忘却プルースト

侑くんと付き合い始めて

1週間が経った今日

私は体調を崩した

映画撮影で忙しい

父に心配をかけたくなかったため

学校は行かなきゃいけない

1〜3限の授業は

耳を右から左に通り過ぎていった

ｶﾞﾀｯ

次に目を覚ました時は

保健室だった

確かに倒れる前

目の前には松原くんがいた

チャイムがなってすぐ

保健室のドアが勢いよく開いた

私をサドルに乗せたまま

侑くんは押してくれてる

覗くとそこには

倒れた○○を支える

図書室にいた男がいた

侑くんは悩んだ時の癖なのか

頭の後ろに手をやる

手を振ってから○○先輩は エントランスに入っていった

ある日のお昼休み

俺はいつも通り

サムと角名と一緒に

バレーをしていた

とは言っても軽く

この学校には中庭があるって

聞いたことはあったけど

行ったことは無かった

見つけたボールは誰かの足元にあった

変な日本語を使ってしまった

なんでかって？

その人が

あまりにも綺麗だったから

でも

また会いたかった

だから

といい急いで逃げた

ボールが遠くに行ったことなんて

もうどうでもよかった

なんなら

そこに転がってくれて

神様ありがとうとまで思っていた

次に彼女にあったのは

次の日また同じとこに俺は行っていた

糸川先輩がいると期待して

そんとき俺は

すごいことをした

告白だ

最終的には

考えさせてと一言

と考えてた

でもそれはとても浅はかだった

ぼーっとしてる俺を自販機に サムと角名は連れてった

とワチャワチャしてるところに

誰かが降りてくる

その後2人で話すことにした

付き合ってもいいよとの事だった

頭が真っ白になった

って言うしかできなかった

そのあとに

「私には好きな人がいる」

と言われた

もう引き下がれなかった

それから

俺たちの関係は始まった

付き合い始めた次の日

何となく察してしまった

○○先輩の好きな人が

内田先生だってことを

episode 3end