僕
うーん、夏祭り…かぁ。
昼食を買いに行ったコンビニの帰り道、近所の掲示板に『夏祭り』の文字を見かけた。 普段なら何の気なしに見逃していたが 今夏は違う。
僕
チャンスだよなぁ…。
そういえばこの街の夏祭りはかなり大規模で有名らしい。しかし、人混みが嫌いな僕は元カノとすら来たことがない。
僕
(……こういう出不精だったりの積み重ねだったんだろうなぁ。)
思いの外悔いる時間は一瞬になっていた。 忘れられたわけではないが、それほどまでに今はカヤへの気持ちが大きくなっていることを証明していた。
僕
あ、カヤからだ
カヤ
『本気って笑
でも、一緒だね。
あたしも頑張る!💪
君も頑張ってね。
カケルに先越されちゃうゾ😁』
でも、一緒だね。
あたしも頑張る!💪
君も頑張ってね。
カケルに先越されちゃうゾ😁』
僕
?!
カケル、もうカヤとなにか……。 いや、考えすぎだろう。しかし…。
僕は掲示板の広告の写真を撮り、カヤに送った。
僕
『写真を送信しました』
僕
『これ!来週の日曜日!
一緒に行って欲しい!
お互いをもっと知れるんじゃないかって思うんだ。』
一緒に行って欲しい!
お互いをもっと知れるんじゃないかって思うんだ。』
僕
って……。
さすがにこの返信は急すぎたか…。
何焦ってんだ僕…。
さすがにこの返信は急すぎたか…。
何焦ってんだ僕…。
そんな悩みをよそに、半ズボンから見える脚に冷たいものがこぼれ落ちた。
僕
っつ!?
あ!!袋穴空いてんじゃん!?
って、そういやアイス買ってたの忘れてた!?
やっべぇ!!!
あ!!袋穴空いてんじゃん!?
って、そういやアイス買ってたの忘れてた!?
やっべぇ!!!
スマホをポケットにしまい、僕は急いで帰路に戻った。
カヤ
『うん、もっと知りたい。
楽しみにしてる。』
楽しみにしてる。』