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みっちー！
みっちー！
〜道枝駿佑〜 ん？
こっちやって！
〜道枝駿佑〜 あ！おった「謙杜」行くの早いねん
道枝駿佑
あ！
道枝駿佑
思い出した、
長尾謙杜
何思い出したん？！
道枝駿佑
一緒に遊んでた人を
長尾謙杜
だれだれ？！
道枝駿佑
謙杜、お前や
長尾謙杜
え！俺？！
〜長尾謙杜〜 良かった、「他の人」じゃなくて
高橋恭平
思い出せて良かったな
〜高橋恭平〜 なんで、謙杜やねん なんか嫌な予感がする
道枝駿佑
てか俺らってちっちゃい頃からおんの？
長尾謙杜
そやで！
高橋恭平
俺はたまにな、
道枝駿佑
そうなんやな、なんもわからんけどコレからもよろしく
長尾謙杜
うん！
高橋恭平
おぅ、
数日後
長尾謙杜
おっはよー！
道枝駿佑
あ、謙杜
道枝駿佑
今日もきてくれたんやな
長尾謙杜
当たり前やん、友達、やから
道枝駿佑
友達、か、
長尾謙杜
そんなことよりみっちーなんか昨日言ってなかった？
道枝駿佑
そうそう見て欲しいものがあるねん
長尾謙杜
なに？
道枝駿佑
よいしょ
長尾謙杜
あ！
長尾謙杜
みっちー立てるようになったん！？
みっちーは事故のせいで足を怪我して立ったり、歩いたりすることが出来ませんでした
道枝駿佑
まぁな
道枝駿佑
めっちゃ頑張ったんやで
長尾謙杜
すご
道枝駿佑
あと
道枝駿佑
よいしょ
長尾謙杜
あ
道枝駿佑
松葉杖使ってしか無理やけど、ちょっとは進めるようにはなった
長尾謙杜
すごいやん！
道枝駿佑
それで来て欲しいとこがあってさ
長尾謙杜
？
道枝駿佑
漫画？とかで知ったんやけど
長尾謙杜
なにを？
道枝駿佑
まぁまぁ
道枝駿佑
よいしょ
長尾謙杜
いける？てか言っていいの？
道枝駿佑
付き添いの人がおったらいいらしいし
道枝駿佑
おろられたらその時やって
長尾謙杜
え〜
長尾謙杜
信用出来ひん
道枝駿佑
ええんか
道枝駿佑
ほら着いてきて
道枝駿佑
ここ、ここ
長尾謙杜
屋上？
長尾謙杜
なんで屋上？
道枝駿佑
ふー
道枝駿佑
謙杜、俺は記憶無くしてるらしいし謙杜のことあんまり知らんやけど、怪我した時からずっと心配してくれたり、優しく教えてくれたりしてくれて、
道枝駿佑
その、
道枝駿佑
前から好きでした。付き合ってください！
長尾謙杜
みっちー、
高橋恭平
ちょっと遅れて来たけど病室にはおらんな
高橋恭平
どこやろ
高橋恭平
でもドラマとかこういう時だいたい屋上やから行ってみよ
高橋恭平
おるかなー
高橋恭平
あ！おった
高橋恭平
けんとぉー、
道枝駿佑
前からずっと好きでした。付き合ってください！
長尾謙杜
みっちー、
高橋恭平
え、
高橋恭平
うそやろ、
道枝駿佑
こんなん急に言っても困惑するよな
道枝駿佑
ごめん
長尾謙杜
いや、
長尾謙杜
みっちーはなんも
高橋恭平
うそやろ、
道枝駿佑
恭平、？
高橋恭平
あ、やべ、
長尾謙杜
お兄ちゃん？、
高橋恭平
ごめ、みてたわ
道枝駿佑
いや、
高橋恭平
こんなとこで言うのもなんやけど、
高橋恭平
先こされんの怖いから言うわ
高橋恭平
謙杜
長尾謙杜
ん？
高橋恭平
兄弟ってことはわかってるし、気持ち悪いこともわかってるやけど
高橋恭平
なんか謙杜とおると胸がドキドキしたり、誰かとおったら嫉妬したりなんか、だから
高橋恭平
ずっと謙杜のことが好きやってん
長尾謙杜
え、？
長尾謙杜
え、俺、
道枝駿佑
困惑させてごめん、
道枝駿佑
恭平選んでもいいんやで
長尾謙杜
ん、
長尾謙杜
おれは
長尾謙杜
〜〜〜〜をーーー。
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