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放課後。 夕日が落ちかけた屋上には、柔らかな風が吹いていた。
◯◯
〇〇は、ドキドキしながら柵のそばに立っていた。 ペア決めの"返事”をするために、自分で決めたこの場所。 でも、その重さに心がぐらぐらと揺れる。 そこへ、静かな足音。
◯◯
目黒
振り返ると、そこには目黒蓮。 制服のネクタイを少し緩めて、いつもよりラフな雰囲気。 それだけで、胸がきゅっとなる。
目黒
◯◯
目黒
◯◯
目黒
そう言って、目黒は〇〇の隣に立ち、同じ空を見上げた。
目黒
それは、本当だった。 初日に隣に座ってくれたこと、 廊下ですれ違ったとき、何も言わず飲み物を差し出してくれたこと、笑ってなくても、安心できる距離感でいてくれたこと。
◯◯
目黒
◯◯
言葉が自然とこぼれ落ちた。
◯◯
しっかりと目を見てそう言うと、目黒は 一瞬、驚いたように目を見開き
目黒
ほんの少し、安堵のように笑った。
◯◯
◯◯
目黒
ふたりの間に、沈黙が落ちた。けれど、それはとても心地よかった。 やがて、目黒が照れたように言う。
目黒
差し出されたのは、手のひらサイズの小さなキーホルダー。
目黒
目黒
それは、制服のネクタイと同じ色の、ペア仕様のキーホルダー。
◯◯
夕日の中、言葉の温度だけがふわりと熱を帯びていた。 そんな中、屋上のドアがバン!と開いた
渡辺
佐久間
ラウール
わらわらと現れる男子たち。
◯◯
〇〇が気まずそうに笑うと、目黒はすっと立ち上がって、みんなに言った
目黒
目黒
その真っ直ぐな目に、誰も言い返せなかった。 そして始まる、学園祭。 "目黒蓮x〇〇ちゃん”ペアの活躍は、校内中の噂になることに一
主