、青鬼よりも軽い、俺に警戒している…。

まさかっ!

緑雨 幽

シャークんッ!

緑雨 幽

らだおクンハ!?

俺の目の前にシャークんはいない。

らだおくんに連れて行かれた?

でも、待てって…。

ピシャ…。

水溜まりを踏む。

嫌な気配がして下を向く。

緑雨 幽

シャークん!?

揺さぶってみるが反応がない。

緑雨 幽

アッ、アァッ、シャークん…ッ、ソンナ、

震える手で脈を確認する。

緑雨 幽

脈ハチャントアル、

まだ生きていることに安堵する。

緑雨 幽

コンチャン、今カラシャークん連レテ帰ル、

緑雨 幽

医療具ノ手配ヲシトイテ、

画魂 混

「わ、分かった。」

このまま徒歩で帰って、シャークんの命が持つか…。

持たないと考えた方がいいだろう。

かと言い、ワープ能力がある人はいない。

お願い神様。

お願いです、俺に、

仲間を護れるだけの強さをください。

犠牲者なんか出したくない。

緑雨 幽

空間移動

ぶわっと風で服が靡く。

真っ黒な壁の奥に、驚いた顔をしたコンちゃんとレウさんがいた。

Nakamu視点

数が多い…、持っている銃で戦ってもいいけど、弾には限りがある。

万が一のために使わないほうがいいだろう。

一気に階段を駆け下りる。

中村 水樹

はぁ…ッ、なんで此処にも!?

何だろう、この感じ。

行く先々に必ずと言っていい程青鬼がいる。

特殊な通信方法でもあるのか?

中村 水樹

この先は…確か広場だっけ?

もしかしたら「アレ」の出番かもしれない。

後ろを振り返る。

ざっと…十数匹か。

中村 水樹

爆ぜろ!

セーフティピンを外し、奴らに向かって投げる。

中村 水樹

え、あっ、ちょっ!?

ばっこーん…!!

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