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緑色視点
緑雨 幽
この屋敷は敷地がだだっ広い。
このままでは日が暮れるどころか、夜が明けてしまうだろう。
金居 京
緑雨 幽
ゾロゾロと見慣れた生物が顔を出す。
何度見ても汚く、グロテスクだ。
緑雨 幽
金居 京
ドッカーン(こんな可愛らしい音ではない)と音がした後、一部の壁や床が崩れ、青鬼は肉塊へと姿を変えた。
金居 京
金居 京
緑雨 幽
青鬼
金居 京
そう言ってきょーさんは爆発で起きた煙を自在に操った。
そう、きょーさんは天使ではなく煙々羅なのだ。
煙で大きな手を作り、握り潰す。
青いような、紫のような色の液体が肉塊から流れ落ちる。
緑雨 幽
金居 京
金居 京
緑雨 幽
ビリビリとする気配…、これは一体?
緑雨 幽
青ノ鬼 らだ
鮫上 翠
誰の声かは分からない。
ポタポタと不規則に液体が零れ落ちる音がする。
速くなる心音と呼吸音。
行かなきゃ、今すぐに。
青ノ鬼 らだ
青ノ鬼 らだ
鮫上 翠
俺の足音と誰かの足音が重なる。
シャークんの声がしたけど…、この足音はシャークんではない。
青鬼ではない気配、青鬼よりも軽い、俺に警戒している…。
まさかっ!
緑雨 幽
緑雨 幽
俺の目の前にシャークんはいない。
らだおくんに連れて行かれた?
でも、待てって…。
ピシャ…。
水溜まりを踏む。
嫌な気配がして下を向く。
緑雨 幽
揺さぶってみるが反応がない。
緑雨 幽
震える手で脈を確認する。
緑雨 幽
まだ生きていることに安堵する。
緑雨 幽
緑雨 幽
画魂 混
このまま徒歩で帰って、シャークんの命が持つか…。
持たないと考えた方がいいだろう。
かと言い、ワープ能力がある人はいない。
お願い神様。
お願いです、俺に、
仲間を護れるだけの強さをください。
犠牲者なんか出したくない。
緑雨 幽
ぶわっと風で服が靡く。
真っ黒な壁の奥に、驚いた顔をしたコンちゃんとレウさんがいた。
Nakamu視点
数が多い…、持っている銃で戦ってもいいけど、弾には限りがある。
万が一のために使わないほうがいいだろう。
一気に階段を駆け下りる。
中村 水樹
何だろう、この感じ。
行く先々に必ずと言っていい程青鬼がいる。
特殊な通信方法でもあるのか?
中村 水樹
もしかしたら「アレ」の出番かもしれない。
後ろを振り返る。
ざっと…十数匹か。
中村 水樹
セーフティピンを外し、奴らに向かって投げる。
中村 水樹
ばっこーん…!!