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ここは…どこだろうか?
見るに、足場も何も無く、ただ酸素と生きることができるだけの要素のある宇宙のような場所らしい
何もすることができない
いっそこのまま身を任せるのもありだろう
そうすると、突如として自分の体が地面に落とされるのを感じる
目の前にはこじんまりとした古ぼけた小屋があった
周りは高い山のようなものに囲まれている
入るしかないらしい
ギィっと音を立てドアが閉まる
内装はトナカイの角が飾られ、そこから少し離れ、用意されたリビングには、小さいテレビと、その傍で暖炉の灯りを受け、紺色のソファが橙色に輝いていた
パチパチと心地よい音を立て、暖炉の中で炭と炎が踊っている
外装から想像できないほど、内装は暖かさすら感じる良いものだった
お客様、どうぞ。 奥の扉からこちらへお越しください
そんな音が頭に響く
自分ではそんなに乗り気ではなかったが、体はコンベアーに乗ったようにスタスタと扉に近づき、そのまま奥の部屋と入っていった
また少し音を立てて、扉がバタリと閉まる
内装の雰囲気はbar、というより飲食店と言った方が似合いそうだ
カウンターの左奥には本棚があり、幾つもの分厚い本がギッチリと押しあって収納されている
カウンターの右奥には、グラスの大量に入った棚と、その上に10個程のデコレーションされたグラスが置いてある デコグラスの前には小さな名札が置いてあった 龍馬…蓮…珠洲…凛香…小さくて読めないが、その他にも様々なグラスと名札があった
カピバラ
カウンターの向こうには目を細め、いかにも怪しい髪色をした男がいた
少しでも賢く見せようとしているのか、レンズの入っていない伊達メガネをかけている。
名は、カピバラ
自然と情報が頭に流れてくる
カピバラ
カピバラ
カピバラ
カピバラ
明らかにぎこちない手つきでグラスを拭きながら、男はどこかを見つめる とてつもなく物騒な話を聞いた気がするが、聞き流しておこう
カピバラ
何を言っているんだろうこのバカは
2000歳を超えるほどの人間がいたら、それは人間では無いじゃないか
カピバラ
カピバラ
カピバラ
は?
この人…人?は何を考えているんだろう
大体2000以上生きていたらこの人は何歳なんだ?
さすがに冗談でもつまらない
カピバラ
カピバラ
カピバラ
カピバラ
カピバラがハッとした顔でグラスを落とし、本棚へ本を取りに行く
パリンと音を立て粉々に割れたグラスを見てふと思う
これも一応神の酒とやらを入れる大切なものなんじゃないのか?
カピバラ
カピバラが分厚く黴臭い本を一冊取り出し、目の前にドンッと置く
カピバラ
カピバラ
カピバラ
正直、なんでそんな意味の分からないルールに従い、さらに客を自分の元まで招いたのかは聞きたくなったが、本の内容もそれなりに気になるので、大人しく聞くことした
カピバラ
カピバラ
だからどんな店なんだ、ここは
カピバラ
カピバラ