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酷いめまいで意識を失ってしまった私の元に
お隣の琴音さんが駆けつけてくれた
ここ数日まともに食事ができず
今日も朝から酷いめまいで起き上がれなかった
そんな私に琴音さんがお粥を作ってくれたのだが
そのお粥も食べることができなかった
心の中が申し訳ない気持ちでいっぱいになる
でもうまく身体を動かせなくて
未知の身体の異変に少しだけ恐怖を感じた
琴音
愛紗
愛紗
愛紗
愛紗
愛紗
愛紗
愛紗
愛紗
愛紗
急な吐き気に襲われ会話もままならない
数週間前から微熱っぽさはあった
その頃はまだ食欲もあったし
起き上がれない程の酷い症状なんてなかった
ホルモンバランスも乱れてしまったのか月経もかなり遅れている
元々、不順気味だったためあまり気にしてはいなかったが
愛紗
愛紗
愛紗
愛紗
意識すればするほど不安な気持ちが増していく
丈ちゃんや琴音さんにこんなにも心配をかけて
その上、入院だの手術だのと言うことになったら……
琴音
愛紗
愛紗
愛紗
琴音
琴音
琴音
酷いめまいで動けない私の代わりに
琴音さんは保険証やその他に必要なものも全部用意してくれて
琴音
数分後には作造さんも駆けつけてくれた
作造
琴音
愛紗
作造
作造
愛紗
根岸夫妻に支えられながら何とか車に乗り込むも
酷いめまいと吐き気でスマホの操作もうまくできず
琴音さんが代わりに電話をかけてくれることに……
作造
琴音
作造
琴音
琴音
駅の近くの内科クリニックではなく
少し離れた場所にある総合病院に行くことになった
琴音
作造
琴音
琴音さんが丈ちゃんのスマホに連絡を入れてくれたのだが
運転中だったのか数回のコールの後、留守電に切り替わり
これから病院に向かう旨を話して電話を切った
病院までは車で四、五十分の道のり
柳下総合病院はこの辺で一番大きい病院で
前に一度、行き方を調べたことがあった
自宅から最寄りの西柳駅まで徒歩十六分
そこから柳線で最寄り東柳下駅まで約十五分
そこから更に徒歩で十五分
電車の待ち時間なども含めれば
五十分以上かかってしまう
だから車を出してもらえて凄く助かった
私、一人では絶対にたどり着けなかったから
何故この時
救急車を呼ぶことを思いつかなかったのか
病院が近づくにつれて少しだけ落ち着いてきて
さっきまでは全く余裕がなかったのだと思った
とりあえず救急を受診することになり
そこでも琴音さんが問診票への記入などをしてくれて
動けない私は問診票の問いに弱々しく答えるだけ
本当に辛くてしんどくて
こんな時
明日夢がいてくれたら……
そんなことを考えた時
さっき見た夢を思い出した
明日夢
明日夢
あれはどう言う意味だったのだろう?
愛紗
琴音
琴音
琴音
愛紗
愛紗
もう二ヶ月以上も月経が遅れていることを説明
最初はホルモンの異常か何かだと思っていたし
子宮系の病気だったら!?と思ったこともある
でももしこれが病気ではなかったら……
琴音
琴音
琴音さんの言葉に黙って頷いた
琴音さんも私も同じことを考えていた
しばらくして名前を呼ばれて診察室に入ると
問診票を見た医師から婦人科の検査をすると告げられ
芳賀(産婦人科医)
担当の医師が登場
芳賀(産婦人科医)
芳賀(産婦人科医)
もしかしたら……
急にそんな意識が高まり緊張感が増していく
一通りの検査が終了し
芳賀(産婦人科医)
芳賀(産婦人科医)
担当医から結果を聞かされる
愛紗
渡された写真には小さな豆粒のようなものが写っていて
芳賀(産婦人科医)
愛紗
愛紗
芳賀(産婦人科医)
芳賀(産婦人科医)
明日夢
明日夢
あれは予知夢だったのか
明日夢に会いたいとずっと思っていた
だからこうして
過去からではなく今
私のお腹の中に宿ったのかもしれない