10年後の約束(下)

僕が狐になった日は、君の命日だった。

高校１年生になったばかりの
イケメンでもない平凡な僕に急に話しかけてきた隣の席の女の子。
話していくうちにその子は不思議で、
でもどこか大人っぽくて。

ある帰り道のこと。
一緒に歩いている時のこと。

急にその子は僕にこんなことを言ってきたんだ。



「嘘ついたことある？」って───────

校舎裏の思い出

そこには，いつも1人で居る人と，常日頃から
周りに囲まれて生きてきた人が居た　．
そんな1人と1人が，なんでもない日に
＂たまたま＂校舎裏で出逢ってしまう時　．
そこから物語が始まる　__________

追憶の探偵

探偵事務所を持ちながら、売れない探偵の明智春は、元ピアニストで現名探偵の神津恭の幼馴染みであり、相棒であり、恋人だった。

十年間という長い間離ればなれだったこともあり、神津に中々素直になれない明智は曖昧な恋人として彼の隣にいる状況。
空白の十年、そして二年前の出来事。
キスも恋人らしいことだってするのに、その全てが恋人のまねごとのように感じてしまう明智。また二人の住んでいる街では爆破事件や殺人事件、誘拐事件が相次いで起きていた。

そんなある日、明智の元に大きな依頼が舞い込んで――――？

探偵×探偵の恋愛譚。


※『百日草の同期』の一年後のお話です。読んでいると、面白い部分はありますが、未読でもOK
※R15程度の暴力描写アリ
※タグ注意

Dear

Dearと言う曲の考察をストーリーにした感じです！　曲を知らなくても楽しめると思います！
🍏さん出てきます！

水泡に帰すフェンネルよ、今咲き誇れ

私がとある曲を聴いていてふと思いついた切なくて息苦しい、そんな太宰と中也の裏切りのお話です。
太宰に片思いを募らせる中原中也と親友、織田作之助の願いを聞くために組織を裏切る太宰治の苦しくて辛い、そんなお話をどうぞ心ゆくまでご堪能ください。

◇フェンネルの花言葉 · · · 裏切り◇
◇水泡に帰す · · · 努力が無駄になって終わること◇
◇ここだけの秘密 · · · 水泡に帰す↪水泡にキス◇